37歳で長男を出産したものの、その命をつなぐ母乳がうまく出なかったことから、子どもを授かりたいと願った自分を呪いたくなるほど精神的に追い詰められた私。
仕事から帰ってきたらなぜか妻と子が同時に号泣しているのを見た相方もかなり困惑していましたが、とりあえず状況を整理してくれました。
今、ミルクはちゃんと飲んでいるのであれば、その点で赤ちゃんに命の危険はない。
だから、母乳は出なくても何とかなるというのが相方の意見でした。
今思えば全くその通りなのですが、このときの私は何としても母乳を出さなければ!とこだわっていて、その割に子どもがうまく吸えなくて泣いているとすぐ諦めて、ミルクを飲ませていました。
母乳にこだわった理由として、ミルクで育てると太りやすいとか、赤ちゃんが母体の免疫を取り込めず体が弱くなるとか、そういうのをネットで見たのかな…
あとは、母親ならそうすべきみたいな感覚。
この頃の私、診断こそ受けていませんが、おそらく産後うつだったと思うんです。
母乳が出ない=母親失格、なぜ産んでしまったんだろう、この子が私にこのまま育てられたら幸せになれないかもしれないくらいに思い込んで、毎日のように泣いていたんですから。
また、元来ロングスリーパーの私、24時間のうちにトータル2〜3時間あるかどうかの睡眠ではやはり頭がうまく回らず、それが一番良くなかったと思います。
幸い、相方がこの日の夜中のミルクを担当してくれたので、2週間ぶりに夜にまとまった睡眠を取ることができ、そこでだいぶ心身が回復しました。
ただ、やっぱり母乳はあげたいと思った私。
あれこれ調べるうちに、母乳が出やすくなるという桶谷式マッサージが函館でも受けられるのを知り、母乳育児相談室へ行ってみることにしました。
〜④につづく〜
【香りと色の癒し処 ふわりあん】