世界一祭礼の多い島バリ、天国に近い楽園バリの不思議はもう本当にいろいろありますが、バリを訪問した日本人の方が誰でも気づいてしまう有名どころなら、渋滞した道路上の無謀運転とか、ノーヘルとか3人乗り4人乗り、逆走有りの交通事情、しかしそれなのに事故が少ないということ!

 



日本だったらあんなに信号機で守られていて交通ルールにも準拠している人が多いのに、なぜかしばしば交通事故を見かけ、パトカーの停まっているのを見かけますよね。でもバリは違うんです!(と思う。)
生活実感として、どうしてあんなに道路が「マイウェイ」でみんな勝手な走り方をしているのに、交通事故が少ないんだろうって、本当にそう思うんです。



そしてこのことは本当に日本人旅行者のどなたもが言います。「バリの道路、怖い~!」「でもあんなにガチャガチャなのに、意外と事故を見ませんよね・・」って。
あ、この話、以前も書きましたっけ?自分の中で常に不思議に思うので何度も同じことを書いてしまっているかもしれません。笑
バリ人によれば、その事故の少なさも「神様に守られているから」。毎日きちんと神様やご先祖様方にお祈りをし加護を願い、礼を欠かすことが無いからだと友人は言います。

 

Tumpek Landep日にバイクや車を祈る


確かに、そのように自分を毎日習慣づけている思いの力はとても強いはず。アスリートたちだって「私は強い、私は勝つ」と自分へのアファメーションを欠かしませんよね。意識の力は本当に自分のありようを創造しているのだと思います。そしてひとりひとりのそういう意識が集団的になっていくと、それが社会現象になりやがて文化になっていく。


バリの交通事故が少ないのは本当にありがたいことです。道路は紫外線のせいなのかしょっちゅう凹んだり破損したりしているし、雨季のゲリラ豪雨の時なんかは排水溝から水があふれてプチ洪水もしばしば!さらに、世界中からの旅行者がレンタルバイクで勝手な走りをしていてもなお、これだけバリの道路が安全でいられるというのは、何かすごいことだと思うんです。

 


もちろん、私だってバイクにまたがってお出かけするときは自分への言い聞かせ、お祈りを欠かしません!!!これがあると「ちゃんと宣言したし、守られているから!」と冷静にもなれる気がします。


ときどきバリでは道路端にも交通安全を祈る祠(Tempat Tengat)があって、車やバイクを降りた人々がお祈りに立ち寄っています。ここはしばしば事故の起こる場所で、「バッドスピリットがいる」と考えられていて、事故に遭った人ばかりではなくなにか嫌な感じがするときや道路全体の安全のために祈りに立ち寄られるのだそうです。

 

Tempat Tengatに立ち寄って写真を撮っていたら、周囲の車もバイクも通りすがるときにクラクションを鳴らして祠に「あいさつ」しているということを初めて知りました!ちなみに夕方、橋の上を通過するときにもそのようにクラクションを鳴らしています。


これもとてもいいではありませんか?!そのような意識があるとまた、より一層気を引き締めて路上に出られますよね!


どうかみなさん、自分のためにも他の人々のためにも交通法規を遵守して安全運転を誓ってください。これからもバリ島が安全で、楽しい旅行の地でありますように🙏🙏🙏!!
(By アユミ)