レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -281ページ目

盆なお暑し

うちは盆休みというものがない。

今日はたまたま休業日という事で、

子ども達を映画館に連れてきている。

世間は盆休みという事もあり、映画館は大盛況。






ロビーでは夏祭りの余韻に浸っているような人達が、

ガヤガヤと雑談したり、笑ったりと、平和な一時を過ごしている。

年々暑さが厳しくなってきているが、

やっぱり夏独特の開放感は好きだ。



暑さも峠を越えたかと思うのだが、

雨上がりのあと、ジリジリと肌を焦がす太陽が

我が物顔で大空を陣取っている。

それなのに、暦上ではすでに立秋だとか。

つまり、「盛夏の候」ではなく、「立秋の候」という事なんだな。

で、8/23からは「晩夏の候」という事になる。

個人的には、晩夏のあとに立秋を持ってきた方がしっくりする。

いずれにしても、体感にはそぐわない・・・

その昔、「日本大歳時記」という分厚い本を買った。

正確には、買わされた。

5分冊構成の贅沢な本だ。

折角だからというので、ぱらぱらページをめくっている内に、

結構面白くなってしまい、暇があると

この分厚い本のページをめくるようになった。

大歳時記というだけあって、夥しい数の季語が詰まっている。

でたらめにページを開くだけでも、

日本語というのは、こんにも繊細で情緒があるものかと、感心する。

ところで、成穂堂の店内は「立秋」でもなく「残暑」でもなく

「酷暑」そのものだ。

扇風機を回した所で、妙に生暖かい風がむなしく循環するだけだ。

断熱材を入れたらよいとか、

大型の換気扇を設置すればよいとか、

ここは一番、エアコンを入れてしまえばよいとか、

色々とご意見を頂くが、

その費用の捻出方法は誰も教えてくれない。

しからば、建物一面に蔦をはわせようかと考えたが、

きっと手入れをせずに、始末におえなくなる。

それでは本当に廃屋と間違われる。

屋根に小穴をあけたホースをはわせ、水を流し続けるとか。

水道代と雨漏りがこわい。

或いは、雨降り小僧の棲みかと思われる。

と、いう事で今年もやはり、

お客には生暖かな風を堪能して頂いている。

知人が書店を閉じる時、「業務用エアコン、あげよか」と、言っていたが、

本気で考えればよかった。

過ぎたことを言っていても仕方ないか・・・

夏冬と不快極まりない店内を大層な費用も掛けずに

何とかする方法はないものだろうか?

皆様からのアッと驚くアイデアをお待ちしている。

見事採用の際は、成穂堂オリジナルステッカー豪華3枚セットを差し上げる。