レトロショップ成穂堂 (なるほどう)ケンの苦悩と爆笑の日々

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南大阪のレトロショップです。僕の原点、古本も扱っています。どこにでもあるようなリユース品もあります。


趣味でやっている店のように思われがちですが、結構、ほんきです。


孤高の剣士と呼ばれたくて、剣道、再開しました。・・・が、なかなか時間がとれません。僕のような者を「リバ剣」というらしいです。


剣道普及の一助になればと剣道具の買取りも行っております。


どうぞ宜しくお願いします。


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 格言2 本・レトロなお品・剣道具お譲りください剣道 面


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バテバテの日々

去年の秋口から自転車通勤をするようになった。

行きは緩やかな下り坂なのだが、向い風の事が多く、ハアハアと言いながら自転車をこぐ。

ビル風ほど酷くないが、通勤路は何故かよく風が通る。

下り坂なのに、ハアハアとペダルを回すのは、何だか理屈に合わない。

行きが下り坂なのだから帰りは上り坂。

やはり、ハアハアと言いながら自転車をこぐ。

そんな事で最初の二ヶ月は息切れと筋肉痛で、これはアカンと思った。

それがいつの間にやら、息切れもせず自転車を走らせるようになった。

自分乍らにえらいものだと感心している。

しかし、夏場の暑さが待っていた。

基本的に出勤は昼。

穏やかな気温であれというささやかな願いは虚しく打ち砕かれ、

焼けつく日差しが蟻のように走る僕を容赦なく照り付ける。

予想はしていたのだが、この日中の暑さは堪える。

改めて分かった事は、通勤路に日差しを遮ってくれる建物があまりないという事。

店に着くと汗が噴き出ている。

日々、店に着くなり炭酸水をグビグビ飲む。

何か飲んだ分、また汗が噴き出てくるような気もする・・・

そう言えば、近所のお爺さんが、畑仕事の時は麦藁帽を被り長袖を着るのが良いと言っていた。

なるほど、と思う。

まずは仕事の時間帯を変えるべきなのだが、長年身に染みた習慣は、そうそう変える事が出来ない。



今日のこと。

 

遅い朝食をとりながら、「あのさぁ、夏期の3ヶ月は休業と言うのはどうだろう?」と、家内に言ってみた。

家内は「店を閉じて通販と出張買取りだけにするという事?」と。

「いや、え〜と、自由に過ごすと言うか・・・」

「暑いから休みたい、寒いから休みたい。よい季節だから、店休にして何処かに行こう。年中、そんな事ばかり言ってるよね」

「ほんまに休んでるわけやないがな」

「いいよ、と言ったらほんとに休むでしょ。しっかり働きなさいよ」と、家内。

「だけど、◯◯さんとの所は7、8月は休むって」

「あそこは店を休むだけで、ちゃんと仕事してはるよ」

「えーと、ほら、牡蠣◯さん、営業は冬場だけやで」

「他の季節は、広島に戻って仕事をしてはるでしょ」

「えーと、あのね、焙煎珈琲◯◯さんね、7月~9月中旬まで店休を倍にするんだって。盆休みは10日間」

「ようそれだけ、楽な方へ楽な方へと流れようとするね」

「理容◯◯さん。暑い間は営業時間を短縮するって言ってたよ」

「サッサと食べて仕事に行きなさい」

「せめて、営業時間と店休日を・・・」

「はやく行きなさい」

と、取り合ってもらえない。

仕方なく「さき行っとくわ。家の片づけが終わったらきてや」と言い残し、目深にキャップを被り自転車に跨る僕。

よくよく考えたら、自転車で走っているのは家内も同じだ。

しかし、彼女がゼイゼイハアハアというのを見たことがない。

一体どんな体力をしているのだか・・・

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