レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -598ページ目

寝正月とおせち

皆様、明けましておめでとうございます。

本年も変わりませず、お付き合い下さい。


不覚にも年末に風邪を引き、実家への挨拶は延期にした。

毎年なら、実家に挨拶に行き、帰りに子ども達にゲームを買い、

その流れで古本屋巡りをする。

そして、一日の疲れを癒やしにスーパー銭湯に寄る。

数日後、唐突に初詣をしていない事を思い出し、

慌てて氏神様にお参りする。

さい銭を入れながら、来年は必ずいの一番で参詣しますので、

ちょこっとおまけしてね、と願をかける。


・・・やはり、正月はそうでなくちゃ・・・


ところで、今朝は従弟から届いた餅を使って雑煮を作ってもらった。

白餅とヨモギ餅。

この餅を食べないと、我が家の正月は始まらない。

それに煮豆、数の子。

それから、それから…


その前にすっかり昇りきったお日様に、

一家全員ベランダ越しに二礼二拍手一礼するのだが、

毎年、その順序と数がごちゃまぜになる。

勿論その順序には意味合いがあるのだが、

覚えていないのである。

僕は、騒ぐでないと言い、パソコンを見に行く。

律儀なものである。

お日様を拝むというのは、人が本能的に持つ宗教心なのだろうか。

自然とは、理屈なく人の想像を超えた所にある。

きっとそうしてアミニズムは形成されていったのであろう。

お日様を拝むかと思えば、神社にも行く。

かと思えば、お寺さんにも行く。

ある意味、日本人とはなんとおおらかな人種なのか。



さて、部屋に戻ろうとした時、

遥か前方のお宅のベランダに人影を見つけた。

目を凝らして見ると、パジャマ姿の男性が

こちらを見て、頭を下げているようである。

どうやら僕達が挨拶をしているように見えたのであろう。

何が悲しくて、パジャマ姿の見知らぬオヤジを、

拝まなくてはならないのか。

それも一家揃って。

余りにもおおらか過ぎるだろう・・・

今年もいきなり、ちょっとおかしな事が起こるような気配がする。



話は、おそろしく迂回した。朝食に戻る。

ガヤガヤと食べ終わったあと、

クリスマスの時の如く、三男が

「何かおかしいねんなあ」と言う。

「なに?」

「分からんねんけど、何かもっとこれやというのが足らんねんな」

「気のせいでしょ」

他の子ども達も「ん~?」と言っている。

僕は「風邪ももう大丈夫。明日は、ゲームソフトでも買いに行きますか」

と手もみをしながら言った。

子ども達の話題は瞬間でゲームソフトに移った。

よしよし、その調子だ。

実は、海老はおろか鯛も買い損ねていた。

こんな事は初めてだ。

僕は父親の仕事の関係で、ちょっと魚の味にはうるさい。

近くに一軒だけ鮮魚卸し直営の店があるので、

ここで調達するつもりだった。

ところが、思わぬ風邪の為、すっかり忘れていた。

クリスマスケーキと同様、

このまま忘れていてくれたら相当な節約だ。


今年は3日まで、仕事を休みにした。

風邪のお陰で、ゆっくり休めもした。

新しい通販サイトも立ち上げ間近だ。

うっしゃ~~!心機一転、がんばるで~!


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