まだまだ続きます、バレエ・ダメンズ・グランプリ結果発表!
このあたりから、徐々に「ヤバい男」が増えていきますので、ご注意ください😅
あと、この企画をやってみて思ったのは、バレエの男のヤバさは、現代でも通じるものがあること。
まさか、クラシック・バレエをテーマに、浮気性、嫁姑問題、モラハラ…等を語る日が来るとは、という感じですが、その普遍性こそ、古典が古典たる所以。(絶対に違う😂)
第6位
ドン・ホセ(「カルメン」)
「ファム・ファタール」の代名詞としても語られる、魔性の女性カルメンを愛してしまったドン・ホセ。
真面目な男が、徐々に人生を狂わせていき、最後は破滅を迎える悲劇的なストーリー。
「カルメン=男性を破滅させる女性」として、悪者扱いされがちですが、今回は、審査員長ミルタ様が、ドン・ホセのヤバさをたっぷりと暴きます。
故郷から出てきて、真面目に働いていたドン・ホセが、カルメンの魅力に負け、彼女を取り逃すところが、最初の過ち。
これ、あまりにも真面目すぎると、ちょっとクラっときたら、直ぐにのぼせ上がって、我を忘れてしまうところが、まずアウト!
「彼女が誘惑してきた」と主張しても、自分の意思で、取り逃した事実は変えられません!
当の本人は、「ここで俺は、お前に貸しをつくった」くらいに思っている気がするのですよ。
この「お前のために、これだけやってあげた(から報いてよ)」という、どこか上から目線な態度、彼のヤバさの元凶では?
ダメな男に限って恩着せがましい、これは現代でも変わらないです。
ヴィヴィアナ・デュランテ(カルメン)&熊川哲也(ホセ)
そもそも(特にオペラでは)、カルメンは、「自分は自由気ままである」と、最初から宣言しているわけですよ。
「私は一途よ」と言っていたのに気が変わったのであれば、カルメンも悪いですが、有言実行でしょう?
最初から分かった上で、それでも付き合ったのはお前だろ!と言いたい。
ドミニク・カルフーニ(カルメン)&デニス・ガニオ(ホセ)
マヤ・プリセツカヤ(カルメン)&アレクサンドル・ゴドゥノフ(ホセ)
更に、ホセは、とにかく究極のマザコン。
母のためであれば、月までも行くのではと思うくらい、「お母さん」という言葉に弱いです。
だからこそ、女性に対しても、「母の愛」や「無償の愛」を求めがち。
これだけ、「カルメン、カルメン」と言って、すがっているのだから、彼女も応えてくれるだろうという思い込みがあります。
「私は、あなたのお母さんじゃない!」と、全ての男性が震え上がる台詞を、言われるやつですわ。
カルメンに言われたら、人殺しも厭わない、ヤバい愛
そして、最悪なのは、捨てられたときの態度。
どこまでも往生際が悪い!
現代であれば、スマホのバッテリーが切れるまで、着信を鳴らして、メッセージも送りつけ、挙句の果てには、バイト先まで現れるヤバいタイプ。
「俺はお前のために、全て捧げただろ!」と逆ギレし、挙句の果てには、自ら手を下してしまうのは救いようがありません。
バレエのダメンズ、間接的にヒロインを死に追いやるのはいっぱいいますが(さりげなく怖いこと言った😂)、自分の手で殺してしまうのは、ポイント高いですよ。
女性に手をあげるのは、本当に最悪です!
というか、ここまで罪を犯せるホセさん、絶対に選ぶ職業を間違えただろ。進路指導の先生、誰だよ。
ジジ・ジャンメール(カルメン)&ミハイル・バリシニコフ(ホセ)
レジェンド、熊川哲也様。御年43歳でのホセ!
(皆様からのコメント)
”原作だと特に衝動的すぎて恐怖しかない人物。バレエだと多少は人間らしさもあるけれど複数の人を特に女性の殺害は他にはないほど凶悪”
”ナルシスト系ストーカーおよび激情型殺人者 許せるわけがない!!笑 自らの手で殺すとは・・群を抜いてダメすぎる。他の候補者は、精神力弱すぎ系のダメンズなので怒りというか情けなくて叱咤したくなる。”
”どの時代にもマザコンのクズ男、DVクソ野郎はいるんだなぁという謎の説得力”
”1番の犯罪者”
”天性のダメンズというよりはファムファタールの歯牙にかかった、ある意味可哀想なダメンズ…ということで一票!”
ヤバいイケメン・セレクション(プティ、バリシニコフ、ルグリ、ル=リッシュ、ボッレ、ゼレンスキー)
ズルマ:これなら、誰に殺されても本望よ!日替わりでも!
ミルタ:お前、何年ウィリーしてるの?
