レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -469ページ目

三本の万年筆

どうという事もない話である。

勿論、毛利元就の三本の矢に因んだ話でもない。

筆記具というのは、知らず知らずに増えていく。

恐らくみなさんのご家庭も同じではなかろうかと思う。

今でこそ余り買わなくなったが、

かつては、ちょっと面白いものがあるとついつい買っていた。

でも、結局お気に入りの数本しか使わない。

僕は、未だに万年筆を使う。

それも何十年も前に買ったものだ。

扱うものが古い本なら、趣味まで古臭いものになるのか。

ところで、去年、僕の使っていた万年筆を、

子ども達3人にそれぞれ譲った。

記念に写真を撮ったりなどしてみた。

高価なものでも何でもない。


$疾走する古本屋!成穂堂〔なるほどう〕店主の苦悩と爆笑の日々-万年筆



画像の上からセーラー万年筆『ミニ』、

これは40年以上前の製品で父から貰った。本体はエボナイト。

次もセーラー万年筆で、35年程前のもの。

ペン先に『GOLD FROM THE SWISS BANK』とあるが、

単に、ペン先の材質のようだ。

その次はモンブラン万年筆。これも製品名は分からない。

多分、25年程前のもの。

最後がパーカー万年筆、35年程前のものだが、

製造開始は半世紀程遡るらしい。

『パーカー75スターリングシルバー』というもので、

シャープペンシルと揃いで持っている。

ボディは名の通り、銀製である。

まめに磨かないと、すぐにくすむ。

コンバーターとカートリッジの両方で使用できる。

あと、ペリカン万年筆スーベレーンというのがあったが

引っ越しの際に行方不明になった。

かなりのお気に入りだったので残念。

などなど、ふる~いものばかりだが、全て現役だ。

子ども達は取り合いをするでもなく、うまく3本を選んだ。

上から二男、長男、三男のものになり、

パーカーは僕の手元に残った。

以来、長男と二男はその万年筆を使っている。

三男はまだ力加減が分からないので、持っているだけ。

多分、一番書き味がいいのはセーラーミニだと思う。

いずれにしても、今時万年筆を使う学生は

そんなにいないのではないかと思う。

僕が学生だった頃は100円ショップなどなく、

筆記具も乱暴には扱えなかった。

ましてや万年筆など、お宝のように大切に使ったものだ。

子ども達に愛情をこめてモノを使う。

そうすると、モノは単なるモノではなくなるという事を教えたくて、

長年愛用の万年筆を渡した。

彼等は先々、何かを感じ取るだろうか。


ペタしてね