レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -328ページ目

二男の初買取

第3期売場変更突入。

一体何期まで続くのかと子供たちが言うが、店をやめるまでと答えるしかない。

今回は8/20あたりに作業完了を目指している。

ついに店から(ごくごく一部を除いて)コミックが消える事になる。

店舗として考えた場合(都心部の古本屋街は別として)、

コミックを置いていない古本屋というのは

ベストセラーを扱かっていない新刊屋みたいなものだ。

落ち着いて考えると、ゾッとする。

これで成穂堂はけったいな本とリユース品の店になる。

うちは大体が個性的なお客が多いのだが、

ますますその傾向は強くなると思われる。

まあそれはそれでいいか・・・

出来れば古書&アンティーク店というのが理想なのだがそうもいかない。


今日は隣の市から見積り依頼が入った。かなりの量があるという事だった。

見積りに伺ってそのまま買取りにつながる事は茶飯事なので、

クラブが休みに入った二男を連れて行く事にした。何事も経験である。

伺った先は鬱そうとした木々に囲まれた邸宅だった。

通されたのは離れで、仰る通りおびただしい量の本があった。

売り主さんはお医者でその殆どが医学専門書と人文科学書だった。

本の他は食器類とアンティークな一人掛け用ソファーが2脚。

食器も数種類、ものすごく気になるものがあった。

結構な年代物ではないかと思う。

ソファーは自宅に置きたいようないい雰囲気。

医学書はちと古くて販売が難しいかも知れない。

しかし、本は思いれが強い上に高額なものが殆どなので、なかなか折り合いがつかない。

「恐らく折り合いはつかいような気がしますんで、他社に見積依頼をされたら如何でしょう?」

と、提案をして失礼しようとしたら売り主さんが、二男の方をみて

「息子さんですか?」と。

二男と少し雑談をなさっていた売主さんが「気に入った。成穂堂さんにお任せする」と。

なんと、二男が商談を成立させてしまった。

今日は時間的に余裕がなく、後日改めてお伺いする事になった。

人というのは何のはずみで心が動くのか・・・不思議なものだ。

商売べたの僕がいうのもおかしな事だが、商売というのはなんと面白いものか。

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