格差と戦争にNO! -197ページ目

今こそ沖縄の基地強化をとめよう!11・28集会

11月28日

今こそ沖縄の基地強化をとめよう!11・28集会


今こそ沖縄の基地強化をとめよう!11・28集会

1128日、今こそ沖縄の基地強化をとめよう!1128集会が東京で行われた。主催は沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック。

最初にヘリパッド建設阻止を闘う高江現地のビデオが上映された。

沖縄から安次富浩さん(ヘリ基地反対協議会代表委員)が辺野古について報告。「沖縄のこれまでの闘いを見れば、体を張らなければ基地を阻止できない。現在、辺野古で行われている現況調査はジュゴンは来ないから海を埋めていいという結論を得るのが目的の調査。

 5月、海上自衛隊ぶんごが辺野古にやってきたが、これは45年の沖縄戦のフィルムとオーバーラップした。海自・海保の船で住民運動を弾圧する21世紀の琉球処分だ。体を張って阻止しなければ政府の暴虐を潰せない。

 米国のジュゴン裁判で米軍資料で、新基地に3箇所以上の洗機場、普天間基地にはない装弾場など普天間以上の機能を要求していることが明らかになった。大浦湾は軍港化され、ジュゴンはすめなくなる。

 デタラメな方法書を出した政府は、2014年使用開始まで時間がないと焦っている。絶対に辺野古に新基地を作らせない。固い決意と怒りをもってたたかっていきたい」

続いて

山城博治さん(沖縄平和運動センター・事務局長)は嘉手納、キャンプハンセン、下地島、高江など各地で強められる米軍と自衛隊の基地強化・建設、軍事使用、日米共同訓練などの軍事一体化の動きについて報告した。

山内徳信さん(参議院議員)が国会報告に続いて、各団体からの発言が行われた。

会場で集められた辺野古・高江へのカンパが安次富さん、山城さんに手渡された。








11月18日 ストップ再処理 パーティー&パレード

1118

六ヶ所再処理工場の2月本格稼働をとめよう

ストップ再処理 パーティー&パレード











1118日、「NO NUKES MORE HEARTS」ストップ再処理 パーティー&パレードが東京・日比谷野音で開かれた。角砂糖五個分だけで全国人口を全滅させるプルトニウムを生み出す再処理は必要なないとアピールした。

 昨年試運転を始めた青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場の本格稼働が08年2月に予定されている(11月予定から延期)。再処理工場からは試運転でも放射性物質の放出が続いている。

 再処理では通常の原発が一年の運転で出す放射能量を一日で出す。毎日大気中に世界最大の原発である柏崎刈羽原発(震災で停止中)の5千倍の放射能をまきちらし、同じく8万倍の放射能廃液を海中にたれ流す。

 18日、日比谷野音でのパーティ(集会)には千人が参加。ピーター・バラカンさんなど様々な市民、アーチスト、クリエーターなどによるトークとライブが行われた。

 青森の山本若子さんは「アメリカのネイティブの言い伝えでは『自然は子孫からの借り物』。再処理工場は95年運転開始の予定だった。私たちは一万人訴訟などがんばってきたが、止められなかった。

 昨年試運転で330ベクテルの放射能が流されている。核のごみの1%のプルトニウムを取り出す再処理はリサイクルではない。六ヶ所は豊かな海に囲まれた土地。それを壊してきたのが核燃サイクル。人間に知恵があるのなら変えられる。一緒にがんばってください」

 木下Davidさん(プロサーファー)は7月にこの問題を知り、4ヵ月でサーファー人口の一割に相当する10万人の反対署名が集ったことを紹介。稼働を停止する以外にないと訴えた。

 川田龍平さん(参院議員)は「一人一人が国の政治に関心を持ち、行動することで必ず変えていける」

 その後、ストップ再処理を訴え、銀座をパレードした。

【報告】グローカル座標塾「働くということ」

1116

グローカル座標塾第4期 

第2回「働くということ」



1116日、グローカル座標塾の第4期(0710月~083月)の第2回講座「働くということ」が開かれた。

前回の「格差と貧困の現在」に続いて、格差・貧困の原因となっている雇用・労働問題がテーマ。



この日の講座でも、講師の白川真澄さん(ピープルズプラン研究所)がレジメをもとに講演。



労働法制改悪=労働契約法が国会上程され、成立させられようとしている状況(その後成立)を踏まえて、現在の「働くということ」=雇用労働状況、働かせられ方について講演。



講演では、人間にとっての労働、マルクスの労働観、現代における労働の変質、非正規雇用・長時間労働・過労死・不払い残業が拡大・横行し、多数のワーキングプアに生み出されている現代の日本で働くつらさ、「多様な働き方」「自由な働き方」という謳い文句で進められてきた新自由主義の労働市場「改革」について講演。最後に、オルタナティブとしてのベーシック・インカム=「基本所得」について話した。

講演を受けて、休憩後、討論が行われた。

そもそも請負労働・偽装請負というのはどういう形態の労働か、直接雇用、派遣労働との違いに関する質問に始まって、交通機関などで請負労働で働いている人など受講者が直接・間接に体験する深刻な「働くこと」=非正規雇用・労働の実態について発言が相次いだ。労働契約法反対運動について報告などについて発言が続いた。



ベーシック・インカムを導入して全員に所得保障をしたら働く人がいなくなるのではないかという質問に関しては、白川さんはベーシック・インカム賛成の立場から、むしろ自分の好きなことができることが保障されることによって働く人は減らない、勉強・技術取得ための所得が補償されることが経済発展につながるという説を紹介。


むしろ、財界が年金問題で企業負担を軽減する目的で全額税方式賛成に最近転じたように、ベーシック・インカムに企業がただ乗りするのを封じ込める制度設計にしなければならないと指摘した。



次回の第3回講座は、08年1月18日(金)に「「安全」を守る」のテーマで行われる。



グローカル座標塾

http://www.winterpalace.net/zahyoujuku/