王者はミスしてはいけない
『王者はミスしてはいけない』
オサスナ 0-0 R・マドリード
この前日、バルサがビジャレアルに引き分けを喫し、
勝てばマドリーが単独首位の座を奪取できるチャンスだっただけに
MARCA紙も手厳しい1面となっています。
この試合を前に古巣マドリーへの恩返しを誓っていた
オサスナ監督カマーチョは、試合後
『失点さえしなければ安心していられる。
得点はそのうちに生まれるのだ。
この試合の戦い方ができれば、タイトルさえ狙えるものだが、
我々のチームはそんなレベルのクラブではない。
少なくとも、どのチームを相手にしても対等の戦いができる
自信を与えられたのは大きな収穫。』
と自軍の善戦に満足な様子を窺わせています。
個人的な視点からすると、やはり試合の行方を左右したのは
イグアインの決定機を阻んだリカルドの攻守かなと( ´艸`)
ベテランらしい堅実な守備で、強靭なマドリー攻撃陣を完封。
たいしたものです。
チームが一丸となり、各々が普段以上の力を発揮すれば
ビッグクラブにも対抗しうる。
オサスナのパチ・イスコ会長はこう話しています。
"Somos un equipo que nos crecemos con los grandes"
(我々はビッグクラブの襲来と共に大きくなるチーム)
バレンシアには敗れならも、マドリー・バルサの2大巨頭には
自由な試合展開を許さなかったオサスナは、
この善戦を自信にリーガを戦います。
従来は、「飛び抜けた2強の存在がリーガの盛り上がりを損ねている」
という意見が大半のリーガですが、
こんなコメントを聞いていると、強豪を追撃する下位チームの
努力向上と改善がスペインサッカーのレベル向上に繋がっているのかなと
思わされたのでした。
ピンチとはチャンスである
田舎暮らしをしていると、
時に欲しいものが手に入らないケースがあります。
今回、銀座の某大手デパートに問い合わせ、ある商品を購入。
電話にて注文し、薦められた「代引き」にて手配を依頼しました。
『明日か、遅くとも明後日には到着します』
そう言われて待つこと5日間…
心配になって再度売り場に問い合わせると、
”代引きは通常の配達とは異なり、
年末年始の配達はしておらず、
最速の到着は8日以降となる”
という回答。
担当者も、自身が、最速での到着を明言したことを記憶しており、
度重なる謝罪の言葉を受けました。
その謝罪姿勢も伝わったし、こちらも決して急いでいなかったので
その旨を伝え電話を切ったのですが、
そこからの対応が凄かった
一時間後、そのデパートの顧客サービス担当から入電。
丁寧な謝罪の後、品切れだった商品を他店舗から入手したので
カード決算してもらえば、明日到着で送らせて欲しいという
という意思表示を受けました。
その電話の20時間後に荷物は我が家に到着。
商品は通常以上に丁寧な梱包がされ、
さらに送料はデパート側の負担でした。
たかが売り上げ一万円弱に過ぎない顧客に対して、
”ニーズとウォンツ”を越える手際の良さに感銘を受けつつ、
思わず担当者にお礼の電話を入れさせてもらったわけですが、
これぞ世界に誇る日本のサービス業界の真骨頂ですね。
そこに『ピンチをチャンスに変える』企業戦略を感じた次第です。
恐れ入りましたm(u_u)m
そんな形で商品が届き、上機嫌の中で
年末にスペインに発送した国際スピード郵便を追跡検索すると…
28日に通関検査に入ったまま5日間が経過中(^▽^;)
”日本の常識は、世界の非常識”
とは良く言ったもの。
クリスマス休暇中のスペイン王国が相手では、
文句の言いようがありません。
休日とは「休み・楽しむためにあるもの」というのが国民の総意。
スペイン人は人生の楽しみ方を知っているなと思わされるわけですが、
ここは”日出る国”日本。
おとそ気分は三が日まで…
明日から気持ちを切り替えねば。
R・マドリーを迎え撃つ守護神
いよいよ今晩は、R・マドリーの2010年最初の試合となる
オサスナ戦が開催されます!
昨日の記事『マドリーへの復讐 』にて、
カマーチョ監督の熱い気持ちをご紹介しつつ、
注目選手リカルドについて若干のお話しました。
現在38歳。
スペイン代表やマンチェスター・ユナイテッドなどの一員として
世界を垣間見てきたベテランは、満を持してマドリーを迎え撃ちます。
実は彼、このブログの一推しセサル・サンチェスのゴルフ仲間にして
親友的存在なのです。
彼らは90年後半からバジャドリーでチームメイトとして
共にゴールマウスを守った仲。
彼がバジャドリー在籍時代こんなことがありました…
それは、すでにセサルがR・マドリーに去り、
彼がバジャドリーの正GKの座を獲得していた頃のことです。
僕がふらりと訪れたのバジャドリの練習場にて、
シュート練習を見ていた時のこと。
ゴールの裏側に、ネットや柵などの障害のない場所で
間近に練習を見ることができるのがこの練習場の醍醐味なのですが、
ゴールポストから5mくらいの至近距離で、シュート練習を見守っていた
僕に悲劇が襲います(((゜д゜;)))
ある選手が放った強烈な無回転のシュートがポストに当たると、
方向を換えたボールが、オイラの胸元に向かってくるではありませんか!!
そのあまりの速さに、体は全く動かせず。
結果・・・
ボシュッ!!!![]()
胸元に高速ボール直撃!!Σ(=°ω°=;ノ)ノ
肺に直撃したためしばしの呼吸困難に…(;´Д`)ノ
流れ弾に当たった気の毒なアジア人のせいで練習は中断。
選手スタッフがその場で倒れこんだ青年を、じっと見守る中、
バタバタバタ!!![]()
真っ先に駆け寄ってきてくれたのが…
リカルド君でした( ̄□ ̄;)!!
少々パニック状態だった僕に笑顔で安心感を与え、
ゆっくりと深呼吸を促してくれたのでした。
見知らぬ惨めなアジア人のために…
実に温かい奴(ノω・、)
ゲーム中の情熱とは対照的に、
日頃、ひょうきんで温かさを感じさせるのがリカルド。
選手としての晩年を輝かしいものとするためにも、
このマドリー戦での奮起を期待をせざるにはいられないのです。
伏兵の雄叫び
リーガエスパニョーラ、2010年最初の試合となった
バレンシア × エスパニョール
試合を優勢に進めながら、92分まで崩せなかった
エスパニョールの牙城を切り裂いたのは、
途中出場ジキッチの劇的ヘッドでしたね。
ホアキンのフィードも最高ででした。
後半終盤、明らかに勝ち点1獲得を前提にした守備に徹したエスパニョール。
試合後ポチェティーノ監督が『このような負け方は、ショックが大きい』
と漏らしたように、前半から守護神カメニのファインセーブが飛び出すなど、
逃げ切れば、価値ある勝ち点となっただけにキツイ一発だったことでしょう。
一方、バレンシアはシルバやパブロ・エルナンデスらゲームメーカーを
欠く中で、ジュキッチのような伏兵の活躍は嬉しい誤算です。
殊勲のヘッドを決めたジキッチは、地元紙の
”エメリ監督はジュキッチをもっと使うべき”
というネットアンケートを開始し、
約90%が”Si(当然だ)”という回答をしています。
ジキッチとほぼ時を同じくしてピッチにたった中村俊輔は、
『明暗くっきり』。
この大一番で起用されチャンスを生かせず、
晴れ晴れした年明けとはなりません。
「中村が攻め、セサルがセーブする」
なんてシーンさえ見られず残念…
試合終了後、子供のように無邪気に歓喜する
セサルらバレンシア陣営の躍進を期待しつつ、
現地紙の戦評記事に名前さえも見当たらない
日本のエースの信頼獲得を祈るのでした。
マドリーへの復讐
R・マドリーのリーガ再開後の最初の相手はオサスナ。
ホームスタジアムの独特の盛り上がりはリーガファンならご存知でしょう。
そして、このチームの監督は
『R・マドリーを捨てた理由 』でもご登場いただいている
レアル・マドリーの歴史に残る名選手でありながら、
過去”マドリーとの決別”とも取れる宣言をしているカマーチョにとっては、
この対戦は特別なものなのかもしれません。
現地紙はそんなカマーチョ監督にインタビューを決行していたので
エントリーしてみます。
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(『』:AS紙 黒字:カマーチョ監督)
『特別な試合ですね?』
僕にとってもそうだし、マドリーに興味を持つ全ての人たちにとってね。
しかし僕にとっては、普通の人たち以上に特別なもの。
マドリーは自分の古巣であり、様々な関わりを持ったクラブなんだよ。
僕自身、彼らとは何度も相対したことがあるけど、
できるだけ特別な意識は持たないようにしているんだ。
我々はプロフェッショナルだし、誰もが自分の立場を尊重しなければいけない。
『休暇後にマドリーと戦えるのは良いことですか?』
それはやってみなければわからないこと。
ただし、この休暇により我々のチームには何人かの故障者が
戦列に戻ってきたことは、好材料である。
それに、マドリーは連勝街道真っ盛りだったのに反して、
こっちは負けが混んでいたことを考えても、
ラッキーなことかもしれない。
『そうなると、まったく調子の違った2チーム戦いになると?』
そうだね。彼らは絶好調だった。
ただ、ホームスタジアムのレイノデナバラは、訪れるチームを驚かす。
彼らは選手と共に戦ってくれるし、それはマドリー相手でも例外ではない。
我々は小さいチームであるけど、この主の試合ではどの選手も
大きな志を抱いて戦うことができるんだ。
『オサスナは小さなクラブかもしれませんが、
常にマドリーを苦しめています。』
そうだね。それは今話したことが大きく作用していると思っているんだ。
こうした試合では、選手達は普段以上に厳しく戦わなければいけないことを
理解し100%の力を出してくれるんだ。
もちろん、選手達もこうした試合を好んでいるはずだ。
『マドリーはペジェグリーニにもキツイ扱いをしていますかね?』
彼はマドリーの監督という立場を理解しているだろうし、
それは、彼だけでなくこれまでマドリーの監督を歴任した全ての監督に
降りかかったものと同じものなんだよ。
誰もがその地位を求め、多くの意見を寄せるけれども、
実際そうなれる人間は選ばれた者のみ。
彼はカップ戦のアルコルコン戦以外はとても良い戦績を残してる。
『リーガは”2チーム”のものですかね?』
今に始まったことじゃない。
マドリーとバルサは、経済的にもスポーツ集団としても
国際的な話題の的だからね。
この争いは歴史的なものだ。
『ペペの欠場。カカの欠場もありうることは重要ですか?』
リーガを戦っていれば、欠場者はつきもの。
マドリーは誰が欠けても、しっかりと実力者が補充されるからね。
それに比べたら、我々などは怪我人はいても、
規模は小さいものだよ。
『マドリーに勝つためにすべきことは何でしょう?』
我々が続けてきたことは間違っていない。
ここの選手達は、良く走り、戦う。
変えるべきものがあるとするならば、精神面。
さらにタフなものにしなければ。
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”攻撃の要”パンディアーニと”守護神”リカルドの両ベテラン選手が
戦列に戻ったオサスナ。
クリスマスのインターバルは、良い休暇となったはずです。
リカルドは、アトレティコ、バジャドリーとキャリアを積んだ後、
2002年W杯スペイン代表に選出され、後にマンチェスターUから
ラブコールを受けた選手なんですよ。
プレミアリーグで思うような戦績は残せませんでしたが、
本当に良い選手なんですよ。
彼についてのエピソードは別のエントリーにて( ´艸`)
ともかく、マドリーを干されてしまったカマーチョさんの
”マドリーへのリベンジ”はどんな戦いとなるのか?
「絶対に負けられないマドリー」との対戦は目が離せません!
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