El Diario ~青森にいながらスペインの話~ -30ページ目

自省すべし

未だチャンピオンズの敗戦の霧が立ち込めるかのような

嫌な雰囲気のR・マドリー。


チャンピオンズ2ndレグにおける出直しを図るためにも

気を取り直してリーガに臨みたいところですが、

この試合、モウリーニョにとっての絶対的なエースであった

C・ロナウドは貴賓席からの観戦となるようです。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


全てはバルサ戦終了後、


『このシステムは好きになれない。

しかし、順応しなければ。』


とモウリーニョが掲げるディフェンシブなサッカーを

批判するかのような発言が、規律を重んじるモウリーニョの

癇に障ることになりました。



一方で、バルサ、とりわけグアルディオラに対する

完全に度を越えた挑発を繰り返したモウリーニョは、

UEFAからの制裁を避けられない模様です。


AS紙が報道しているその制裁は、

火曜日のバルサ戦を含む4試合のベンチ入り厳禁。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~



その詳細は5/6に発表となる見通しですが、

1試合は、先日のバルサ戦の退場による処分、


その他に、アヤックス戦においてアロンソとラモスに対し、

カード累積を相殺させる警告を受けさせた件、

そして、バルサ戦の後、審判団を批判する発言を行なった件が

含まれることが予想されています。


見方によっては、常にマスコミの前に立ちはだかり、

選手達に向けられる注目を避ける壁となっていた

モウリーニョですはありますが、行き過ぎた言動については

お灸を据えられて当然といえるでしょう。



我が朋であり、若かりし時代をマドリーのカンテラで過ごした

ビクトル・フェルナンデスが言っています。


『僕らが憧れ、その門を叩いたのは

マドリーというチームが毅然たる紳士の集団であったからだ。


今、そんな古き良きマドリーの姿が、根底から揺らいでいる。

悲しいことだ。』



確かにバルサの選手達による誘発はあったにせよ、

美しさからは、程遠い「喧嘩」サッカー を披露してしまっている

マドリー経営陣は、モウリーニョ全権委任の後、

多くのマドリディスタを落胆させていることを

大いに自省してもらわねばなりません。


   にほんブログ村 サッカーブログ リーガ・エスパニョーラへ
クリックの協力をお願いします

プロとしてあるまじき

しつこい話題で申し訳ないですが、
あのペペの退場劇は、アウベスによる演技であることが判明(笑)

マドリディスタ達がネット上で激怒しております。



足に当たってもいないのに、
その後、担架で運ばれたダニ・アウベスは
どこを痛めていたのかは知りませんが、

今頃は、プロの選手として、
そして人として
心を痛めていることを祈ります。

   にほんブログ村 サッカーブログ リーガ・エスパニョーラへ
クリックの協力をお願いします

茶番劇はやめよう

リオ・ファーディナンドがtwitterでダニ・アウベスを猛烈批判。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


『もしも私がグランドから

担架で担ぎ出された直後、


再び元気に走り出すようなことがあれば

どうか、かかとで蹴り倒してくれ。』




El Diario ~青森にいながらスペインの話~

El Diario ~青森にいながらスペインの話~


マンチェスターUのファイディナンドは、

マドリーにとってはゲーム展開を暗転させられた

あのシーンに対して、そうつぶやいたそうです。


全身で激痛を表し、担架で運ばれながらも

ペペの退場シーンを見届けるやいなや、

健康優良児のように再び元気に走り出したアウベス。


同業者からの皮肉の込められた批判は、

マドリディスタの心の傷をほんの少し癒してくれます。


本当の落胆の始まりとは

思わぬジャッジをきっかけに落胆を強いられた

チャンピオンズリーグ準決勝「R・マドリー×バルサ」。


あの荒いゲームを披露され

酷く落胆した人も少なくないだろうが、


マドリディスタという立場を忘れ、古株のサッカーファンとして

この対戦を振り返ると、その「酷い落胆」は試合を前にして

始まっていたことに気付かされる。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~



すべての始まりはマドリーの指揮官である

モウリーニョ監督の必要以上の挑発であったことは

説明するまでもない。


グアルディオラはいつだって「永遠のライバル」に

敬意を持って接していた。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


その証拠に、彼は現在もラウル・ゴンサレスと

親しい関係を維持しているだけでなく、


マドリーにおける80年代のカンテラ黄金世代

”キンタ・デ・ブイトレ”

を理想のサッカースタイルとして度々引用したり、


時には、敵将フェルナンド・イエロを讃える言葉も残してきた。



これらの足跡から明らかなのは

彼自身がライバルの存在があるからこそ

「切磋琢磨」が生まれるという相関関係を十分に理解し、

マドリーが持つ偉大な力を認めてきたこと。


そんなペップが、試合前日の記者会見で語ったのは、

モウリーニョへの驚愕の罵りであった。


『どのカメラが”ヤツ”のものかはわからない。

恐らく全てがそうなんだろうね。


試合は明日20:45開始だけど、彼はシーズンを通し、

グランド外で勝ち続けてきた。

彼に”グランド外のチャンピオン”の称号を与えよう。

どうか家に持ち帰ってもらいたい。


(中略)


素晴らしいチームを相手にしながらも、

国王杯にて見事”グランド”において勝利したマドリーを

祝福させてもらう。』


会見におけるおよそ2分20秒間。

かつてバルサ一員として共に戦った足跡すらも

モウリーニョ監督への皮肉と挑発に費やしたペップ。


結局、モウリーニョにフロレンティーノ会長、

そして現地のマスコミが推し進めた場外戦は、

グアルディオラのサッカー哲学すら容易に飲み込んでしまった。


果たしてこんなやり取りが、

サッカーシーンに必要なのだろうか??


無論、これらの口論によって世論の注目は浴びたであろう。


しかし、この無駄な闘争は、試合開始を前にして

本来あるべきクラシコを壊していたのではないかと考える。




97年のマドリー欧州制覇をきっかけに

欧州サッカーシーンをリードするマドリーとバルサ。


思えば両チームが欧州のサッカーシーンから

消えていたそれまでの90年代、クラシコは実に荒れていた。


試合の内容よりも、ラフプレーで退場となっても

スタンドを牽制するストイチコフの醜態などが記憶に残る。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~



盛り上がるが、それはサッカーというよりも

どこか「喧嘩」に似ていた。



我々が目の当たりにしたあの試合、

そしてその後の両クラブのサポーターによる

ネット上の罵り合いを見ていると、

そんなよからぬ原点回帰を感じたりする。


El Diario ~青森にいながらスペインの話~


モウリーニョの場外での過剰な牽制

その牽制の火花に、大量の油を注ぐマスコミ・・・


そんな彼らに伝統の一戦の醍醐味を壊されてはたまらない。


  にほんブログ村 サッカーブログ リーガ・エスパニョーラへ
クリックの協力お願いします

虚しすぎる一戦

世紀の一戦だったはずが、

試合の感想を言わせてもらえば


グチャグチャ



試合後のモウリーニョによる



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


『俺ならこんな勝ち方をしたら、

    恥じる以外はないのだが。』


と負け惜しみにも似た皮肉たっぷりのコメントにさえ

少々同情を覚えるくらい残念すぎる試合でした。





まずは、ハーフタイムにベンチから飛び出し

心的コントロールを失ったピントが退場



El Diario ~青森にいながらスペインの話~



この画像、チェンド氏が首を絞めているように見えて怖い。


続いて登場したのは、国王杯優勝のキーマンであったペペ。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


彼にも『赤いカード』が提示され、これでゲームオーバー。


この日のバルサ相手に10人では太刀打ちできず。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


『なんて不用意なプレーだ!』


『厳しすぎる主審のジャッジだ!!』


マドリディスタならば誰しもが

各々の視点からそのプレーを嘆いたことでしょう。


無論、それは選手スタッフとて同じこと。



多くの選手達が主審の判定に不満を述べる中、

イケル・カシージャスも


『あの退場がこの試合の行方を分けたよ。


主審はあれが赤に相当することを瞬時に察知した。

僕から見ていて、実に堂々とそれをジャッジした。


とはいえ、僕らはそんな事態にも慣れっこだ。

たいしたことはない。


ただ、理解できないのは、なぜ我々はいつだって

10人で試合を終えことになるかってことだ。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


今シーズン、同じような事態が何度引き起こされているか。

もうたくさんだ。


バルセロナではあらゆる力を尽くし逆転を目指すのみ。』


と自軍の敗北への歯がゆさを表現。

そしてこの試合で警告を受け、2ndレグの出場権を失った

セルヒオ・ラモスは


『今日の出来事は全てを驚かせたことだろう。

主審のジャッジこそが試合を決定付けた。


ひとつの微妙ジャッジが試合を決めてしまったことは

責任重大だよね。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


不幸なことに2ndレグには出られないが、マドリーには素晴らしい

選手達がいる。きっと逆転してくれるはずだ。


アウベスは6回ファールして音沙汰なし。

ラモスは最初のファールでカード。


さらにカードを誘発すべく、怒鳴り声を上げ続ける選手もいた。

しかし、我々はそんなやり方はしない。』


と彼の目に映った非紳士的なライバルを牽制しました。


とはいえ、スタンドのマドリディスタからは

例の如く

レーザー攻撃が発せられていたり・・・



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


フェアープレー以前に、そこにはサッカー以外での

無駄な争いが「お互いにあった」ことは認めるべきでしょう。



「がっぷりよつ」の王者決定戦・・・


例え目の前にいるのが永遠のライバルであっても、

試合後に互いを称え合うような、そんな試合であって欲しかった。


試合後、脳裏に焼きつく局面が

退場あるいはラフプレーに対し、オーバーリアクションでのた打ち回る

選手達の姿では、世界のサッカーファンを落胆させたに過ぎないでしょう。


この『0-2』の結果を受け、

MARCA紙はネット上にて”マドリーの逆転は有り得るか?”という

アンケートを実施中。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


マドリー寄りで知られるこのMARCAが実施しているにも関わらず

”NO”の回答率が、なんと


およそ  80%


2点のビハインド


セルヒオ・ラモス、ペペを欠く布陣


明らかな劣勢に立たされたマドリディスタは意気消沈か・・・



試合後、記者陣のインタビューに対して



El Diario ~青森にいながらスペインの話~


『こんなプレースタイルは好きではない。

ただし、順応しなくては・・・』


と答えたのはC・ロナウド。

これは、モウリーニョが指揮するディフェンシブな戦略に

同調できないと取れる発言ですが、


カンプノウで最低2点取らなければ決勝進出など叶わない

この状況に、どんなサッカーを見せるのか。


この虚しかった試合を忘れさせる

そんな準決勝を期待するのみです。



El Diario ~青森にいながらスペインの話~

  にほんブログ村 サッカーブログ リーガ・エスパニョーラへ
クリックの協力お願いします