元マドリディスタ達の想い
昨年末、オサスナから2部エルクレスに
移籍したポルティージョ。
その模様は「銀河系伝説の陰の立役者が… 」で
扱った通りです。
かつては、レアル・マドリー、そしてスペイン代表の
中核を担うと期待されていた彼ですが、
現在その活躍の場は2部リーグというのは悲しい響きですね。
現在、そんな彼と共に戦っているのが、
同じく元マドリーの選手”トテ”。
彼らは過去、欧州のビッグゲームに出場し、
数万人の観客を前に強敵たちと争い、
長年レアル・マドリードの勝利のため、
プロ生活を過ごしていました。
所変わって、彼らはアリカンテの選手として再会。
時は巡り、何の因果か、ヘルクレスでもチームメイトとなっています。
そんなふたりが所属するヘルクレスは、
今週末、強豪ベティスとの対戦。
故障者や出場停止などの巡り会わせでスタメンでツートップを
組むことが予想される彼らにとっては、
己の潜在応力をアピールする絶好のチャンス。
さてさて、どんなプレーを披露してくれるのか??
過去、トテはマドリーでチャンスを得られず、
バジャドリーでらしさを発揮すると、02-03シーズンは、
今節の対戦相手ベティスに移籍しています。
当時、会長らとの確執が噂された彼だけに特別な気持ちを
抱いているはずです。
『目を見れば、彼がどんな動きをするのか予想ができる。
この試合、ふたりのうちどちらかがゴールを決めて
勝利できたら最高だね』
と話すのは、ポルティ-ジョ。
スペインプロサッカー界で、スターが凌ぎを削るのは
決して1部だけにあらず。
この世界の「酸いも甘いも」を知った彼らのような
選手達から、我々が学ぶものは多そうです。
スペイン経済が自由落下?
『スペイン連続時間市場 (Spanish Continuous Market) の
指標株価指数IBEX35が自由落下』
現地マスコミに、なんとも心配な見出しが踊っています。
その下落具合はこの通り。
およそ6%の下げ幅は、スペイン株価市場の赤信号を
示しています。
財政問題への懸念か?
スペインは、2010─12年の財政赤字見通しを引き上げたばかり。
5年物の国債の保障料が過去最高になるなど、
市場において歳出削減に向けた政府の対策が難航するという
懸念が強まった影響であると思われます。
なにせ年金制度の、65歳から67歳への引き上げを提案したりと
国民の怒りを買っているスペイン政府ですから
行く末が不安視されるのも当然の成り行きでしょう。
株価指数の低下は、欧州全体に見受けられる現象であるものの、
未だ先行き不透明な経済状況にあるスペインは
とりわけ大きな煽りを受けるのは必至。
時同じくして2009年度の産業部門における生産量が
前年比で15.8%減であったことが発表されたスペイン経済は、
あまりに厳しい瀬戸際に立たされています。
雇用不安や財政赤字などの社会不安が漂う日本経済も
心配されますが、スペインの市況はもっと深刻だ…
王者バルサに絡む黒い影
『バルサ会長に殺人予告 』にて、バルサ会長ラポルタ氏への
殺人予告についての報道を扱ったのは昨年10月初旬こと。
遂にと言うべきか、ようやくと言うべきか、
その主犯と思われる犯人が逮捕されました。
今回検挙に至ったのは、FCバルセロナの右翼系サポーター集団である
"los Boixos Nois"の細胞組織である 'Casuals'。
数ある分派のうち、最も暴力的であったことで知られています。
犯行の動機は明らか。
『カンプノウから彼ら(ウルトラ)を追放する』
暴力的な彼らを、堂々スタジアムから放り出したラポルタ
は目の敵にされていたのでしょう。
逮捕された人数は現時点で不明ながら、
その容疑は、殺人予告のほか、恐喝および違法薬物の売買。
もはやサッカークラブの応援団というのは仮の姿。
単なる犯罪集団ですが、これまでの彼等の活動は、
カンプノウでのサッカー観戦に限らず、
そのリクルートの本拠地としていた'Thor Steinar'という店で、
ネオナチ色に染まった独自のアパレルブランドの商品を
販売していました。
サッカークラブのサポーターという覆面を被り
極右翼活動を見せている辺りは、
過去にお話したマドリーのウルトラス・スールに
酷似したものがありますね。
(参照)
レアル・マドリーと極右翼の悲しい接点(1)
レアル・マドリーと極右翼の悲しい接点(2)
レアル・マドリーと極右翼の悲しい接点(3)
どちらの組織も、バルサやマドリーが、
スタジアムを熱狂に包み込むために利用し、
援助を繰り返したことで成長を続けた「黒い影」です。
バルセロナは、今回の逮捕劇に喜びに満ちた公式発表。
しかし、かつては”飼い犬”として育てていたはずのウルトラ達が
親元を離れ、昔のご主人様に噛み付いているのだとしたら、
元の飼い主にも抱えるべき責任はあるはずなのですが…。
俊輔と並走していたカリスマが
エスパニョールの攻撃の要ルイス・ガルシアが、
現在スペインで時の人となっているマドリーの
グティを”サッカー界でも類を見ない選手”と絶賛。
『人々が、特異な選手で才能豊かなグティを賞賛することは
自然の流れだ。彼はあのプレーに象徴されるような
パフォーマンスを長年継続し続けている。
幸いなことに、我々のチームには彼に対抗しうる
イバン・デ・ラ・ペーニャがいるけどね。』
出ました。
中盤の魔術師デ・ラ・ペーニャ!!
今シーズン開幕前、俊輔のエスパニョール移籍で、
日本でのブレークは間違いないと思っていましたが、
俊輔の不調に加え、デ・ラ・ペーニャは深刻な故障を
抱えることとなってしまいました。
エスパニョールの次節の対戦相手は、レアル・マドリード。
スペインでプレーする者なら誰でも出場したいであろう
この試合を前に、デ・ラ・ペーニャは、様々な治療を尽くすも
快方に向かわなかった”右足ふくらはぎ”の手術を決意しました。
『我々は、手術以外の様々な治療を試みることに限界を感じた。
手術を施すことは、もはや最終手段。
僕は、またサッカーを楽しめるという確信を持っている。
だから手術をするんだ。』
手術という決断を下したデ・ラ・ペーニャは会見で、こう述べました。
昨年、この故障を抱えて以来、マドリードのラモン医師を訪ね、
あらゆる治療を試したものの、右足の自由が利かなくなった時もあったと
嘆いたデ・ラ・ペーニャ。
術後の復帰には、最低でも2~3ヶ月は要すると見られていますが、
グティにも勝るとも劣らないあのボール捌きを、
スペインに到着直後、俊輔と並走し、片言のイタリア語での
コミュニケーションを果たしていたデ・ラ・ペーニャ。
プレースタイルのコンビネーションなどはさて置き、
俊輔とのプレーシーンをもっと見せて欲しかった。
代表監督の熱い視線の先に…
リーグ戦ではパッとしないアトレティコですが、
国王杯での躍動は頼もしい限り。
アトレティコ 4-0 ラシン・サンタンデール
ベスト4でのラシン戦でもしっかりとゲームをコントロールし、
快勝したようです。
Atlético de Madrid:
De Gea; Ujfalusi, Perea, Domínguez, Antonio López; Reyes (Jurado, m. 48),
Assuncao (Raúl García, m. 76), Tiago, Simao; Forlán (Ibrahima, m. 81) ,
''Kun'' Agüero.
Racing de Santander:
Coltorti; Pinillos, Torrejón, Henrique, Cristian; Munitis, Colsa (Diop, m. 67),
Lacen, Serrano (Toni Moral, m. 54); Canales y Xisco (Tchité, m. 54)
Goles:
1-0, m. 9: Simao
2-0, m. 40: Reyes
3-0, m. 62: Forlán(PK)
4-0, m. 71: Forlán (PK)
もうひとつのベスト4の試合、ヘタフェ×セビージャは、
セビージャが0-2で快勝。
まだ2ndレグが残っていますが、決勝は「赤白」対決となるのでしょうか??
なおこの試合、貴賓席ではデルボスケ代表監督が新生カナレス に
熱い視線を注いでいたようです。
デルボスケは、若干18歳であるカナレスの躍進に関し、
『年齢は代表入りを妨げるものではない』
と、実に意味深な発言をしており、
前節も彼の出場したリーグ戦の試合を観戦しているあたり、
その興味は半端ではない様子。
同じく近い将来代表入りが期待されているヘタフェのペドロ・レオンらと
共に、次世代のスペイン代表を背負う選手に育って欲しいものです。
















