A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC



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2006年中国ベトナムの旅(2026Mix)その4

前回からの続きです。

 

 

 

4月30日。

この日はドンダンから首都ハノイへ向かいます。

ハノイへは列車で行く予定だったので、朝9時にホテルをチェックアウトしてドンダン駅へ向かうことにしました。

 

その辺にいるバイクタクシーを捕まえてドンダン駅に到着・・・するはずだったのですが着いたのは全然違う別の場所で、駅ですらない。

ここはどこや?

「いやドンダン駅へ行ってくれと言ったんだが?」

と文句を言うも、どうやらこの兄ちゃんは全く英語を理解していない様子よ。

 

というわけで、しゃあないので二人で英語のわかりそうな見た目の人(?)に声をかけていくことにしました。

異国の地で朝っぱらから何やってんねん、と。

なんという珍道中。

 

何人目かに声をかけた若い女の子が英語のわかる子だったので、その子を介しての伝言ゲーム。

5分ほど走ってようやくドンダン駅に到着しました。

 

 

で、そのドンダン駅ですが誰もおらん。

駅の構内や窓口には駅員の姿すらありません。

改札も閉まったままで静まり返ってます。

どういうことや?

次から次へとハプニングですよ。

 

どないしたもんかと駅前で思案していると一人のおっさんがワイに近寄ってきて、

「ノー・トレイン。トゥデイ、ノー・トレイン。」

とか言ってきました。

 

今日は列車がない・・・だと?

休みなのか?

いや鉄道に休日とかあるんか?

ひょっとして日曜日やからか?

メーデーのストライキにしては一日早いしな。

おっさんに理由を聞くも「ノー・トレイン」を繰り返すばかりです。

 

ハノイに行きたいという旨をおっさんに伝えると、

「ランソンからハノイ行きのバスが出てる。ランソンまではオレがバイクで送ってやる。」

と言います。

結局そのおっさんもバイクタクシーの運ちゃんでしたとさ。

 

 

ランソンのバスターミナルまでは20分くらいかかりました。

移動途中の風景は水田が広がり遠くにはさほど高くない山が続いておりなんだか日本の田舎のようです。

 

ターミナルに着くなり何人かがわらわらと近づいて来て、ワイがハノイに行きたいというとおっさんが

「わかった。じゃあこれに乗れ。」

とバスに乗せられました。

 

どこにもハノイ行きとは書いておらず、

料金がいくらなのかもわからず、

いつ出発するのかもわからず。

 

でっかい駐車場みたいなところにバスが十数台停車しているだけで案内板とかも特になく、係員ぽい人も見当たらずの謎過ぎるバスターミナル。

そしてバスがやけにボロボロなんやけど大丈夫か?

 

不安になったワイは何人かの乗客に話しかけ、筆談で何とかこのバスはハノイ行きだということ、10時半に出発すること、料金は50,000ドンということがわかりました。

 

なぜかバイクもバスに乗ってます。

いろいろ適当過ぎるんやけど、だがそれがいい。

 

 

 

バスに揺られること約3時間、1時半頃に何の感動もなくハノイに到着。

思えば遠くへ来たもんや。

 

バイクタクシーでハノイの中心街まで行ってもらい、適当にその辺のホテルにチェックインしたあと街をふらつきました。

あちこち歩き回ったんやけど、ハノイは騒々しいな。

さすが首都・・・なんか?


 

街を歩いているだけでいろんな人が声をかけてきます。

店先の人、バイクタクシーの運ちゃん、果物売りのおばちゃん等々。

 

特にバイクタクシーの運ちゃんは本当に鬱陶しいです。

目が合うと後部シートをポンポンと叩いて乗れという仕草を見せて声をかけ、時にはクラクションを鳴らしたり大声を出したりして観光者の注意を引こうとします。

そのくせいざ乗ろうとすると値段を吹っかけてくるし、簡単な英語が通じなかったりするので始末に終えません。


 

 

夜はオープンテーブルの店でラーメンを食べます。

フォーを食べようと思ったのですが、他の客が食ってるラーメンがおいしそうだったのです。

 

 

 

その辺を適当に散歩してハノイの夜は更けてゆくのでしたとさ。

 

 

~その5へ続く~

 

2006年中国ベトナムの旅(2026Mix)その3

前回からの続きです。

 

 

 

さあいよいよ国境超えです。

「友誼関」というかつての国境の関所跡が残っています。

へへ、はるばる来たぜ、国境。

 

 

超ワクワクドキドキしたものの、この友誼関を越えると普通にイミグレーションの建物がありました(そらそう)。

で、出国の手続きをしたのですがその横が中国の入国手続きするところになってるんです。

 

そこでピコーンときたオレはまず

中国出国してベトナム入国

ベトナム出国して中国入国

再び中国出国してベトナム入国

というヒマなことをわざわざ時間かけてやりました。

 

さすがに2度目の時は、出国窓口の兄ちゃんもワイの顔を覚えていて、

「ん?オマエはさっき出国したではないか!」

みたいなことを言い、トランシーバーで別の局員を呼んで二人で何やら話しています。

 

で、ワイは聞かれてもいないのに、

「いやーベトナムに行こうとしたら間違えて中国入国の手続きをしてしまったんですよすいません。」

などと言って再び出国しました。

というワケでワイのパスポートにはこの日の中国出国とベトナム入国のスタンプが2つ押されてます。

 

国境を陸路で越えるという目的達成は非常にあっけないものでした。

まあそんなもんですな。

 

 

 

というわけで初ベトナム。

まずはでタクシーでドンダンという町へ。

初めて訪れるベトナムの町を歩き回りながらレストランっぽいとこでビール&メシ。

「ああ、遂にワイは国境を越えてベトナムに来たんやな」

などと感慨に耽りながら一杯やるのです。

 

そして適当にホテルを見つけてチェックインし、クーラーの効いた部屋で昼寝。

ベッドで横になって寝るのがこんなに気持ちいいとは!

 

 

夜7時頃目を覚まし、外へ出てその辺のメシ屋でビールとフォーを注文。

まあ普通に美味しかったです。

これで18000ドンでした。

高いんか安いんかようわからん。

 

 

フォーの店を出てその辺をふらついてると焼き鳥の露店を発見。

そこでまた一杯やります。

ビールが冷えてないのは残念でしたが、焼き鳥は香ばしくて美味しかったです。

ていうか一串がデカ過ぎよ。

あと、フランスパンを串に刺して焼いて中に焼き鳥をはさんで食べるバインミー的なヤツがあって、それがむっちゃおいしかったです。

考えてみりゃベトナムはフランス領やったもんな。

 

ドンダンではなぜか野良犬が多かったです。

この焼き鳥屋の周りにもおこぼれを与ろうと数匹の犬がうろうろしていて、ワイは犬の頭をなでながらぬるいビールを飲んでました。

 

 

 

ほろ酔い気分で酔歩してホテルへ帰る道すがら、なにやらオープンテーブルで楽し気に飲んでいる若者たちに声をかけられました。

どうやら「こっちに来て一緒に飲もうぜ!」とか言ってる様子です。

10人くらいいたのですが、みんなだいぶ酒が入っているみたいでなんだか大いに盛り上がってます。

というワケで同席することにした。

彼らが飲んでいたのはベトナムの焼酎で、お猪口のようなショットグラスにその焼酎を注がれて「飲み干せ」というジェスチャーをするので一気にやりました。

ワァー!パチパチ!と歓声と拍手の嵐です。

 

で、そっからみんなで乾杯しまくりでムチャクチャ盛り上がりました。

どうやら仲間の一人(上の画像の左のヤツ)が結婚してこないだ子供が生まれたばかりとかでそのお祝いで集まった様子です。

もうみんな終始笑顔よ。

 

「くそーオレもはよ結婚して子供ほしいわ」

「いやおまえそもそも彼女もおらんやろ」

「なんかええ出会いないかなー」

とかそんなことを言うてて、そういうのは古今東西・古内東子どこもおんなじよな。

 

「ところであなたは結婚してるんですか?」

「いやワイも独身なんよ」

「じゃあオレらと一緒やないスか、よし!じゃあ同じ独身仲間に乾杯!」

てな感じで盛り上がったのです。

 

酔っ払いと独身貴族の謎の仲間意識。

結婚は人生の墓場、独身は人生の酒場。

 

いい感じに酔っ払って日付も変わる頃、そろそろホテルに帰ると言ってお金を置いていこうとすると、彼らは

「お金なんかいらんで」

と言います。

ワイは、

「いや、自分の飲んだ分くらいは払うよ」

と言ったのですが彼らは言うことを聞かず、結局彼らはオレのお金を受け取りませんでした。

 

最高に楽しいひとときやった。
これぞまさに旅の醍醐味、旅の一期一会よ。

ありがとう、ベトナムはドンダンの優しき若者たち。

 

 

 

~その4へ続く~

 

2006年中国ベトナムの旅(2026Mix)その2

前回からの続きです。

 

 

 

4月28日(金)。

9時過ぎにホテルをチェックアウトして広州駅へ。

いい天気です。

 

 

駅前のカフェーでコーヒーを飲みながら旅の予定をぼんやりと考え、昼メシはその辺の屋台で弁当を買ってその辺に座って食べます。

ご飯の上に菜っ葉の炒めもの・目玉焼き・豚肉の甘辛炒めが乗って5元(75円)でした。

これがなかなか美味しかったです。

 

 

外はめっちゃ暑かったし特にすることもないので駅の構内で本を読んだりうたた寝したりして時間を待ちます。

 

ちなみに中国の列車の座席は

硬座・軟座・硬臥・軟臥

の4種類があり、「硬」はクッションなし、「軟」はクッションありを、「座」は座席、「臥」は寝台を意味します。

運賃が最も安いのは硬座で、ワイが買ったのはまさにこの硬座です。

 

 

なお南寧まで12時間(!)かかるらしいです。

しかも座りっぱなしですよ。

相当疲れるなと覚悟していたのですが実際は座席はそれなりにクッションが効いていて、しかも車内はエアコンも効いていて意外と快適です。

弁当やインスタントラーメン、お茶にビール、土産物までワゴンで売ってます。

 

そして時間通り(!)16時過ぎに出発。

本を読んだり車窓を流れる風景を眺めたりして時間を潰します。

 

 

 

日付が変わり4月29日。

夜の1時を過ぎたあたりから空席が目立つようになり、カップ麺を買って食べた後、空いてるシートに移動して横になってしばらく寝ることが出来ました。

 

 

南寧に到着したのは朝の4時半。

うん、確かに12時間以上かかったわ。

外は夜明け前で真っ暗です。

 

それでもまだまだ国境までは遠い。

中越国境へ行くためにはここからさらに西の憑祥(ピンシャン)という町まで汽車で行かねばならないらしい。

 

ちゅうわけで駅を出ると早速、憑祥行きの汽車の切符を購入しました。

こんな早朝でも普通に駅の窓口が開いてるのには驚きましたが、さすがにこの時間は並んでる人も少なく5分ほどで切符は買えました。

出発は朝の8時だったので近くのメシ屋で朝食をとり、その辺を散歩します。

 

 

南寧から憑祥までは汽車で4時間。

憑祥に着いて天気が良ければそのままベトナム入りしよう、天気が悪けりゃそこで一泊しよう、と地図を見ながら行き先や行動予定をその時の気分で考えるのです。

 

 

 

昼過ぎに憑祥に到着。

トータル16時間以上の汽車の旅(!)ですよ。

ええ天気やからそのままベトナム入りするで。

 

駅前は三輪バイクタクシーの呼び込みが激しく、それらをかわして昼食をとることにしました。

さすがに中国西端の憑祥までくるとベトナムっぽいというか東南アジア風味がそこはかとなく漂います。

なんとなくですが。

 

昼に食べたラーメンもベトナムのフォーに近い感じです。

なんとなくですが。

写真がピンボケだがまあ気にすんな。

 

ラーメンを食べたあと駅を出た時に見たバイクタクシーの呼び込みの兄ちゃんと目が合う。

いやみんな目を合わせてくるわけですが。

 

どうやらワイを探していたようで、見るなり彼は、

「オマエを探しとったんや。ベトナムまで行くんやろ?乗れよ。」

などとわかったふうな口をきくのです。

いやみんなそう言うんですが。

 

 

国境の友誼関(ゆうぎかん)までの距離は15Kmくらい。

友誼関に着くとバイクの兄ちゃんは、

「ベトナムドン持ってないやろ?両替したるわ。」

とか言うので、とりあえず1万円両替してもらいました。

とはいえレートの交渉に電卓を叩いたり筆談したりで、ああでもないこうでもないと両替するのに20分くらいかかったんですけどね。

1万円で125万ドンでした。

このレートが相応なのかボラれたのかはわからん。

 

 

そしていよいよ国境超えです。

 

 

~その3へ続く~

 

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