自戒
「師匠はそれだけの知識をどうやって身につけたのでしょう?」
ある時、僕は骨董品を扱う師匠にお聞きした。
師匠は僕を覗き込むようにおっしゃった。
「そんなに知識はないで。自分の得意分野があるだけで、
他は素人に毛が生えたくらいのもんや」
「だけど、大概の事はお答えになりはります」
「そらあ、何十年もこの商売をしていたら、
それなりには知識はつくわな。
でもな、骨董の世界は随分奥が深い。
その中の一つの事で精一杯やがな。
分からん物があったら、分かる者に聞く。
それでええんや。
KENさんよ、本の世界もおんなじでっせ」
僕はその言葉を思いだしながら、
ネットショップ絵本屋「閉店」のボタンを押下した。
師匠の言葉がテロップのように繰り返し、頭の中を流れていた。
絵本の扱いは今の仕事の延長線上で出来るものではかった。
品揃えは、ある程度新刊に頼る事になるだろうと予測はしていたものの、
その調達にも、問題が生まれた。
それ以前に、ブログを少しみてまわるだけでも、
絵本について詳しい方はたくさんいらっしゃる。
そして、たゆまない努力をなさっているのが分かる。
そういった方々がご覧になっても
魅力あるものでないと話しにならない。
勢いで作ったようなつたない店を応援し、
購入して頂いたみなさんには、
大変申し訳なく思っている。
だけど、この状態を続ける事のほうがさらに申し訳ない。
師匠の言う『ひとつの事』とは僕にとって何なのか?
もう一度、出直しだ。
そして、それが自分の根っことなった時、
きっと『声』が降りてくる。
「あなたの店に来てよかった」と言って頂けるのは、
気の遠くなるような努力の向こう側にあるのだと思う。
靴の底が抜けようが、杖をつこうが、
何かを掴むまで、おいらは歩みをやめない。
一つの事で本物にならなくちゃ、いけない。
Android携帯からの投稿
ある時、僕は骨董品を扱う師匠にお聞きした。
師匠は僕を覗き込むようにおっしゃった。
「そんなに知識はないで。自分の得意分野があるだけで、
他は素人に毛が生えたくらいのもんや」
「だけど、大概の事はお答えになりはります」
「そらあ、何十年もこの商売をしていたら、
それなりには知識はつくわな。
でもな、骨董の世界は随分奥が深い。
その中の一つの事で精一杯やがな。
分からん物があったら、分かる者に聞く。
それでええんや。
KENさんよ、本の世界もおんなじでっせ」
僕はその言葉を思いだしながら、
ネットショップ絵本屋「閉店」のボタンを押下した。
師匠の言葉がテロップのように繰り返し、頭の中を流れていた。
絵本の扱いは今の仕事の延長線上で出来るものではかった。
品揃えは、ある程度新刊に頼る事になるだろうと予測はしていたものの、
その調達にも、問題が生まれた。
それ以前に、ブログを少しみてまわるだけでも、
絵本について詳しい方はたくさんいらっしゃる。
そして、たゆまない努力をなさっているのが分かる。
そういった方々がご覧になっても
魅力あるものでないと話しにならない。
勢いで作ったようなつたない店を応援し、
購入して頂いたみなさんには、
大変申し訳なく思っている。
だけど、この状態を続ける事のほうがさらに申し訳ない。
師匠の言う『ひとつの事』とは僕にとって何なのか?
もう一度、出直しだ。
そして、それが自分の根っことなった時、
きっと『声』が降りてくる。
「あなたの店に来てよかった」と言って頂けるのは、
気の遠くなるような努力の向こう側にあるのだと思う。
靴の底が抜けようが、杖をつこうが、
何かを掴むまで、おいらは歩みをやめない。
一つの事で本物にならなくちゃ、いけない。
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