El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -32ページ目

『皆が揃ったわけではない。彼が足りない』

『見えざる敵と戦う恐怖』


戦う者としては、これ以上に恐ろしいことはないはず。



このシーズン、モウリーニョに言わせれば、

マドリーにとっての「それ」は、審判の判定であり、

チャンピオンズリーグが絡む試合日程であり、

そして、グランドの芝の刈り込み具合だったのか。


時にサポーターやメディアをも敵に回すことで

まるで四面楚歌とも思える彼であったが、

そんな彼らにとっての真の敵とは、

紛れもなく”FC.バルセロナ”であったに違いない。




マドリーは、遡ること僅か数日前に直接対決を果たすことで

バルセロナという実体を肌身に感じ、

そして、その全貌をその目で掴み取ることに成功した。


引き分けだったこの試合で、

モウリーニョが勝ち得たものは計り知れない


もはや、かつての『見えざる強敵』バルサは、

実体を知る『目に見える敵』に過ぎなかった。



その結果、レアル・マドリードは、

この種のビッグゲームでは”無敵”と恐れてきたバルサを、

マドリーはモウリーニョのお見事な奇策で止めて見せた。


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現地紙EL PAISは、


『バン・ゴッホに壁のペンキ塗りをさせたような感じ』


とその違和感を表現しながらも、

創造力に溢れた選手であるエジルによる

献身的かつダイナミックな守備を絶賛している。



エジル、ケディラ、ペペらによる

高い位置からの守備意識


トライアングルでのパス交換


これらの”決してオーソドックスとはいえない戦略”が

バルサが誇るシャビ、イニエスタ、メッシらの仕事を封じ込めた。


これによりビジャは陣取るスペースを限定され、

メッシはボールを受けるため後方に下がることを

選択する他なかったわけだ。


彼らによる破壊力も、創造性も感じられないバルサなど

恐怖には足りない。





このような劣勢から後半戦、メッシを核に攻勢に転じていた

バルサの底力はさすがではあるが、

『国王杯』と称された歴史的な大会において、


国王が姿を見せても、国歌が流れても、


指笛を吹き続けるサポーターを抱えるチームに

勝者となる資格など、感じられなかったというのが本音である。




ちなみにスペイン本国における

この試合の平均視聴率は67.7%

瞬間最大視聴率であった試合終了の瞬間の視聴率は

77.8%であったという。


全てのバルセロニスタが落胆し、


マドリディスタ達が歓喜する。


誇り高きマドリディスタ達が、

真の誇りを取り戻したのは、一体何年ぶりのことだろう。


そんな彼らがシベレス広場で口にしていた言葉が


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"No estamos todos, falta Raúl"

(皆が揃ったわけではない。ラウルが足りない。)


であった。



これこそが世に言う"Madridismo"


彼らには、時に『見えざる敵』も存在するが、


ラウルにグティ、ベンチにいたチェンド、

そして、国営放送の中継席にいたサンチスしかり。


彼らは、過去のマドリーを支え続けた

『見えざる英雄達』が繋げた長い歴史の蓄積こそが、

それを成し遂げたことを、しっかりと理解している。


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Si. Eso es nuestro REAL.

(そう、 これこそが我らのレアルだ。)

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その瞬間

先ほどのエントリーに関し、

コパが轢かれる瞬間を動画でご覧下さい。

零れ落ちた優勝カップ

イケル・カシージャスがフアンカルロス国王に支えられながら

堂々掲げた優勝カップ。



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それから僅か数時間後、

よもやこのような悲劇を誰が想像したか・・・






『マドリーの優勝』

となれば、お決まりがシベレス広場でのお祭り騒ぎ。


AM3時すぎ。


平日の夜であることなど関係なし。


念願のタイトル獲得は、シベレスに駆けつけた

数万人のマドリディスタ達を歓喜させていました。



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そんな歓喜に揺れる入場シーンで悲劇は起きました。



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優勝カップに注目。



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  グシャ!!




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うっそ~んニオイ



と思わず叫びたくなるようなシーン。


犯人はコチラ。


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ラモス君、やってしまいました。


その後は、大破した優勝カップなしでの祝勝会を継続した

マドリーのみなさん


次は、欧州チャンピオンのカップをよろしく。


Hala Madriiiiiiiiiiiiiid!!

a por la decima copa



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待ちに待ったバルサへの侮辱

朝っぱらから感極まってしまいました。


個人的には、現地にて2001年の決勝で味わった悔しさを

思い出しながらの歓喜。



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そしてラモスは、去った彼を継承し、

全てのマドリディスタ達と喜びを分かち合いました。



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ラウルはどこかでこのシーンを見ていたのだろうか。





前半、圧倒的にゲームを支配した印象のマドリーが

後半になると、別の試合に切り替わったかのように

攻め込まれたときには、どうなることかと思いました。


こんな試合で決めてくれるクリスティアーノ・ロナウドは

やっぱりスーパースター。



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余計なコメントは必要ないですね。


このゴールを喜び過ぎたペペ君は、

勢い余ってバルササポーターを必要以上に煽ってしまい、

少々問題になっていますが、スタンドのマドリディスタによる

罵声に比べれば大したことはないでしょう。



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表彰式の最中、選手たちの背後から聞こえてきた


”CABRON Barça!Saluda al CAMPEON!”


という歌声は、マドリディスタが長年発することができなかった

念願の侮辱であったことは間違いありません。


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シベレスへ行こう

遂に今晩は国王杯決勝。


何せマドリーは、1993年にマノロ・サンチスが

このカップを掲げて以来このタイトルから遠ざかっています。


あれから18年。


奇しくも最後の国王杯制覇を果たしたバレンシアの地において

バルサに挑むマドリー。


MARCA紙は、モウリーニョ監督の”奇策”として


なんと


なんと


エジルのワントップを予想。



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思えば、今シーズンはイグアインの故障に誘われるように

アデバヨールを獲得。

FWの工面こそがチーム最大の課題であったはずが、

ここにきて本当にエジルを起用するのか??


昨日の記事にしたように、

ボランチをトライアングルで配置するモウリーニョにとって、

残されたポジションに好調な選手を配置するには

苦肉の策であるといえるかもしれません。


ただ


いかなる手段を尽くしてでもバルサを倒して欲しい!!


その一心です。



この試合のマドリーが勝利すれば、

チームは午前2時半にはマドリード市街地に到着予定。

2万5千人を越えるマドリディスタが、

あのシベレス広場に集うのではないかと予想されています。



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この3年間、シベレスでの歓喜を味わっていない白の集団。


地元テレビ局もマドリーのタイトル奪取に備え、

広場周辺の中継準備を整えているのだとか。


このタイトル獲得を待っているのは

決してテレビ局だけではありません。


全世界のマドリディスタ


そして、シベレス広場の女神像も、


きっとその瞬間を待っているはず。



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