18年後の2030年の日本 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

■3人に1人が高齢者
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現在、総人口に占める65歳以上の高齢者は約25パーセント。現役世代 2.5人で1人の高齢者を支えています。
2030年、高齢者は30パーセントを超え、超高齢社会が到来。現役世代1.7人で1人の高齢者を支えることになります。
どうすれば若い世代への負担を減らせるか、対策が迫られます。

■4割近くが“ひとり世帯”
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ひとりきりで暮らす世帯が4割近くに。標準とされてきた夫婦と子どものいる世帯の2倍近くに急増するとみられています。
ひとり暮らしは家族同士の支え合いができないことから失業や病気といった社会的なリスクに弱いため、社会全体に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。(「プロジェクト2030」より)

 我が家はテレビがないので普段ニュースを見ることがないのですが、本日は出張していることもあり、夜に久しぶりにNHKを見る機会がありました。関東エリアにお住まいの方はほとんどご存知かもしれませんが、その中で、19時30分から「首都圏スペシャル プロジェクト2030」という番組がやっており、初めて見たのが最終回でしたが、これがなかなか考えさせられる内容の番組でした。

この番組は、今から18年後の西暦2030年に超高齢化社会となる日本において、その中核を将来担うであろう現在の若者達の様々な現状に焦点を縛った番組のようです。若者の現状といっても、どちらかといえばネガティブな現状を紹介している内容であり、学生の中退増加や就職難、若者の非正規雇用問題からホームレス化、さらに自殺増加や結婚できない実状などを毎週特集していたようです。

ここで云う「若者」とは、18歳~34歳の年齢層のようであり、現在30歳で18年後は48歳となっている自分も一応はこの若者の部類に入るようですが、では「お前は18年後についてはどう考えているんだ」と聞かれると、実際のところ「18年後に限らず、何年後についても将来についてはあまり深くは考えていない」というのが正直な感想です。

そう言うと将来について完全にノープランの行き当たりばったり人間のように思われるかもしれませんが、そういった意味ではなく、これは以前に【宇宙家族会議】という記事でもお伝えしたように、この3次元世界の時間軸や年齢で将来設計をしていないということです。

宇宙家族会議
(前略)
僕が将来の話し合いをするとき、年齢(時間)を軸に話はしないようにしています。

「40歳にはこうして、50歳にはあれをして、60歳、70歳にはこうして、晩年は・・・」という考えは持ってなく、
「今生でここまでやったら50%で、あそこまでやったら70%、この世を去るときは100%」という、人生プログラムの進行度合いで考えています。

だから、その時の年齢なんてどうでもいいし、それこそ地球の理(ルール)に囚われていることだと思っています。

誰もがこの世(地球)に降り立ったのは、学びを得るためであり、そのためのプログラムをちゃんと設定してきたはずです。

「子供を生んで育てる」というプログラムを人生における50%くらいの学びのポイント地点で設定している人がいたら、それが30歳の人でも50歳の人でも、宇宙の視点からは、同じ進行度合いだと思います。

3次元地球では、一定のスピードで年齢が進んでいきますが、宇宙はプログラムの進行度合いがメインであり、それは宇宙から見たら一定速度ですが、地球では不規則なスピード(進行度合い)になります。

例えば、あの世(宇宙)にいる時に、同じような人生プログラムを20歳で80%に設定していた人と、70歳で20%で設定していた人では、それぞれの3次元地球での人生のスピード感覚は全然違うものになると思います。

激動の人生を20歳までに送ってきた若者は、これから先の人生は、刺激も少なくとてものんびりとした感覚で進むでしょうし、のんびり人生を歩んできた老人は、70歳を過ぎてから急速に毎日新しい発見や出会い、意識の成長が進んでくると思います。(転載終了)

ということで、恐らく説明をしても理解に苦しむ人もいるかもしれませんが、こういった感覚で普段は生きているので、特に何年後の未来についてあれこれ聞かれても、うまく答えようがないのです。

とはいえ、実際問題として今のままの政府の計算では、18年後の2030年には3人に1人が高齢者となり、ひとりきりで暮らす世帯が4割近くに達する時代がやってくる可能性が高いわけであり、もしそんな世の中になった場合にはどうなるのかな?と妄想くらいはしました。

まぁ、まだ一回だけ番組を見ただけであり、それも全部の時間を見たわけではないので番組内でどういった話題になっていたかはわかりませんが、個人的な意見としては、若者が地方の親元のところに戻り、そこで親の面倒を見ながらも地元で仕事をしていくことが良いのではないかと思います。

つまりは、核家族から拡大家族の時代へ戻った方が良いということです。

なるべく多くの人数で共同生活をすることは、それだけ食料やエネルギーの消費も抑えることができますし、また、そういった節約部分だけでなく、子育てや介護を含めて、これらも何かとみんなで協力しあって助け合うと非常に楽になります。するとグレル子供もいなくなるなれば虐待も起こらないと思いますし、自殺者数もかなり減ってくるとは思います。

とにかく古き良き日本の家族愛みたいものが復活するには、やはり一定のプライバシーは守りながらも家族がなるべく近い距離に集まることは重要なことだと思います。

そして、若者が地方へと回帰するには、やはりそこに雇用がなければお話になりません。世界を相手に製造業が立ち行きいかなくなっている今、二次産業に力を入れるよりも、地方ならではの豊かな自然と広大な土地を生かして、再び日本は一次産業に力を入れるべきかと思います。

地産地消でその集落や地域で完結できるような流通システム、地域通貨などの経済システムをつくり、江戸時代の藩のように地方分権に切り替えた方が良いのではないかと思います。とりあえずは、再び日本が復活するまでは完全に経済鎖国状態にして、とことん内需を高めれば良いかと…。

経済鎖国になると石油も入って来なくなるかもしれませんが、これをきっかけに潜在的に20兆円以上の経済効果があると云われているヘンプ産業を復活させれば、地方になればなるほど有利ですしね。

ただ、今の政治家達は地方分権と言っても、ちょっと怪しいというか危険な匂いがプンプンするので、やはり明治維新の時のような今の政治の世界をまるごとひっくり返す大転換が必要であり、次は国民自らの手で新しい政治と国づくりをやるしかないと思います。

そう考えると、これから「今」の日本経済が益々行き詰まっていくことや、政治や経済の中枢である首都圏が地震や噴火の影響で機能しなくなることなどは、人口が減少することは別として、すべてが必ずしもマイナスのことだけとは限らないの「かも」しれません。わかりませんけどね。

まぁ、18年後といっても、今の社会の延長線上で未来は一切考えていないので、18年もあれば今とは180度違った素晴らしい時代になっているかとは思います。先日の木内鶴彦さんの言葉をかりれば、今の世の中は、子供が後先考えずに部屋の中でおもちゃから何まで好き放題散らかして放置してしまった状態のようなので、まずはいるもの、いらないものを含めてすべてを整理する時期がこれからすぐにやってくると思います。地球のあらゆるゴミもクリーンに処理し、すべて循環してまわって地球も再生の方向性へと向かった頃には、フリーエネルギーなども少しずつ一般化されてくるでしょうね。

とにかく番組の意図もあってか、これが世の現状なのかわかりませんが、現在の社会からの延長線を軸に未来を考えている若者を多く特集していましたが、自分の周りにはわりと独自の価値観を持って前向きに未来を考えている仲間も多いため、テレビで報道されているような若者ばかりでないのも事実かとは思います。

特に当ブログ読者の中には、高校生から大学生も少なからずいらっしゃるのですが、そういった青年達の中には自分なんかよりもよっぽど純粋で真面目の方も多くいて、将来への夢も明確に持っています。それも金持ちになりたいとか、そういった自分主体の夢ではなく、具体的にどのようにして世の中に貢献したいかなどを考えているので、こういった学生達を見ていると、まだまだ日本の将来は明るくなる可能性が十分あるように感じさせられます。