岐阜で飲み歩き その③ 二日目朝昼編
前回の続き。
前回のあらすじはこちら↓
9月24日(火)、朝5時起床。
散歩がてらコンビニで朝メシ及び朝酒を購入。
見知らぬ土地の早朝散歩はいいものです。
朝からホテルで一杯、こういうのもオツですな。
ちょうど飲んでる最中に日の出を迎えるのです。
そして本を読んだりベッドでゴロゴロしたりして11時過ぎにベッドから飛び出して飲み屋街に出かけるも、開いてる店がほとんどなく開いてる店もこれというところがなかったので商店街まで足を延ばして訪れるはワイン食堂「Akinchi(アキンチ)」。
ドリンク+前菜+主菜&バゲットというセットが2000円。
まずはドリンク、ハートランド。
うむ、なんだかんだであちこち歩いただけにめっちゃ旨い。
前菜はパテ・ド・カンパーニュ&バゲット。
なお先客は妙齢の女性二人組×3、おっさんソロはワイだけ、まあでもたまにはこういうアウェー感もいいものです(ドM)。
さらにはこういう小ジャレたお店が似合わんのです。
ドリンクおかわりでスパークリンワイン(ピンボケ)。
主菜はハンバーグ。
これがなかなか美味やった。
何ソースか知らんが妙にクセになる味やったわ(語彙力)。
幸福に空腹を満たして退店。
それから再び飲み屋街に戻るも目ぼしい店は開いておらず、訪れたのがこちら↓
「肉汁餃子ダンダダン」。
そういや演歌歌手に段田男(ダンダダン)というのがいましたな、誰も知らんと思うけど。
そして段田男の名前の元ネタはおそらくアニメ「侍ジャイアンツ」の投手「番場蛮(バンババン)」やと思うんやけど誰も知らんわな。
餃子とビールは文化らしい。
というわけで餃子とビールを注文。
さすがに肉汁餃子を謳うだけあって肉汁たっぷり(そのまま)、皮もモチモチで食べ応えのある餃子でした。
〆に魯肉飯を食べるつもりだったのですがまあまあお腹いっぱいになったので昼飲み終了。
ホテルに戻り仮眠を取って夜の岐阜に備えます。
~その④に続く~
岐阜で飲み歩き その② 初日夜編
前回の続き。
前回のあらすじはこちら↓
18時起床で飲み屋街へ。
昼飲みの〆に食った丸デブの中華そばがまだ効いていてそんなにお腹空いてない状態。
とりあえず「花串バル」というお店に入ります。
飲み屋街の一角が「花串横丁」と冠されており花串グループ(というのがあるそうです)のお店が数軒並びます。
そしてそれらのお店のBGMはビートルズで、横丁の横っちょを歩いていると風に乗ってビートルズナンバーが聞こえてきてなんかちょっといい感じなのです。
まずはビール。
はまぐりの白ワイン蒸し。
うむ、美味い。
それから海老と舞茸のアヒージョ、さらにビアーおかわり君。
ゆっくりと味わいながら食すのです。
というわけでこっからバーホッピング・・・のはずが訪れた目当てのお店が休みで、考えてみると月曜祝日というのは休みのところが多いかもな、などと今更ジローラモながら訪問候補店数軒に電話を入れるもどこも軒並み休みなのか誰も出ず。
「どっか開いてるやろ」という安直且つ安易な思考が裏目に出たな。
というわけでまさかのバー難民となりました。
で、フラフラと歩いていたら「ザ・80年代バー」なるお店を発見。
でも外観からしてどう見てもお酒を提供するようなお店には見えんのやけど、
「とりあえず一旦ここで落ち着いて次の策を練るか」などと考えて入店したらばなんと「本日貸切もえ」とのこと。
いや「もえ」とは言うてません。
こっちが「逆貸切もえ状態」やわ(謎)。
是非に及ばず(これも謎)。
というわけでグーグルマップに頼ります。
一軒一軒精査している時間なんぞないのでなんとなくの店名の雰囲気からオーセンティックぽいバーを決め打ちです。
そして結果的にこれが吉と出ました。
人生何とかなるもんです。
いや、何とかなってるからこそいつまでも学ばないというのはあるかも知れません。
いや、というよりもこうしたハプニングを楽しんでこその酒旅と言えるかも知れません(後付け)。
訪れたのは「スピークイージー」というお店。
まあそれっぽい店名よな。
モルトウイスキーとワインがメインのお店だそうで、マスター曰く
「岐阜のバーではうちが一番ウイスキー置いてるでしょうね」
とのこと。
まさかの僥倖っ。
圧倒的僥倖っ。
まずはボウモアモア(ボウモアな)を頂きます。
客はワイ一人の貸切もえ状態、心が落ち着くというのはこういうことなんやな、などとしみじみ(大袈裟)。
夫婦二人で切り盛りしており、岐阜のバー文化のこととかウイスキーの蘊蓄とかを話ながらまったりと飲むのです。
二杯目はグレン・エルギン。
初飲み、まったりと美味しいです。
それからアードベッグのコリーヴレッカンちゅうのをストレートで。
めっちゃ旨いわ。
なおこの店は三国志ラベルのボトラーズをコンプしているとかで、コンプしているのは日本でも三軒くらいしかないとのこと。
マスター及び奥さんと歓談し、最後はデザート的なヤツを注文。
PX&アイスというやつで、これは単にアイスクリームにPXシェリーとやらをかけただけのもの。
疲れていたせいかこの甘さが妙に沁みるのでしたとさ。
〆はすき家。
牛丼(並)に温玉トッピング。
やはり米食わななんかお腹が落ち着かんよな。
美味しかったです。
時間は早いがホテルに戻って就寝。
この日は約19000歩ほど歩キメデス。
長い一日やったな、などと思う間もなく一瞬で夢の中へ。
~その③へ続く~
岐阜で飲み歩き その① 初日朝昼編
9月23日(月)~25日(水)まで二泊三日で岐阜へ行ってきました。
例によって例の如く「近場の遠出」の酒旅です。
例によって例の如く時系列で垂れ流していきます。
例によって例の如く記事がいちいち冗長です。
9月23日(月)、酒旅人の朝は早い。
午前4時過ぎ(!)に起床、さてどないしたもんかいなと自宅で紫煙をくゆらせながら思案六法。
神戸から岐阜へ行くには新幹線で名古屋まで行きそこから在来線に乗り換えるのが最短かつ最速です。
駄菓子菓子、こんな早朝に目覚めた以上そんなに早く岐阜に着いても時間を持て余すだけとなるので煙草一本分考えた結果が
快速で米原まで行きそこから在来線で岐阜に行く
というものでした。
だいたい4時間くらいかかります。
「オマエ正気か?!」
などと思ってるそこのアナタ、ワイも思てますよ。
そもそもこれまで何度も書いてますがワイに言わせると現代人はね、やれコスパだのタイパだの効率重視しがちなんですよ。
たまの旅行、そんなパフォーマンス的なことは一旦忘れてゆっくりしようじゃありませんか、というのが持論であってもちろん異論は認めます。
さらに言えばワイは数時間電車に揺られるとか全く苦にならないんですね。
そら毎日そんなんやったらイヤやけどたまの旅行ならむしろ御褒美、ゆっくり本読めるやん、という思考なのです。
もっと言えば快速米原行の「米原」ってどこやろ?!とか思ったことないですか?
新快速の野洲行とか、「野洲」ってどこやねん?!ポートピア連続殺人事件の犯人か?!
ああすいません脱線しました、電車だけにな。
この日の早朝の気温は22℃、もうずっと暑かったのでこのまま一生ネバーエンディングサマーかと思われたのですが少し涼しくなって何よりようやく岡田有希子の「さよなら夏休み」の冒頭の歌詞で言うところの
♪半袖シャツでちょっぴり肌寒い季節♪
ですな、いや誰も知らんと思うけど。
日の出みりん前の誰もいない閑散とした町の風景が好きなのです。
そして早速の読書タイム、
これがあと残り100ページほどなのでおそらくは米原に着くまでに読了となるでしょう。
小説に目を落とし、ちょいちょいウトウトし、時折ぼんやりと車窓から風景を眺める、これらを繰り返して気がつけば米原、そして小説読み終え。
乗り換えてさらに本。
とかやってる間に10時前に岐阜駅到着。
なおICOCAでは改札通れずで別室で手続きしました。
ヘヘ、来たぜ岐阜。
そしてめっちゃいい天気です。
まずは駅前にある黄金の織田信長公に御挨拶。
そしてホテルに荷物を預けてまずは飲み屋街を確認。
旅先ですることと言えばまずこれよな。
11時になり、とりあえず開いてるところへ入店。
信長のように燃えさかる本能で酒を求めるのです。
すいません「信長のように燃えさかる本能」って言いたかっただけです。
なんか巧いこと言うたつもりなのです。
まずは「やきとり 朧」というお店へ。
とりあえずビール、なんかちょっといいビールがあったので注文。
エビスの燻とかいうヤツ。
ああ、しみじみと旨いわ。
そしてEDM(枝豆)と突き出しのキャベツ。
串もんを適当に注文。
ネギ身・セセリ・モモ・うずら。
こういうのでいいんだよ。
そして生中。
まずは上々の立ち上がり。
二軒目はこの「朧」の下にある居酒屋「たんまみ屋」。
角ハイ。
そして岐阜は味噌文化圏内か、おでんは味噌味。
これはこれで美味しいのだが、ワイ的には普通のおでんのほうがええかな、と。
そしてこの店の名物らしい88円(!)の焼き餃子。
ドリンクはこだわり酒場のレモンサワー。
まあ普通に美味しい餃子でしたがこれで88円は安過ぎやろ。
で、最近は食が細くなったのか年のせいなのか何なのかわからんがこんなんでまあまあグッドイナフよ。
〆のラーメン屋まで歩きます。
途中めっちゃちっちゃいバスの写真を撮り、
訪れるは「丸デブ」。
「おい、誰が丸デブやねん!!」
いやすいませんアナタのことではないです。
ここは中華そば(600円)のみ、昔ながらのザ・昭和な醤油ベースの超シンプルな中華そば。
これがめっちゃボリューミーで食べ応えがありました。
至って普通の中華そばで、その後訪れた某バーのマスター曰く
「あんなんで岐阜のソウルフードとか言ってほしくない」
とのこと。
まあ人それぞれですが600円でこれだったらまあ普通に美味しいラーメンかと思いますがわざわざそこまで食べに行くというのとはちょっと違うかな、とは思いました。
いやでも美味しかったですよ。
その後商店街を酔歩しながら帰宿。
ホテルでは手続きを済ませてチェックインの時間まで本を読んで過ごします。
チェックイン後は数時間爆睡。
夜の飲み歩きに備えるのです。
~その②へ続く~