格差と戦争にNO! -186ページ目

【呼びかけ】4.13三里塚・東峰現地行動へ

4.13三里塚・東峰現地行動へ
2010年3月B滑走路供用開始策動を許さない!
「東峰の森」伐採糾弾! 東峰住民の生活を守ろう!


 成田空港会社は暫定滑走路の北側延伸に伴う新誘導路建設のため「東峰の森」を伐採し、工事を進めている。
 「東峰の森」は東峰住民が長年入会地として利用してきた。空港会社(当時空港公団)もそれを認め、緑地帯として保全するとして動植物の生態調査まで実施し、その管理については住民と相談して行い、一方的に対処しないという確約を住民との間で行っていた。
 しかし、空港会社は新誘導路の建設が決まり、それが「東峰の森」にかかるようになったとたん、住民が伐採に反対したにもかかわらず、約束を反故にして森の半分以上を伐採してしまったのだ。
 新誘導路の建設によって東峰の用地内住民は完全に四方を空港設備に囲まれ、地上を自走する航空機、上空を離着陸する航空機の騒音や排気ガスにみまわれることになる。これは住民追い出し攻撃以外のなにものでもない。空港会社はそうして用地内住民を追い出したうえで、さらに南側を延長し3500メートル級の滑走路を完成さようと目論んでいるのだ。空港会社の森中社長は、年頭の記者会見で南側延長の野望を語っている。
 東峰の用地内住民は、このような空港会社のあくらつな攻撃、苛酷な環境に屈することなく日々の農業、生活を営んでいる。


成田空港による生活・環境・生存権破壊にNO!


 空港会社は昨年暮れ、航空機の発着回数を現在の年間20万回から30万回にしたいという考えを明らかにした。国と空港会社(当時公団)は、円卓会議の最後に20万回を限度とする約束し、反対同盟や地域の住民との間で合意事項として確認し、その後、暫定滑走路の北側延伸後も22万回と地元と合意してきた。
 空港会社は発着枠増加の理由を多くの外国の航空会社が乗り入れを希望し、待機しているからと説明している。羽田空港の国際化が進む中、空港会社は利権を奪われることに危機感を抱く地元経済団体や県、周辺自治体の意向を背景にして1.5倍の発着枠増加を「試算」として打ち出してきた。
 このような歴史的な経過を無視して、一方的に大幅な増加を打ち出してくることに対して、騒音被害が増大する周辺住民の間から反発、不安が起きている。
 空港会社や航空資本、関連産業の飽くなき利潤の追求のために住民の生活を破壊する増便計画を断じて許すことはできない。
 横風滑走路予定地の横堀地区では昨年より買収済みの用地で工事が進められ、整地
作業や舗装工事が行われている。そして、今年に入って反対同盟の鉄塔や団結小屋を
取り囲むように18本ものコンクリートの高い柱が立てられ金網が張られた。それはま
るで鉄塔を囲む「象の檻」のようだ。こうして周辺の舗装を進め、誘導路や駐機場と
して整備しようとしている。


戦争のための空港の軍事利用・拡大に反対!


 日米安保体制下で米軍─自衛隊の一体化が進み、有事法制により米軍が空港を優先使用することが保証されている。いまや軍事空港か、民間空港かはさして問題ではない。空港整備はそれ自体、戦争遂行の重要なインフラとしての役割をもっている。それ故、空港の建設、機能の拡張は経済性を越えて緊急の要請となっている。成田の滑走路延長、横堀の舗装工事の推進をそのような視点からもとらえる必要がある。
 現在でも航空自衛隊のイラク派兵やPKOゴラン高原派兵など自衛隊外国派兵の拠点として成田は繰り返し使われている。成田空港の軍事使用に反対しよう。東峰用地内で暫定滑走路に反対して不屈に闘い続ける農民に連帯し、4.13東峰現地に結集し共に闘おう。


日時 4月13日(日)


横堀地区現地調査/正午、横堀研修センター集合 (京成東成田駅地上11時20分集合、送迎車アリ) 

集会/午後1時30分、東峰共同出荷場  デモは開拓道路のコース(予定)
(京成東成田駅地上12時40分集合、送迎車アリ)

・主催 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会
 連絡先 東京都千代田区三崎町2-2-13-502 じゃがいもの会気付け
三里塚現地連絡先 〒289-1601 千葉県山武郡芝山町香山新田131-4 山崎方 電話&FAX0479-78-0039


京成線上野発(特急)~成田駅乗り換え東成田駅への時刻表
横堀地区現地調査から参加する方 
上野発10:03 成田11:10着 芝山鉄道に乗り換え 成田11:15発 東成田11:20着地上へ、送迎車待機
集会・デモに参加する方 
上野発11:23 成田12:30着 芝山鉄道に乗り換え 成田12:35発 東成田12:40着地上へ、送迎車待機

2007年12・9東峰現地行動

【報告】3・1朝鮮独立運動89周年 日韓民衆連帯集会

【報告】 3・1朝鮮独立運動89周年
今こそ日朝正常化を!日韓民衆連帯集会
~平和と統一に向かう朝鮮半島と私たち~


3月1日、3・1朝鮮独立運動89周年 今こそ日朝正常化を!日韓民衆連帯集会が都内で開かれ、130人が参加した。

 最初に映画「日韓併合への道」が上映された。
 続いて渡辺健樹さん(3・1集会実行委員会)が「東アジアの平和と日朝正常化」と題して報告。「日本と朝鮮半島との関係は不正常な関係が未だに続いている。ブッシュ政権は政策転換し、北の体制が崩壊する可能性がないことを認めた。いやでも、交渉せざるを得ない。平和と日朝正常化を求める我々の声を強めていこう」
 続いて、三人から発言。「日本軍「慰安婦」問題-強まる日本政府への国際的包囲」と題して東海林路得子さん(VAWW-NETジャパン)、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田正司さん、岩国市長選について上原公子さん(前国立市長)が発言した。

 第二部では、ノレの会が韓国民衆歌謡を歌い、力強い歌声に拍手がわいた。

 続いて韓国ゲストのハン・チュンモク韓国進歩連帯運営委員長の特別講演「イ・ミョンバク新政権の誕生と韓国民衆運動」が行われた。進歩連帯は昨年秋に新たに結成された韓国社会市民団体の連合体。

 ハンさんは「昨年12月の大統領選挙で保守のイ・ミョンバクが当選した。進歩派の民主労働党のクォン・ヨンギル候補の得票率は3.9%(02年)から3%に低下した。
 進歩勢力は敗北への徹底的反省で革新・刷新し立ち上がらなければならない。これからの5年間を考えれば暗澹たる思いだが、民衆運動の底力を発揮するときだ。
 米国・イ政権は北への圧力強化の誘惑にかられるかもしれないが、強硬北政策は限界。60年間の政策は成果を挙げていないし、企業も望んでいない。交渉進展には、4月米国がテロ国家指定解除をするかどうかが焦点だが、3月の米国務省内の審査で結論が出るだろう。
 4月9日国会議員選挙だが、世論調査では与党ハンナラ党の圧勝が予想されている。
 イ大統領は経済大統領を自称しているが、財界重視の新自由主義政策をとっている。大運河構想は環境破壊とバブルを招くだけ。社会の二極化が進み、利益を得るのは数千人の成金で、数千万の民衆には不利益をもたらす。一年以内に政権と進歩民主勢力は対決することになるだろう。
 今年は建国60年で、済州島四・三抗争から60年。ノムヒョン前政権は四・三蜂起特別法を制定し、今年は政府が60年式典を行う。大韓民国に真っ向から反対した四・三蜂起と韓国政府には矛盾があるわけで、この十年の間に進んできた過去史清算などを逆戻りさせる動きがイ政権から出ている。だが、闘いとった民主主義を守り抜く。
 この中で進歩勢力の政党である民主労働党が分裂の危機にある。残留派は『従北主義』のレッテルが貼られている。このままいけば選挙は敗北するだろう。
 結論として、今年のキーポイントは米朝関係となる。第二に、イ・ミョンバク政権は極悪非道の新自由主義政策をとり、そのことが逆説的に進歩勢力の団結を促す。この闘いを主導することで進歩勢力は再び民衆の信頼をえることができる。
 我々は日本の市民社会運動と連帯したい。進歩勢力の反省・革新を見守ってほしい。共に闘いましょう」





【案内】講座「いま地域、農村、農業は」3月21日

【案内】講座「いま地域、農村、農業は」3月21日


グローカル座標塾第4期オプション企画
【いま地域、農村、農業は】


[日時] 08年3月21日(金)午後6時半~9時
[特別講師] 大野和興さん(農業ジャーナリスト)
[コメント] 白川真澄さん(ピープルズプラン研究所、座標塾レギュラー講師)
[会場] 文京シビックセンター3階
○東京メトロ南北線・丸の内線「後楽園駅」徒歩1分○都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分○都営バス「春日駅前」徒歩0分○JR総武線「水道橋駅」徒歩8分
https://www.yoyaku.city.bunkyo.lg.jp/reselve/k_InfoShow.do
[参加費]  1回1000円。要申込


いま、大都市と地方の格差が大きな政治問題になっているが、地方の社会は崩壊寸前である。「限界集落」はその象徴であり、そのうち2600の集落が近い将来消滅すると言われている。森林や水源を守ってきた地域コミュニティがなくなることは、自然環境に取り返しのつかない打撃を与えてしまうだろう。グローバリゼーションの大波を被って小さな農家が潰れることは、安全な食べ物を提供する生産者が姿を消すことに行き着く。そんな厳しい状況のなかで、しかし、地域の自立や農業の再生をめざす創意工夫も育ってきている。農業ジャーナリストとして全国の地域や農村を歩いてきた大野さんに、その現状と新しい試みを語ってもらいます。


【講師紹介】
大野和興(おおの・かずおき)さん
農業ジャーナリスト。1940年、愛媛県生まれ。
日本とアジアの村を歩き、現場から発信。脱WTO草の根キャンペーン実行委員会事務局長などとして、開発やグローバリゼーションに対峙する運動に身を置いている
著書に『食を奪いかえす!』(有斐閣)『日本の農業を考える』(岩波書店・ジュニア新書)『百姓が時代を創る』(七つ森書館)ほか


[連絡・申込先] グローカル座標塾
東京都千代田区富士見1-3-1上田ビル210工人社
tel03-3264-4195
fax03-3239-4409 
http://www.winterpalace.net/zahyoujuku/