レトロショップ成穂堂ケンの苦悩と爆笑の日々 -2ページ目

気がつけば冬の足音がする

久しぶりにブログを開いた。

前回記事を書いたのは、残暑厳しい頃だったと思う。

さすがに今年の暑さは、身の危険を感じ、店を閉めるほどだった。

それが、季節はすっかり初冬。

ふと、部屋の窓の向こうを見ると、薄ら寒い雲が垂れ下がっている。

学生の頃、お祭り騒ぎのような夏が終わり、半袖が肌寒くなると「何だかこれはいけないよなあ」と思うようになる。

長袖シャツにトレーナーなぞを被るようになると、「何だかやけに日暮れがはやくなってきたよな。どうも心がパッとしないなあ」と元気がなくなってくる。

寒空が広がり、厚手の上着を羽織り出す時期、夕暮れ時ともなると元気云々より、もうとめどなく気が滅入るようになる。

そんなうら淋しさが、様々な思い出をゆらゆらと浮き上がらせるから、始末に悪い。

夕暮れ時に、そんな沈んだ気持ちになるのが、とても鬱陶しく嫌だった。

すっかり日が沈んでしまえば、何と言う事もない。人の心とは不思議なものだと思った。

そんな事に気がとられていたのは、たいした悩みや心配事もなく、それだけ平和だったという事なのだろう。

社会に出てからは、日々の忙しさに追いかけられ、そんな感傷に浸ってる暇もなくなった。

いつの間にか秋から冬にかけての気持ちの凹みもなくなっていき、冬の寒々しい夜も楽しめるようになった。

まあ、春から夏は一番好きな季節だという事に変わりはないが。

ところで、店の方はやっとお客の出入りが活発になってきた。

みなさん、この夏は出来るだけ外出は控えていたと仰る。

やはり、尋常ではない暑さだったんだ。

年々、そうなっていくのかも知れない。

大体、季節問わず、ほぼ定時で働き、それに合わせてまわりも動くという事自体、おかしな事だと思う。

屋内で一日中、整った環境ならまだしも、屋外で働く方は本当に危険だと思う。

出来れば、買い物も早朝や夜、いっそのこと昼夜逆転させた方が・・・と、極端で現実味のない事も思ってしまう夏だった。

話しがぽんぽん飛ぶが、うちの店は、車で来店されるお客が増えている。

ところが、店前の月極駐車場が更地になってしまったし、斜向かいのタイムズもどきの駐車場は満車になっている事が多い。

その上、店には車が停められるスペースが一台しかない。

毎日のように「駐車場ありますか?」と、尋ねられるので、何か手立てを考えないといけない。

大体、店にしようと思って借りた物件じゃないし、こんな事態になるとは思ってもみなかった。

僕もこの季節を待っていたという感じで、大きく陳列レイアウトを変更し始めた。

まずは古本屋時代の本棚解体から取り掛かっている。

さて、これからが勝負だ。

商品をあっちに動かし、こっちに動かしの、手間暇の掛かる作業なので、来春までに作り上げることが出来れば、上々だ。

商売は、これで良しという事は決してない。

店をたたむまで、変化し続ける。

年々、体力は落ちていくだろうけど、それでもやりたい事はやり続ける。

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巷の話によると、インフルエンザと百日咳が流行っているとか。

学級閉鎖もちらほら聞く。

みなさん、十分に体調に気を付けてお過ごしください。