akiです♪
今日は、昨日の続きです
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私の父は
家族の前から突然姿を消しました。
帰ってこなくなった父を
母は寝ずに探す日々。
いろんなところに電話するけど
誰も知らないと言う。
ケータイも当たり前じゃない時代
探すのも苦労したと思う。
今度は母が壊れそうになっていた。
そして
音信不通になって1ヶ月ほどした頃に
失踪していた父が帰ってきた。
その姿は
まったくの別人のように変わり果てていた。
父は、まさかの
全身ブランド男になって
帰ったからビックリよ。
やつれて痩せこけてるかと思いきや
ギラついて現れたから誰？！ってなった。
借金を作りブランドバックや
ブランド靴にブランド服を着ている。
ナイキのスニーカーが流行り出した頃で
私たちにエアーフォースのスニーカーをお土産に。
母にはブランドバッグをプレゼントして
ノー天気で良い気分なのは父だけ。
母がやつれて苦しんだことなんか
まったく気にしてない。
というか、本人は気づいてないんです！
父は鬱から躁鬱状態になっていたので
いわゆる、ハイ状態
そしてそこからまた
毎日飲みに出て帰ってこなくなり
奢り飲みするほど収入もないので
借金が増え続けていたみたいです。
また父は帰ってこなくなり
いつの間にか別居していて
ついに私が中学1年生の頃に父と母は離婚した。
最終的な原因は父の不倫でした。
母は精神的にボロボロで
耐えれなく我慢の限界を超えていたので
躁鬱になった父を見て
母は離婚を決意したそうです。
離婚前に別居になった原因は
父が離婚を拒んだからです。
好き放題して、不倫もしながらも
父の本音は、家に帰りたかったそうです。
これは大人になった頃に
母から聞いた話です。
母の怒りは限界を超えていたので
父を許すことなく離婚になった。
この時の私は、
家族を捨てた父、母を傷つけた父を
許せなくて「お父さんが大嫌い」になった。
お父さんが大嫌いだと思ったまま
大人になって、父のことを嫌いとさえ
思わなくなり記憶が薄れていっていた。
私の中で父の存在が薄くなっただけで
特に気にもしてなかった。
それが恋愛に影響及ぼしているなんて
まったくもって気づかなかった。
私は30代で経験した恋愛で
すべての自信を失ったとき
私は軽く鬱状態になっていた。
苦しくて、終わらせたい
気持ちをもちながらも
娘を育てる気力だけ残っていたので
なんとか鬱から脱出するべく
あるカウンセラーさんに相談しました。
そこで初めて知ったのが
恋愛に影響しているのは親子関係だということ。
私が自分と向き合うきっかけとなり
インナーチャイルド
というワードを知りました。
それから本を読み漁ったり
カウンセラーさんの言われた通りに
怨みつらみをノートに吐き出したり。
ただ、この時に
母の文句はいっぱい出てくるのに
父のことは一切出てこなくて
ノートを開いても手が止まり何も書けなかった。
父の記憶がほとんどなかったんです。
何度ノートを開いても
何も出てこない。
父との記憶はあるけど
これと言って、書くことがない。
だから私は父に対して
恨みもなければ思い入れもない。
そんな風に思ったので
そこから父のことはスルーしてしまいました。
まさかこの後とんでもないことを
やらかしてしまうなんて
この時の私は1ミリも思ってもなかった
つづく
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