『アンティーク&古本』成穂堂的戦略
この倉庫、いや店に腰を据えて6年半になる。
阪神間で新刊屋をやりながら、
地元駅前に成穂堂をオープンさせたのが2000年7月。
茹だるよな暑さが続く日だった。
それから、新刊屋を閉じて古本屋一本で走り出したのが2006年。
そうか、成穂堂創業からもう15年が経つのか。
早いものだ。
創業時から、うちは古本屋としては泣かず飛ばずの店だったが、
情けなくもそれは今も変わらない。
創業当時は、店から車で10分も走れば、
大型チェーン店が数店舗、独立店が数店舗あった。
どの店も賑わっていたが、今は一軒も残っていない。
そんな中、うちの店が生き残っているというのは、
殆ど奇跡的な事ではないかと思う。
店というのは、とても繊細な生き物だ。
ちょっとした環境の変化が、生存に大きく影響する。
うちのような小さな店は、足をコツンと打つと瞬時にその痛みが脳に伝わる。
その分、対応も早い。
なんせ、方向転換を決めたその時点から物事が動き出すのだから。
そんな風に方向転換を繰り返す内に、
『古本屋』成穂堂は、『アンティーク&古本屋』成穂堂に姿を変えつつある。
調度品のようにきれいなアンティークミシン。実用品としての実力も抜群。展示3日目でご婦人がご購入

古本の品揃えも何でもござれから専門書に特化している。
一般向きする本は文庫本くらいだ。
在庫量も、恐ろしいくらい減った。
その分、アンティーク品やリユース品が増えている。
みごとな西洋アンティークチェスト。洗練されたお宅にいくのだろうなあ

売場面積はアメーバではないのだから、
何かを増やすには何かを減らさなくてはいけない。
当たり前のことか。
まだまだガラクタ&古本屋だが、
その内、レトロ感たっぷりの風変わりな店になる・・・はずだ。
清朝期の大壷。製作されてから数百年は経つが、状態は至極いい。展示した翌日に売れてびっくり

まわりからは、「ついに趣味の店にしてしまうのね」と囁かれている。
やや狼狽してしまう僕であるが、
これは上から見ようが、透かして見ようが、
私情なき「戦略」である。
それはもう緻密に計算をして、
小数点第二位以下を四捨五入すると、
今、目指しているような店になるのである。
何にしても、僕には次にやらねばならない事があるのだ。
(そんな事をもう、5、6年は言っている・・・)
その為にもこの趣味の店、
いや違った
『アンティーク&古本屋』成穂堂を繁昌させねばならない。
最後に僕の青くさい信条を書いて、この記事を締めくくろう。
僕は心が喜ばないような仕事はしない。
そして、人の笑顔が見られないような仕事もしない。
店の形態がどれだけ変わろうとも、
決して変わらないものがある。
そういうことだ。

阪神間で新刊屋をやりながら、
地元駅前に成穂堂をオープンさせたのが2000年7月。
茹だるよな暑さが続く日だった。
それから、新刊屋を閉じて古本屋一本で走り出したのが2006年。
そうか、成穂堂創業からもう15年が経つのか。
早いものだ。
創業時から、うちは古本屋としては泣かず飛ばずの店だったが、
情けなくもそれは今も変わらない。
創業当時は、店から車で10分も走れば、
大型チェーン店が数店舗、独立店が数店舗あった。
どの店も賑わっていたが、今は一軒も残っていない。
そんな中、うちの店が生き残っているというのは、
殆ど奇跡的な事ではないかと思う。
店というのは、とても繊細な生き物だ。
ちょっとした環境の変化が、生存に大きく影響する。
うちのような小さな店は、足をコツンと打つと瞬時にその痛みが脳に伝わる。
その分、対応も早い。
なんせ、方向転換を決めたその時点から物事が動き出すのだから。
そんな風に方向転換を繰り返す内に、
『古本屋』成穂堂は、『アンティーク&古本屋』成穂堂に姿を変えつつある。
調度品のようにきれいなアンティークミシン。実用品としての実力も抜群。展示3日目でご婦人がご購入

古本の品揃えも何でもござれから専門書に特化している。
一般向きする本は文庫本くらいだ。
在庫量も、恐ろしいくらい減った。
その分、アンティーク品やリユース品が増えている。
みごとな西洋アンティークチェスト。洗練されたお宅にいくのだろうなあ

売場面積はアメーバではないのだから、
何かを増やすには何かを減らさなくてはいけない。
当たり前のことか。
まだまだガラクタ&古本屋だが、
その内、レトロ感たっぷりの風変わりな店になる・・・はずだ。
清朝期の大壷。製作されてから数百年は経つが、状態は至極いい。展示した翌日に売れてびっくり

まわりからは、「ついに趣味の店にしてしまうのね」と囁かれている。
やや狼狽してしまう僕であるが、
これは上から見ようが、透かして見ようが、
私情なき「戦略」である。
それはもう緻密に計算をして、
小数点第二位以下を四捨五入すると、
今、目指しているような店になるのである。
何にしても、僕には次にやらねばならない事があるのだ。
(そんな事をもう、5、6年は言っている・・・)
その為にもこの趣味の店、
いや違った
『アンティーク&古本屋』成穂堂を繁昌させねばならない。
最後に僕の青くさい信条を書いて、この記事を締めくくろう。
僕は心が喜ばないような仕事はしない。
そして、人の笑顔が見られないような仕事もしない。
店の形態がどれだけ変わろうとも、
決して変わらないものがある。
そういうことだ。
