![喰らうオーディオ!!!-TAD全景](https://stat.ameba.jp/user_images/20101212/23/pure-audio-blog/03/f3/j/t02200165_0800060010914525496.jpg?caw=800)
重量 ★★★
年式 ★★★★
凄み ☆☆☆
※基本ざっくばらんですが、星のつけ方はこちら
昼過ぎの恵比寿駅で待ち合わせ。
手を振って私を招く人がセレブだったらと期待しましたが、オジサンでした。(←そら、セレブとは待ち合わせてないんで、そうなんですけどね。)
ということで恵比寿近郊にあるダブルウーファーズの会員TADSHINさんのオーディオルームへ訪問して参りました。
元々ダブルウーファーズの会長の懇親会で知り合いになり、その際に私がブックシェルフですと発言していたところ、
「2ウェイと違って(12インチは)床が見えるんだよ。」
と聞き、私は思わず「このオッサンやるな!」(←お前は何様だ。)と思い、かつその表現がカッコイイなと思いパクろうと感じてました。
さらにココだけの話ですが、遂には言っても立ってもいられずサブウーファーを導入してしまった顛末があります。
そんなどうでもいい経緯はともかく、今回お伺いしたシステム構成ですが。
入り口はソニーのSCD-1がSACD兼CDトラポです。サブでパイオニアのプレーヤーがトラポになってます。
![喰らうオーディオ!!!-SCD-1](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/b5/5c/j/t02200165_0800060010914545904.jpg?caw=800)
アナログはマイクロのRX-5000で、フォノイコは2筐体の自作です。
![喰らうオーディオ!!!-micro RX-5000](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/99/24/j/t02200165_0800060010914545903.jpg?caw=800)
DACも自作でfujiwaraDACです。
私のDACもfujiwara氏設計です兄弟にあたりますが、同じ兄弟でもラオウとジャギぐらいの差がありますね。
![喰らうオーディオ!!!-TADdac](https://stat.ameba.jp/user_images/20101212/23/pure-audio-blog/64/a3/j/t02200176_0640051210914521483.jpg?caw=800)
アコリバのケーブルなんかで有名なDSIX回路を搭載、クロックも高精度にのせかえているとの事。ビシェイなど高級パーツも盛りだくさんらしいです。
プリはアキュのC-2400で、アキュのデジチャン。
![喰らうオーディオ!!!-アキュC2400 デジチャン](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/6f/e6/j/t02200165_0800060010914545905.jpg?caw=800)
パワーアンプはモノラルバイアンプで自作です。
回路の設計はできないとのことですが、素人目に見ても見事なアンプですね。配線が綺麗です。
![喰らうオーディオ!!!-amp](https://stat.ameba.jp/user_images/20101212/23/pure-audio-blog/4e/9f/j/t02200227_0600061810914521482.jpg?caw=800)
![喰らうオーディオ!!!-amp3](https://stat.ameba.jp/user_images/20101212/23/pure-audio-blog/17/1f/j/t02200180_0640052410914525495.jpg?caw=800)
SPは38センチのダブルウーファー、中域ホーンを挟んでツィーターがシンメトリーに並んでます。
![喰らうオーディオ!!!-TADsp](https://stat.ameba.jp/user_images/20101212/23/pure-audio-blog/44/e2/j/t02200165_0800060010914525499.jpg?caw=800)
JBLのユニットらしいです。詳細聞いてくるの忘れたため不明です(笑)。まぁ聞いてもユニット詳しくないんで良くわからない可能性も大ですけど。
肝心なのは出てくる音ということにしておきましょう!
ケーブルも自作中心、TUNAMI NIGOとフルテックのハイエンドプラグを中核に色々工夫しているそうです。
![喰らうオーディオ!!!-ケーブル](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/44/92/j/t02200165_0800060010914571659.jpg?caw=800)
このあたり次回ちょっと聞いてみたいですね。
インシュはフィニッテ エレメンテのCerabaseが相当なお気に入りでほぼ全てのコンポーネントを固めてます。
![喰らうオーディオ!!!-インシュレーター](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/32/5b/j/t02200165_0800060010914554518.jpg?caw=800)
私も一度使いたいですがめちゃ高いんで、我が家に導入には至らなさそうですけど。人工大理石のコーリンアンなども多用されている模様。こちらも使ったこと無いので一回やってみよう。
電源系は200Vを二つのトランスで供給しているとのこと。電源系は後はタップのみです。
![喰らうオーディオ!!!-200V電源](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/53/25/j/t02200165_0800060010914571724.jpg?caw=800)
TADSHINさんのテーマは「ワイドレンジ、高解像度」とのこと、私は不肖モノなのでその辺きちんと感覚として理解していない部分もあるため自分の言葉で語ってしまいます。
(さらに完全に言い訳ですが)当日は風邪気味で耳のコンディションが悪く、もう一回元気な時に行かないとわかってないかもですが感想を述べますと。
音全体の印象としてはスッキリしてます。もちろん音の密度が薄いという意味ではなく、見通しが良く爽快な音調です。爆音でもっと重い音をイメージしていましたので意外でした。
大型システムだけあって音場が広く、一方で分解能が高い音です。
アナログとCDだと双方良さを感じるバランスのシステム構成でした。メインのDACはSACDのSCD-1より一聴してわかるぐらい音が良いです。滑らかでより音楽性が高いと思いました。
低音は腹に来るタイプではありませんが、音の立ち上がりが綺麗で締まった良質な音だと思います。我が家ではそこまで出てませんが低音の好みで言うと私も近いです。
定位もきっちりしています、指向性が強くシビアに追い込んでいるようで首を動かすと定位がころころ動きます。
TADSHINさんは基本的にはPOPSメインで比較的年代を問わずロック、フュージョン、AORとJPOPが中心のようです。オーディオマニアとしては珍しいですね。貴重なロックのモービル盤CDがある辺りに音楽の好みが私と合ってる印象です。
エリック・クラプトンの「Chenge the world」を何年振りに聴いたでしょうか。
カラオケでも歌える一曲ですが(←どうでも良い情報ですが。)こんなに良い曲だったとは!思わず身震いする名演でした。ベースの厚みといい、音場感やサビでのコーラスといい、クラプトン侮ってました。
ちなみに家で同じ曲を聴いてみました。ちょっとがっかりました。(実際は相当がっかりしました・・・・orz)
分解能の次元が違いますね。残念。
また、グラスCDの比較も実演していただきました。
CDの表面をコーティングして音質を上げよう!というマニアやってると一度は耳にする類の製品です。
詳細はここ見てください。http://www.sec-audio.com/
変化は微細な表現が向上し、音にメリハリがつくと共に、クリアになる印象です。
本当にメリットだけなのかは自宅できっちりやらないとなんともですがベースの解像度や音の沈み込み、ライブにおける空気感や拍手のリアリティは上がったと思いました。
AVもちょっと堪能して来ました。
![喰らうオーディオ!!!-AV](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/4c/f5/j/t02200165_0800060010914571660.jpg?caw=800)
マニア宅での本格的なホームシアターは実は初体験なのですが良いですね。
ライブものは思わず画面をのぞきこんで小さい画面だなと錯覚するぐらいですね。
実際は決して小さい画面なのではないんですけどね。
お土産に自作コンピCDを6枚もいただいてしまいました。
![喰らうオーディオ!!!-グラスCD](https://stat.ameba.jp/user_images/20101213/00/pure-audio-blog/67/a8/j/t02200165_0800060010914554516.jpg?caw=800)
このCDはアナログをADコンバーターに通して焼いたものをグラスCD化したのもです。
ケースのジャケットなども自作で、フォントやグラフィックデザインも行っているなどこだわってます。
基本的な音質は中域が厚く、艶がありながら滑らかな文字通りのアナログの香りのするCDです。
不思議ですね。こういう音をCDで出せるんだな~という新発見がありました。
こういうリマスターのCDが合っても良いと思います。それぐらい個性的ながら良い音です。
詳しい話を聞きそびれましたが、色々小技を駆使してそうな予感がします。
Eagles の「Hotel Carifolnia」がたまりません。
決してハイファイではないんですけど、音に粘りがあるというか。
この曲の背景にある当時のアメリカの退廃感というか、出したかったであろう雰囲気にマッチしてます。
行ってみると3時間強があっという間でした。(あとコーギーが可愛かった。)
年明けぐらいにまたお伺いしたいと考えてます。