小学校4年生の頃、

 

 

長女と

【友だちとどうコミュニケーションを取るか】

という話になった時

本音を伝えるのを諦めた方がいい!

と思っていることがわかった話。

 

*****

 

私 「相手に自分の思いや考えを伝えることって大事だよね」

 

長 「確かに、相手に 【自分がどう思っているか】 とか

【どう感じたから、そうしたか】 とか伝えるのは大切だと思うけどさ、

 

それが相手の思いや考えから想像がつかないと、

相手は意味がわからないから

『言い訳するな!』とか

『嘘つき!』とか言われるんだよ。

 

「そうじゃないよ」って言い返すと、今度は

 

『まだ、そんなこと言っているの?』って呆れられたり、

『ハイハイ』って流されたりするんだよ。

 

例えば、くじ引き900枚の内、当たりが2枚くらいの確率で

わかってもらえる時もあるけれど、

ほとんどはハズレだから、本当のことを言っても、

相手が納得する答えと違うと、

なかなか信じてもらえないんだよ。

 

信じてくれない!

 

 

仲のいい子だと、くじ引き50枚のうち、5枚くらいの確率になるから

まだ伝えてみようと思えるけどさ、

 

でも、そんな掛けをするくらいなら

相手に言うのを諦めた方が、

信頼関係が作れるんだ。

 

『あの子は、ああやっていつまでも言うよね』って言われたら

もっと信頼関係壊れるからね。

相手を大事に思うから

自分のことは言わないでおこう と思うこともあるんだよ。」

 

 

ホントは違うけど…そうだといういことにしておこう

 

*****

 

 

この話を聴いて、その通りだよなあ…

これは私たち大人の責任も大きいのかも知れない…と感じました。

 

 

もし、相手の考えや思いが自分の想像を超えたものだった時、

相手が言ったことを、まず「そうなんだね」と受け止めずに

「それは言い訳だ!」「嘘ついている!」「あり得ない!」「違う!」

とイキナリ判決を言い渡していたら、

確かに違う意見は言いづらくなりますよね。

 

 

それに、話を聴く目的が

【間違っている】【合っている】【いい】【わるい】というカテゴリーに

振り分けることになってしまうと

無意識に相手は自分の意見を

気に入るような答えを出すかも知れません。

 

相手が大きい存在なら尚更

怒られたくないし、嫌われたくないから、相手に合わせた答えを出したほうが無難。

その方が一見いいコミュニケーションが取れるような気がするんですよね。

意見の対立がないから。

 

「なんでナス持っているの!」って言われたら、「好きなの♪」って言っておこうっと。

 

 

もし、こういうコミュニケーションを見たり体感していたら

そりゃ、相手の望む答えを言うことがコミュニケーションになりますよね。

 

でも、これからのコミュニケーションは、どちらが正しいではなく、

どちらも正しいからどう組み合わせていくか

がコミュニケーションに必要な考え方になってくると思うのです。

 

日頃、私たちが、

 

子どもとどういうコミュニケーションを取っているか、

どういうコミュニケーションを見せているか

 

それが子ども達のコミュ二ケーションにも反映されているし、

そこをとても問われた気がした話でした。

 

 

 

右矢印共感多めのコミュニケーションを止めた方がいいと思う理由

 

 

 

右矢印コミュニケーションはやり方だけではありません。

 

 

 

下矢印 あり得ない!と思った時にどう考えていく?という体験談