◇4/25被災地報告:今何ができるのか
4月25日「人むすびの場」被災地報告~いま、何ができるのか~
に参加しました。
プレゼンターは友廣裕一さん。リソースコーディネーター:人と人とをつなぐ活動をしています。
◎はじめに、
「ムラアカリを行く」プロジェクトをやってきました。
・北海道から沖縄まで、過疎地や限界集落を回る自分の「役割」を探す旅
・180日間、70町村、300人以上との出会い
・農林漁業、畜産業のお手伝いをして、お金を払わずに泊めていただきながら
・人の縁だけで行くべきところにいく
・他の地域の見聞を村に広めることも大切な役割
・「ムラアカリ」の先に、未来のアカリが広がる

◎大震災を契機に被災者とNPOをつないで支える「つなプロ」活動
・地震がおきた時は秋田にいた
・3月17日から宮城県に入って被災地を駆け回ってきた。
・被災地が広範囲なので、手の届かない地域がたくさんある
・小さな集落の避難所を中心に寄り添ってきた。
◎避難所ごとの差はとても大きい
・すぐ近くにある避難所同士でも大きな違いがある
~マネジメントや行政のスタンス、人、で変わる
・一週間ぐらい孤立していたところは、すべて自分たちで賄う
~ガレキを燃して暖を取り、あるもので調理
・子どもたちはいろいろ傷を負ってるが元気を取り戻しつつある
◎希望を持つには新たな仕事が生まれることが大切
・海藻の養殖をできないかと考えている
~ロープに種苗を付けておけば、2~3ヶ月で回収できる
~義捐金のオーナー制度のようなカタチでビジネス化
~海藻を加工して、さらに仕事を広げる
~単なる募金や寄付よりも、先に暮らしに使えるお金になるのが良い
・牡鹿半島には鹿が多いので、鹿の角を活かす
~鹿角の加工品、装飾品、日用品など
~新たな産業を興す元手になると良い
~牡鹿を応援する証として出資者を募る
⇒このようなモデルを作りたい
◎ 「トモノテ」 東日本大震災緊急支援プロジェクト
・ボランティアに対して否定的な意見もあるが、現実に人は必要
・いくらでも仕事はある、多くの人に来てほしい
・受入れ体制のあるところにはどんどん来てもらった方が良い
・継続的にやってくれる人がいるとなおうれしい。
・皆、手弁当でやっているので、力添えしてくれる人がいると助かる
-------------------------------------
◆ 続いて、Q&A、意見
◎ 一緒に避難所に入るソーシャルワーカーのような人が必要ではないか?
・ニーズを拾い上げて纏める
・内部の人たちの絆づくり
・外部とのネットワークづくりや情報共有
※よそ者を受け容れるところと、外部への抵抗感が強いところの両方がある
~行政のスタンスによるところも大きい
◎ 復興に関して人のコミュニティーが生きるような街づくりを支援したい
・行政はどうしてもハード中心の復興計画をつくりがち
・対話のファシリテーションもニーズがあると感じる
・信頼関係をどう築けるかがポイントになる
◎ 東京を変えることが必要になる
・エネルギーを外部依存し、極めて脆弱な構造
~その割に、他がなくては生きていけないという意識が希薄
・食料も自分たちで生産できてない地域がほとんど (墨田区には一人もいない)
・繋がりがない (外とのツナガリ、地域内のツナガリ ともに)
・東日本大震災でも市街地の避難所は折り合いが悪かった
⇒都会はインフラは整っていても、コミュニティがないからより大変なことになる
-----------------------------
◆ 続いて、ワールドカフェ「人むすびの場」
・参加した人それぞれが、自分の想いを語る
・今回は4つのテーマを設定
① 働く場をどう作るか? (地元の人とボランティアの共存)
② 支援物資をどうやったら必要なところに届けられるか?
③ 被災地の教育をどうするか?
④ これからの日本をどうするか?

①グループの対話
『働く場をどう作るか』
◎ どんな復興を目指すかがポイントとなる
・金の話だけにしてはいけない
・暮らしをつくる産業が大切
・これまで通りに戻すのではないと思う
・男性中心社会、旧態依然とした流通
などの旧い体質を刷新するチャンス
◎女性や若い人の意見を活かすこと
・漁協のオカミさんは元気がある
・若い人たちの想いを大切に
・自分たちでモノを作れる文化
・生活を自分たちで作っていく
◎どんな支援が良いのか
・人と人の顔が見える支援
・知り合いのピンポイントから広げる
・段階的に
~まずは被害が少ない内陸部の人たちから
~観光も大切
・不公平感が出ないようには注意
(地域コミュニティの輪を乱すので)
・女性や若い人の意見を活かすのに「よそ者」が役立ちそう
★とにかく ”人を中心に!”
--------------------------------
②グループの対話
『支援物資をどうやって必要なところに届けるか』
◎ 結論としては必要なところに物資は届かない
・公を待っていても無理がある
・民と民のツナガリでいくしかない
・姉妹都市で普段から仲良くしておく(都会と地方とか)
・平成の大合併で小さいところの役場機能がなくなった
・市役所は全員に配られるような物資供給はできない
---------------------------------
③グループの対話
『被災地の教育をどうするか』
◎どこから考えたら良いか分からない
・中学、高校生で受験シーズンの子は格差が生じる
・小学生、中学生も学期が始まっていて明らかに出遅れてる
・自治体がなくなったところは教育委員会もなくなるので、
国レベルで旗を振らないと解決できない
・現状把握が教育に関してはできてない
・学校が地域のコミュニティでもある
・難しい問題だ! ・・・答えが見つからない
-----------------------------------
④グループの対話
『これからの日本』
◎ 今回の震災は東北だけの問題ではない
日本全体のあり方を見直す大きなチャンス
◎東京の災害タフネスの弱さを認識する
・過剰に人口が多いから高層化する
・コミュニティが無くても成立する
都市構造をつくってきた
~コミュニティがないから非常時は乱れる
・人間関係がないから絆をつくれない
・原発を置けないからフクシマに置いた
~いわば、フクシマは東京の植民地
◎東京を変えるべきだ
・危機感をすべての人間が共有して、自分を変えていくこと
・石油に頼る文明からの脱却
・電気ガスが止まって電車も止まったら 半径2km以内で助け合うしかない
・究極的には自給自足 ・地方への分散を加速すべき
◎『ホワイトカラー』から『アースカラー』への転換
・ホワイトカラーは災害に弱い
・大都市で培ったノウハウを地方で活かす
~農業や食品加工、流通などの六次産業
~300万人ぐらいを雇用する
・大転換をこの機会に
~これをやらないと希望が見えない。
-----------------------------
◆意見
◎ 東京人の感覚が風化しつつある。
3.11の直後は震災が大問題と思ったが、今は過去の出来事になりつつある。
300万人が帰宅難民になったが風化し、喉元過ぎて熱さを忘れている。
どうすれば良いか
↓ ↓
☆「未来のビジョン」をしっかり見せる。
・ビジュアルでかつコンセプチャルな像を見せる。
・そうしない時にはこうなってしまうという危機感をたかめることの両面で
************************************************************
◆ 友廣さんの纏めの言葉

◎ここで話をすることで満足して終わってはいけない
・全体の話、概念的な話も大事だがそれだけではない。
・マクロな話は行政が主に取り組めば良い
◎我々はできることを常に考えていくこと
・1人ひとりが自分が今できることを
考えて取組んでいく
◎限界集落だから何とかしてあげるのではない。
・経済が回れば良いという考え方は違うと思う
・人・モノ・金があれが成功なのか?
・それなら東京はもっとも幸せで豊かなはずだがそうではない
◎復興を経済だけの話で終わらせてはいけない。
・1人の人にとって向き合って、何が幸せかを考えればできることがある
・ミクロに見ればできることが必ずあると思う!
---------------------------------
ということで、友廣さんの言葉はとても含蓄がありました。
1984年生まれということですが、素晴らしい生き方をされていますね!!!
--------------------------
当プロジェクトも具体的な取組みにステージを移していきたいと思います。
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に参加しました。
プレゼンターは友廣裕一さん。リソースコーディネーター:人と人とをつなぐ活動をしています。
◎はじめに、
「ムラアカリを行く」プロジェクトをやってきました。
・北海道から沖縄まで、過疎地や限界集落を回る自分の「役割」を探す旅
・180日間、70町村、300人以上との出会い
・農林漁業、畜産業のお手伝いをして、お金を払わずに泊めていただきながら
・人の縁だけで行くべきところにいく
・他の地域の見聞を村に広めることも大切な役割
・「ムラアカリ」の先に、未来のアカリが広がる

◎大震災を契機に被災者とNPOをつないで支える「つなプロ」活動
・地震がおきた時は秋田にいた
・3月17日から宮城県に入って被災地を駆け回ってきた。
・被災地が広範囲なので、手の届かない地域がたくさんある
・小さな集落の避難所を中心に寄り添ってきた。
◎避難所ごとの差はとても大きい
・すぐ近くにある避難所同士でも大きな違いがある
~マネジメントや行政のスタンス、人、で変わる
・一週間ぐらい孤立していたところは、すべて自分たちで賄う
~ガレキを燃して暖を取り、あるもので調理
・子どもたちはいろいろ傷を負ってるが元気を取り戻しつつある
◎希望を持つには新たな仕事が生まれることが大切
・海藻の養殖をできないかと考えている
~ロープに種苗を付けておけば、2~3ヶ月で回収できる
~義捐金のオーナー制度のようなカタチでビジネス化
~海藻を加工して、さらに仕事を広げる
~単なる募金や寄付よりも、先に暮らしに使えるお金になるのが良い
・牡鹿半島には鹿が多いので、鹿の角を活かす
~鹿角の加工品、装飾品、日用品など
~新たな産業を興す元手になると良い
~牡鹿を応援する証として出資者を募る
⇒このようなモデルを作りたい
◎ 「トモノテ」 東日本大震災緊急支援プロジェクト
・ボランティアに対して否定的な意見もあるが、現実に人は必要
・いくらでも仕事はある、多くの人に来てほしい
・受入れ体制のあるところにはどんどん来てもらった方が良い
・継続的にやってくれる人がいるとなおうれしい。
・皆、手弁当でやっているので、力添えしてくれる人がいると助かる
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◆ 続いて、Q&A、意見
◎ 一緒に避難所に入るソーシャルワーカーのような人が必要ではないか?
・ニーズを拾い上げて纏める
・内部の人たちの絆づくり
・外部とのネットワークづくりや情報共有
※よそ者を受け容れるところと、外部への抵抗感が強いところの両方がある
~行政のスタンスによるところも大きい
◎ 復興に関して人のコミュニティーが生きるような街づくりを支援したい
・行政はどうしてもハード中心の復興計画をつくりがち
・対話のファシリテーションもニーズがあると感じる
・信頼関係をどう築けるかがポイントになる
◎ 東京を変えることが必要になる
・エネルギーを外部依存し、極めて脆弱な構造
~その割に、他がなくては生きていけないという意識が希薄
・食料も自分たちで生産できてない地域がほとんど (墨田区には一人もいない)
・繋がりがない (外とのツナガリ、地域内のツナガリ ともに)
・東日本大震災でも市街地の避難所は折り合いが悪かった
⇒都会はインフラは整っていても、コミュニティがないからより大変なことになる
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◆ 続いて、ワールドカフェ「人むすびの場」
・参加した人それぞれが、自分の想いを語る
・今回は4つのテーマを設定
① 働く場をどう作るか? (地元の人とボランティアの共存)
② 支援物資をどうやったら必要なところに届けられるか?
③ 被災地の教育をどうするか?
④ これからの日本をどうするか?

①グループの対話
『働く場をどう作るか』◎ どんな復興を目指すかがポイントとなる
・金の話だけにしてはいけない
・暮らしをつくる産業が大切
・これまで通りに戻すのではないと思う
・男性中心社会、旧態依然とした流通
などの旧い体質を刷新するチャンス
◎女性や若い人の意見を活かすこと
・漁協のオカミさんは元気がある
・若い人たちの想いを大切に
・自分たちでモノを作れる文化
・生活を自分たちで作っていく
◎どんな支援が良いのか
・人と人の顔が見える支援
・知り合いのピンポイントから広げる
・段階的に
~まずは被害が少ない内陸部の人たちから
~観光も大切
・不公平感が出ないようには注意
(地域コミュニティの輪を乱すので)
・女性や若い人の意見を活かすのに「よそ者」が役立ちそう
★とにかく ”人を中心に!”
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②グループの対話
『支援物資をどうやって必要なところに届けるか』
◎ 結論としては必要なところに物資は届かない
・公を待っていても無理がある
・民と民のツナガリでいくしかない
・姉妹都市で普段から仲良くしておく(都会と地方とか)
・平成の大合併で小さいところの役場機能がなくなった
・市役所は全員に配られるような物資供給はできない
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③グループの対話
『被災地の教育をどうするか』
◎どこから考えたら良いか分からない
・中学、高校生で受験シーズンの子は格差が生じる
・小学生、中学生も学期が始まっていて明らかに出遅れてる
・自治体がなくなったところは教育委員会もなくなるので、
国レベルで旗を振らないと解決できない
・現状把握が教育に関してはできてない
・学校が地域のコミュニティでもある
・難しい問題だ! ・・・答えが見つからない
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④グループの対話
『これからの日本』

◎ 今回の震災は東北だけの問題ではない
日本全体のあり方を見直す大きなチャンス
◎東京の災害タフネスの弱さを認識する
・過剰に人口が多いから高層化する
・コミュニティが無くても成立する
都市構造をつくってきた
~コミュニティがないから非常時は乱れる
・人間関係がないから絆をつくれない
・原発を置けないからフクシマに置いた
~いわば、フクシマは東京の植民地
◎東京を変えるべきだ
・危機感をすべての人間が共有して、自分を変えていくこと
・石油に頼る文明からの脱却
・電気ガスが止まって電車も止まったら 半径2km以内で助け合うしかない
・究極的には自給自足 ・地方への分散を加速すべき
◎『ホワイトカラー』から『アースカラー』への転換
・ホワイトカラーは災害に弱い
・大都市で培ったノウハウを地方で活かす
~農業や食品加工、流通などの六次産業
~300万人ぐらいを雇用する
・大転換をこの機会に
~これをやらないと希望が見えない。
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◆意見
◎ 東京人の感覚が風化しつつある。
3.11の直後は震災が大問題と思ったが、今は過去の出来事になりつつある。
300万人が帰宅難民になったが風化し、喉元過ぎて熱さを忘れている。
どうすれば良いか
↓ ↓
☆「未来のビジョン」をしっかり見せる。
・ビジュアルでかつコンセプチャルな像を見せる。
・そうしない時にはこうなってしまうという危機感をたかめることの両面で
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◆ 友廣さんの纏めの言葉

◎ここで話をすることで満足して終わってはいけない
・全体の話、概念的な話も大事だがそれだけではない。
・マクロな話は行政が主に取り組めば良い
◎我々はできることを常に考えていくこと
・1人ひとりが自分が今できることを
考えて取組んでいく
◎限界集落だから何とかしてあげるのではない。
・経済が回れば良いという考え方は違うと思う
・人・モノ・金があれが成功なのか?
・それなら東京はもっとも幸せで豊かなはずだがそうではない
◎復興を経済だけの話で終わらせてはいけない。
・1人の人にとって向き合って、何が幸せかを考えればできることがある
・ミクロに見ればできることが必ずあると思う!
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ということで、友廣さんの言葉はとても含蓄がありました。
1984年生まれということですが、素晴らしい生き方をされていますね!!!
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当プロジェクトも具体的な取組みにステージを移していきたいと思います。
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◇4/12「震災支援のこれからを考える」
4月12日(火)夜「震災支援のこれからを考える会」を開きました。
場所は、表参道「青山生涯学習館」、参加者は11名。
初めに”2030ビジョン”プロジェクトとしてのスタンスを確認。
・個人の取組みとは別に、プロジェクトとしても支援活動をしていきたい
・任意団体だし規模が大きいわけでもないので、自分たちができるところをやっていく
・ニーズに即したカタチで進めていきたい。
□どんな活動をしていくか
◎ 特定のエリアを定めて顔の見える関係で
・大きくやろうとしても難しい
・行政ベースではなく市民レベルで
・費用的にも大規模なのは難しい
・現地で深く関わっていけるところ
◎ 特定の人たちに絞るのが良い
・個人レベルのニーズでも良いから繋げていけるのが良い
・相手の方たちときめ細かい付き合いをすることが後に繋がっていく
・ちゃんとした関係を築けないとニーズも入ってこない
・女性や子どもを中心にするとかの方法もある

◎ どこまでやるか/できるか
・どこまで責任を持ってやることができるか
・個人的な責任の範囲を超えるのは難しい
・責任があるとかどうとかではなく、できるところからやっていく
・やっていくことが、結果として復興に繋がっていけばよい
・行政の手の届かないところをやる
・あるレベルから先は行政にバトンタッチしていく
◎どのような進め方をするか
・現地に行かないとニーズは入ってこない
・進めていきながら、次に見えてくることに取り組んでいく
・想いをカタチにして、現地の人が受け容れてもらえればありがたい
・こちらで手伝いたいと思っているひともいる
・今、なんとかしたいと思っている人の気持ちを運んでいきたい。
・みんなの善意が現地のニーズとマッチングしていく
・問題を一緒に考えて解決していく 助け合うことができていけばよい
・自分の親戚がそこにいる、できたというスタンスで小さなことからやっていく

□ 具体的な取組みの案
◎ 相馬・南相馬と連携した取組み
・ボランティア活動にみんなで参加する
・女性や子供を元気にするイベントなどを開く
・現地ニーズを良く聞いて一緒にやっていく
・顔の見える付き合い方をしていく
◎ 企業と組んで活動をする
・企業の組織力、資金力を活かす
~参画したい企業はたくさんあると思う
・フランチャイズ …システムでモノゴトを動かす
◎ 長続きできるボランティア
・有償ボランティアとする
~ニーズを理解してもらって企業から資金を調達
~無償だけだと、長続きしない
・旅館、ユースホステルなどを宿に使う
◎ 情報がちゃんと伝わるやり方
・紙媒体で情報を配る
~年よりはネット情報にアクセスできない
~ネットを使えない環境も多い
⇒ミニコミ誌的なものを無償で配布
◎ネット求人情報サービス
・ハローワークに代わる、民間求人情報サービス
・無料で広告も載せられる
・エリアを超えて情報を伝えることができる
などの意見が出ました。
具体的な取組みは、5月中には定めていくつもりです。
大切なことは、被災者の気持ちに寄り添うことであり、
まずはニーズをじっくり聞いて、独りよがりにならない
支援の方法を考えていきます。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
場所は、表参道「青山生涯学習館」、参加者は11名。
初めに”2030ビジョン”プロジェクトとしてのスタンスを確認。
・個人の取組みとは別に、プロジェクトとしても支援活動をしていきたい
・任意団体だし規模が大きいわけでもないので、自分たちができるところをやっていく
・ニーズに即したカタチで進めていきたい。
□どんな活動をしていくか
◎ 特定のエリアを定めて顔の見える関係で
・大きくやろうとしても難しい
・行政ベースではなく市民レベルで
・費用的にも大規模なのは難しい
・現地で深く関わっていけるところ
◎ 特定の人たちに絞るのが良い
・個人レベルのニーズでも良いから繋げていけるのが良い
・相手の方たちときめ細かい付き合いをすることが後に繋がっていく
・ちゃんとした関係を築けないとニーズも入ってこない
・女性や子どもを中心にするとかの方法もある

◎ どこまでやるか/できるか
・どこまで責任を持ってやることができるか
・個人的な責任の範囲を超えるのは難しい
・責任があるとかどうとかではなく、できるところからやっていく
・やっていくことが、結果として復興に繋がっていけばよい
・行政の手の届かないところをやる
・あるレベルから先は行政にバトンタッチしていく
◎どのような進め方をするか
・現地に行かないとニーズは入ってこない
・進めていきながら、次に見えてくることに取り組んでいく
・想いをカタチにして、現地の人が受け容れてもらえればありがたい
・こちらで手伝いたいと思っているひともいる
・今、なんとかしたいと思っている人の気持ちを運んでいきたい。
・みんなの善意が現地のニーズとマッチングしていく
・問題を一緒に考えて解決していく 助け合うことができていけばよい
・自分の親戚がそこにいる、できたというスタンスで小さなことからやっていく

□ 具体的な取組みの案
◎ 相馬・南相馬と連携した取組み
・ボランティア活動にみんなで参加する
・女性や子供を元気にするイベントなどを開く
・現地ニーズを良く聞いて一緒にやっていく
・顔の見える付き合い方をしていく
◎ 企業と組んで活動をする
・企業の組織力、資金力を活かす
~参画したい企業はたくさんあると思う
・フランチャイズ …システムでモノゴトを動かす
◎ 長続きできるボランティア
・有償ボランティアとする
~ニーズを理解してもらって企業から資金を調達
~無償だけだと、長続きしない
・旅館、ユースホステルなどを宿に使う
◎ 情報がちゃんと伝わるやり方
・紙媒体で情報を配る
~年よりはネット情報にアクセスできない
~ネットを使えない環境も多い
⇒ミニコミ誌的なものを無償で配布
◎ネット求人情報サービス
・ハローワークに代わる、民間求人情報サービス
・無料で広告も載せられる
・エリアを超えて情報を伝えることができる
などの意見が出ました。
具体的な取組みは、5月中には定めていくつもりです。
大切なことは、被災者の気持ちに寄り添うことであり、
まずはニーズをじっくり聞いて、独りよがりにならない
支援の方法を考えていきます。
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■3/25「被災者支援を考える会」
3月25日
「被災者支援を考える会」を持ちました。
20日~23日まで気仙沼・南三陸・女川の支援に行っていた佐野さん、
仙台・石巻から戻られた有川さん、NHK解説委員の後藤千恵さん、
「みらい館大明」の会場を提供いただいた環境NGO:FoE Japanの皆さん、
をはじめとして、16名の方が参加されました。

前日告知という急な案内にも拘らず集まっていただきありがとうございました。
■まず、佐野さんからの報告
●今回の地震は緊急援助期が長い
・阪神では一週間だったが、今回は2~3週間
・電気は来ても、水道は一か月先、ガスはもっと先になる
・食料が届かないところがいまだにある
食料が底をついているところもある

●阪神とは比べものにならないぐらい広範囲。
・岩手から千葉まで500kmに及ぶ
(山口から和歌山までの海岸線に相当)
・支援の手が届いていない避難所も多い
特に小さな避難所や一般家庭利用など
・東北地方の西部は無事なので横に支援
✔ 秋田 ⇒ 岩手
(北海道、青森からも)
✔ 山形 ⇒ 宮城
✔ 新潟 ⇒ 福島
(関東からも)
・福島は原発の問題があり、精神的な支援が必要
●今の時期の支援の特徴
・直接、現地に乗り込まないと情報が取れない
・物資ニーズが目まぐるしく変わる
・指定避難所はモノが潤沢 …でも、末端には届かない
・行政は瓦礫の撤去と安否確認で精一杯。避難所まで手が回らない
まして、役場の人たちも津波にあって、人数が減っている
・情報が大切 ⇒ 現地事務所を作らないと稼働できない
●佐野さんたちの活動の紹介
・NPOエコツーリズムセンター
『RQ市民災害救援センター』
RQ市民災害救援センターと他との関係図

・アウトドア派なので動きが早いし、慣れている
・海外支援をやっているNGOなども動きが良い
住まいや電気がないところの活動の経験が豊富
(普通の文明的生活の延長では対応できない状況)
・欲しいものへのニーズに細かく応えられるのはNPOだけ
●災害ボランティアの心得
・自己責任をしっかり心得ること
~安全も自分で守る
・自己完結型でないと入れない
~衣食住を自前で確保できる
~風呂も入れない
・動きながら考える
~考えてから動いたのでは間に合わない
・現場情報をとにかく大事にする
~一時情報は Face to Face でしかつかめない
~ツイッターに流せない人がほとんど
●東北の人たちの特徴
・我慢強い
~自らあまり要求しない
~遠慮する
・「ゆい」や「もやい」があるので、協働マインドが高い
・現地に行くと意外に明るい
~ただ、揺り戻しがいずれくる
●復興までのステップ
・まずは人命救助
・凍死や餓死が出るリスクがまだまだ高い
・次のボランティアニーズ
~重機やフォークリフトが使える人
~葬儀のためのお坊さん
~マッサージ
~ヘルパー
~引っ越し
・さらに情的支援
~音楽、芸術など
~話を聞く、よりそう
・地盤沈下もしているので再建まで時間がかかる
・漁業や農業の復興にも時間がかかる
※金も必要だが、日赤は半年後でないと使えない
熱く、ボランティアのあり方を語る佐野さん
●これからの取組み
・まずは人命を守る
~生きるか死ぬか、
~食べ物を届ける
・現場事務所が50ヶ所は必要
~連携できるところを探る
~事務所を置く
~継続的に寄り添う
~コーディネートできる人を育てる
~エマージングリーダーシップが必要
★ 平時の活動が非常時の活動を決める
~東京も、百万人の退避ができないことが露呈
~どこまで本気でやるかが決め手
以上
---------------------------------------------------------------------
ということで、
地震、津波、原発事故の三重苦で支援から取り残されている
相馬、南相馬の支援に29日から入ります。
今回の支援は、とても息の長いものになります。
まずは緊急災害援助、そして情緒的支援、次に復興支援と
皆で協力して一歩一歩、乗り切っていきたいと思います。
また戻ってきましたら皆で共有しましょう。
そして次へ進んでまいりましょう。
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「被災者支援を考える会」を持ちました。
20日~23日まで気仙沼・南三陸・女川の支援に行っていた佐野さん、
仙台・石巻から戻られた有川さん、NHK解説委員の後藤千恵さん、
「みらい館大明」の会場を提供いただいた環境NGO:FoE Japanの皆さん、
をはじめとして、16名の方が参加されました。

前日告知という急な案内にも拘らず集まっていただきありがとうございました。
■まず、佐野さんからの報告
●今回の地震は緊急援助期が長い
・阪神では一週間だったが、今回は2~3週間
・電気は来ても、水道は一か月先、ガスはもっと先になる
・食料が届かないところがいまだにある
食料が底をついているところもある

●阪神とは比べものにならないぐらい広範囲。
・岩手から千葉まで500kmに及ぶ
(山口から和歌山までの海岸線に相当)
・支援の手が届いていない避難所も多い
特に小さな避難所や一般家庭利用など
・東北地方の西部は無事なので横に支援
✔ 秋田 ⇒ 岩手
(北海道、青森からも)
✔ 山形 ⇒ 宮城
✔ 新潟 ⇒ 福島
(関東からも)
・福島は原発の問題があり、精神的な支援が必要
●今の時期の支援の特徴
・直接、現地に乗り込まないと情報が取れない
・物資ニーズが目まぐるしく変わる
・指定避難所はモノが潤沢 …でも、末端には届かない
・行政は瓦礫の撤去と安否確認で精一杯。避難所まで手が回らない
まして、役場の人たちも津波にあって、人数が減っている
・情報が大切 ⇒ 現地事務所を作らないと稼働できない
●佐野さんたちの活動の紹介
・NPOエコツーリズムセンター
『RQ市民災害救援センター』
RQ市民災害救援センターと他との関係図

・アウトドア派なので動きが早いし、慣れている
・海外支援をやっているNGOなども動きが良い
住まいや電気がないところの活動の経験が豊富
(普通の文明的生活の延長では対応できない状況)
・欲しいものへのニーズに細かく応えられるのはNPOだけ
●災害ボランティアの心得
・自己責任をしっかり心得ること
~安全も自分で守る
・自己完結型でないと入れない
~衣食住を自前で確保できる
~風呂も入れない
・動きながら考える
~考えてから動いたのでは間に合わない
・現場情報をとにかく大事にする
~一時情報は Face to Face でしかつかめない
~ツイッターに流せない人がほとんど
●東北の人たちの特徴
・我慢強い
~自らあまり要求しない
~遠慮する
・「ゆい」や「もやい」があるので、協働マインドが高い
・現地に行くと意外に明るい
~ただ、揺り戻しがいずれくる
●復興までのステップ
・まずは人命救助
・凍死や餓死が出るリスクがまだまだ高い
・次のボランティアニーズ
~重機やフォークリフトが使える人
~葬儀のためのお坊さん
~マッサージ
~ヘルパー
~引っ越し
・さらに情的支援
~音楽、芸術など
~話を聞く、よりそう
・地盤沈下もしているので再建まで時間がかかる
・漁業や農業の復興にも時間がかかる
※金も必要だが、日赤は半年後でないと使えない
熱く、ボランティアのあり方を語る佐野さん
●これからの取組み
・まずは人命を守る
~生きるか死ぬか、
~食べ物を届ける
・現場事務所が50ヶ所は必要
~連携できるところを探る
~事務所を置く
~継続的に寄り添う
~コーディネートできる人を育てる
~エマージングリーダーシップが必要
★ 平時の活動が非常時の活動を決める
~東京も、百万人の退避ができないことが露呈
~どこまで本気でやるかが決め手
以上
---------------------------------------------------------------------
ということで、
地震、津波、原発事故の三重苦で支援から取り残されている
相馬、南相馬の支援に29日から入ります。
今回の支援は、とても息の長いものになります。
まずは緊急災害援助、そして情緒的支援、次に復興支援と
皆で協力して一歩一歩、乗り切っていきたいと思います。
また戻ってきましたら皆で共有しましょう。
そして次へ進んでまいりましょう。
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