自分の想像よりも結構な文量になり、ちょっと書くのが面倒になってきましたが今回は電源です。
他の紹介は下記のとおり。
①プレーヤー、②アンプ、③スピーカー、④電源
電源に関しては対策すればするほど純粋に音が良くなるという説があり、私も「そっか~」と思い対策をはじめましたが、
「やってみると~そうでもない!」って思いますね。
これは全くやらない方が音が良いって意味ではなくて、電源こそ相性・個性問題がシビアな領域だと思います。
ウチでは効くのが他所では効かないなんてことはザラにあると思います。推測ですが「ノイズの量・種類や原因によって効き方が変わるから」とか、「そもそもその装置の音が好きか?」とかだと思います。
私の拙い経験から言うと「2回に1回は入れる必要がない」もしくは「費用対効果が悪すぎ」と思います。
だから、お金に制限がある中堅マニアだと難しいですよね。アンプのグレード上げる方が良いシチュエーションも往々にしてありそうです。
前置き長くなりましたが、そうは言っても東京の住宅地である我が家の電源環境は悪いし対策も必要です。
現在借家ですので、大袈裟な電源工事は行っておらず(お金もないですしね。)通常の100Vです。
壁コン以降から手を入れてます。
①壁コン オヤイデのSWO-XXX ULTIMO

某巨匠が開発したことで有名な壁コンプレートはノーブランドの木材とステンレスのハイブリッドをあてがってます。
カバーはJ1プロジェクトです。
正直、交換前と後では違いがよくわかりませんでした(笑)
聞き比べしにくいじゃないですか。多分良くなっているはずです。
どちらかと言うと3Pになることが重要なんですよね。
ここから現在2系統に分かれてます。
②メーカー不明のステップアップトランス

超ごちゃごちゃしてます。
CP(中古) ★★★★★
デザイン ☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆
ここからマトリックス用アンプ以外の全てに供給しています。
もちろん音質面でも大きく貢献してます。購入価格もヤフオクで1万しなかったので超ハイCPの買い物でした。
入力100Vに対して117Vが2口と100Vが1口になってます。
構成は下記のとおりです。
117V ①パワーアンプ向け
117V ②省電力・前段向け
110V サブウーファー用
なぜ117Vなのか?ですが、元々プリが北米仕様だったのが事の始まりです。思いつきで他の機器にも使ってみたらエネルギッシュで好みのサウンドになったのでそのまま使ってます。
一応100Vとも比較してますが、フロントのパワーとDACは117Vの方が確実に良いです。アンプの発熱量とトランスの唸りも確実に向上してますが技術知識ゼロの素人発想で「壊れていないのでとりあえずヨシ!」としてます。
ちなみに中村製作所の製品は出力を数V上げて設計しているようです。
この時点で既に掟破りですが、さらに我が家では直列でトランスが続いています。
③中村製作所 AVT-82SP


CP(新品) ★★★★★
CP(中古) ★★★★★
デザイン ☆☆☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆☆
同社の入門用のトランスです。使い勝手に優れ馬車馬の働きが期待できる良い製品です。
定価は9万程度ですが同社の戦略商品らしくCPメチャ高いです。100VAの前段用コンセント×2と800VAのアンプ用に分かれています。全体で1000VA ですので大型のパワーアンプは厳しいです。
電源は環境により効き方が違うため一概に言えませんが、これは素晴らしい製品だと思います。
効き方はノイズフロアが下がり聴感上のSN比が露骨に上がりました。ちょっとやりすぎ感が有り全てのシステムの給電をここから行うのはまずそうです。
この手の商品にありがちな音がなまる要素がほとんど無いため現在フロントのパワーアンプにあてがってます。流石に容量が苦しいので将来的にはもう少し上のランクの製品にしたいですが現状大きな不満はないです。
ちなみにトランスのインシュはfeet of silenceです。
価格の割りにあまり仕事をしないインシュだと私は思いますが、激しく振動している電源トランスだからなのでしょうか?かなりいい感じに効いてます。
④CAMELOT TECHNOLOGY(キャメロットテクノロジー)TAP6
実際のパワーアンプ接続はAVT-82SPではなくて、キャメロットテクノロジーのTAP6を介してパワーアンプに接続してます。
そもそも使いこなしとして斉藤先生からアドバイスをもらってやってみたのですが、やってみると不思議と有効な使いこなしです。
理由は定かではありませんが、一番振動が発生しやすいところなのでタップが介在することによって相互の振動の影響が抑えられるのかもしれません。
タップはほとんど使った経験が無いのでいくつか聞き比べたいですね。
次にステップアップトランスにつながっていくのがこれまた別の製品です。
④オーディオFSK MG-V1

CP(新品) ★★★★
CP(中古) ★★★
デザイン
手放せない度 ☆☆☆☆☆
私が知る限り「見た目で買いたく無いオーディオ製品」の日本代表ですが、コレは大変良い商品でした。
ヤフオクで稀に出品されて結構な値段が付いてますがネタではないようです。
見た目はダサい手造りの電源タップですが中に回路が入っているらしい。こちらの製品は前段用です。
定価で10万円程度ですが、私が今までに使った10~数十万クラスの電源機器と比較すると圧倒的に良いです。
とにかく音楽に躍動感が出て気持ち良い!(見た目からするとちょっと悔しいですが)手放せないと感じる製品です。
ただし、購入するには相当の勇気が要る製品だと思います。色んな意味で・・・
このオーディオFSKからCDプレーヤーとプリ・DACがつながってますが、プリ・DACにはさらにさらに電源トランスが入ってます。
⑤PSオーディオ Ultimate Output(ハイカレント)


CP(中古) ★★★
デザイン ☆☆
手放せない度 ☆☆☆☆
アンプやプレーヤーも作ってますが電源系の製品で有名なアメリカのメーカーです。
かつて、同社のP300という高価なジェネレーターも持っていましたがコッチの方が使い勝手良いです。
現在プリとDACに使ってますが、入れるとほんの少し音に深みが出るというか電源の効き方とはちょっと違う印象です。
単にこの製品のトランスの音が好きなのかもしれませんね。
この製品は大出力OKなのですがより電源の川上に持っていくと駄目ですね。露骨に音がしぼんでなまります。
どうでも良いですけど凄い商品名ですね。日本語にすると『究極出力』ですよ。
あと当時の雑誌の広告で「ウルチメットアウトプット」とあったのが印象的です。
⑦春日無線 UL-600UP

CP(新品) ★★
デザイン ☆☆
手放せない度 ☆☆☆
元々、プリを買った際に付いてきたステップアップトランスです。
現在はマトリックスSP用アンプのSS-A180の電源です。
100Vでも気になりませんが、117Vにすると音に混濁が無く、音の出だしも含めより一層一体感が良いです。
特にギターで気になっていた定位の肥大が上手くまとまりました。
こうして書くと電源色々やってますね(笑)いつの間にって感じなんですけど。
本当はルームチューニングも含めて触れるつもりだったんですけど・・・長かった。
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