「ルーティンの設定1」に続きます。
パッティングのルーティンの設定として、最初にあげているのが「グリーンを読むルーティン」です。
ルーティンというか、これはテクニックと感じる方が多いと思います。私もそう思いました。
こういうところからルーティン化するというのが心理学博士のJ・ペアレントさんの真骨頂ですね。
ちょっと脇道ですが、以前聞いた話。
あのイチローは毎日カレーを食べるそうですね、奥様の手作りの。
試合中もイチローはルーティンの塊みたいな準備運動をやってますが、考えようによってはカレーを食べるところから既にルーティンに入っているのではないでしょうか?!
それだけヒットを打つためにルーティンを大切にしているように思います。
ペアレントさんのグリーンを読むルーティンは以下のように書かれています。
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グリーンを読む作業は、グリーンに上がる前に既に始まっていなければならない。
まず、最大限の視界で周囲を見回す。そして山や海などのすべてのグリーンに及ぼす影響のパターンを記憶し、その関連のもとでコース全体の地形を眺める。
グリーンに近づく際は、グリーンエッジの周辺に高低差がないか調べる。
また、カップが切られた地点で”フォールライン”(*1)を見つけること。これは、パットが転がる方向を示すラインのことだ。
ボールをマークしたら、マーカーの後ろに立って、カップまでのおおよその通り道を見つける。
パットの通り道を読む際は、まず直感を働かせて最初のひらめきを大切にする。(中略)
ボールとカップの間を歩き足の裏で傾斜を感じながら、読みの精度を高めてゆく。
カップの事実上のセンター(自分のボールがグリーンを経由してカップに転がり込んで欲しいと願うカップエッジの特定のポイント、 *2)をどこに設定するかを決める。
そして、カップのそのポイントから逆にマーカーの方向に視線を走らせて、通り道をイメージする。
その後、ボールをマーカーの位置に置く。
ボールの表面のライン(*3)を目印として使いたければ、その線をパットの通り道の入り口に合わせる。
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*1:スキーでよく使われる言葉。ボールが自然に転がる方向、最大傾斜線のことです。
*2:これは傾斜とタッチによって変わってきます。
*3:いわゆるボールのナビライン。
これの使い方は李京勲のようにやると安心です。
→「ホンマカップ最終日」
こういうことはゴルファー誰も直感的に行っていることですが、その方法を順序立ててシーケンスに従ってやること(ルーティン化)の大切なことをペアレントさんは述べておられます。
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