ptureのブログ -3ページ目

22作目。昨日、ちょうどネットで作者のインタビュー記事を読んだ。気にしてるのはテンポだって。んだな、今回もシリーズ特有の疾走感、十分堪能。台湾からのお金持ち女子高生の依頼で、ゾンビタバコ吸って死んだ兄がどんな生活をしていたのか知りたいというもの。2本目は集団痴漢のターゲットの少女を守り、奴らを粉砕する話。3本目は風俗で働かされてる少女を助け出す話。4本目は地下アイドルを運営する組織の実態をあばきながらも依頼者の青年の犯罪を止められなかった話。いつもと変わらない、青臭い正義。現実なら臭すぎなのかもしれんけど。はまっちゃう。応援しちゃう。期待しちゃう。今回はタカシ、スカウト組織の集金狙って6億くらいふんだくってた。珍しい。露骨な犯罪?いや、訴えられないから罪にはならないのか。今回は3本目が泣けたわー。マコトなんていいやつなんだよ。母ちゃんと揃ってサイコーだよ。あー、今回も読み終わって、心さっぱり浄化されたわー。はい、おもしろかった! 

 

えり抜きエッセイ集。ヒマつぶしってテーマいいじゃないか。しかもここでいうヒマつぶしは趣味の紹介とかでなく、本当のひまつぶし。いいなあ。俺も同類だ。たまたま見かけた普段通りの事象に気を惹かれる。え、なんで惹かれるの?わからんけど見てるのが楽しくなってくる。無論、お金はかからないし。なによりも常に新しい楽しいことが生まれてくる可能性があるわけで。こんなふうに思わない人もいるのかなあ。時代が70年から2010年代くらいまですごく幅広い。どの頃のエッセイなんだろと推理もよい。物価もさすがに違うよ。その当たりも懐かしかったり、ああ、そんな安かったのかがあったり。ストリップって、踊り子さん兼本屋店員さんのやつ思い出した。熱海の温泉一泊に温泉道を見極めんとして、手当たり次第に要素ぶち込みすさまじい。食事に温泉、レビューに射的、芸者にマッサージを一晩かよ。美容用自転車で夢中になって時速60 km で距離50kmとか、ロード用でなくてもそんなにでるんかい。肩肘張らない、蘊蓄もない、真っ白いT シャツみたいな気軽さ。おもしろかった。 

地方にある、中規模の家具メーカーの社員食堂。その業務を受託する会社の社員の主人公のみなほちゃん。正社員は彼女だけ。あとはずっと年上の女性パートさんたち、腕は確かだけどちょっと気の弱いコックさん、何考えてるかよくわからない男性バイトくんという面々で、パートボスさんのイビリにあいながらも、仕事に精をだし、地域にもすこしづつ受け入れられていく、頑張り満タン明るいお仕事小説。ストーリー、単純でわかりやすくていいな。でも、いきなり次の行から舞台や時間が飛ぶんだよな、この作家の癖なのかしら。戸惑うぞ。だんだん慣れたけど。主人公、イマージナブルフレンドが自分の中にいて、車に憑依してるって発想すげえな。大人のフレンドってのもいいな。楽しそうだし、自分を守る壁になってくれるじゃないか。でも周りからは分裂症みたいにみられるのか?80年代サウンドトラックミュージックがたくさんなのが、妙に嬉しい。小説の初っ端からフットルースに始まり、まさかのストリートオブファイアー、トップガンにフラッシュダンスにヒューイ・ルイスも。やばい、のってきちまったよ。カナのイントロ記述かい。おもしろかった。 

だだっ広い土地を車で走るのは何もアメリカだけじゃない。なるほど、中国もその条件に当てはまるか。常に大渋滞のイメージが強いけど。 

バブル全盛のころの人気リゾート地がいまや活気がないとか。あるいは行く気が少し萎えるとか。そういうもんかなあ。いければどこでもいいや。 

この作家の作品、結構映画になってるんだなあ。あ、この監督、正に国宝の監督だ。日本物だから全部観たことないや。ちょっと宣伝も入ってるのか、スタッフや出演者のみなさんのこと、よく書きすぎではありません?心の声がありそうな... 

あっちにとんだり、こっちの話を急にしたり。でも急ぐ空気はなく、素のままの作者がその時の思いを素直に記してるのがありありとわかって、とても好印象。日記に近いようなこうしたエッセイ。好きだな。おもしろかった。 

3作目。全滅学級だって。これはそそる。昭和テイスト満載。全滅に、学級だよ、学級。うん。ストーリーはカナリアのメンバーの山田さんの義妹からの相談から始まる。心霊スポット探検を友だちとやったら、一緒に行った子が変になった。スポットに夜に舞い戻り頭に怪我をしていた。それを本人は覚えてないという。この件は怪異でないことが即解決するもそこから、本当の怪異が見えてくる。動画に写った悪口いたずら書きだらけの教科書を見た、あるいは合唱会の様子を見た、当時のこのクラスの卒業生たちが次々と死んでいる。昔を遡ると実に同窓飲み会で火事となり、大勢が死んでいる。みんなが仲良し、ただ一人いじめられっ子がいた中学校3年2組。いじめられっ子が怪異となったのか。でもそれだとえらく単純。しかし、いじめのシーンはやだなあ。ここまでクラス中で徹底してやるもんか。さらにこの物語には呪術一家登場。どう絡む?なるほど、確かに全部結びついた。ちとホラーにしちゃややこしいかもな。読み終わるとそうでもないけど。そして最大の呪術力を持つ男、星震がラスト、生死がわからず状態。なるほど、このキャラ覚えておかないと。今回も表紙絵の雰囲気とは全然ちがう九尾さんの残念行動が微笑ましい。それでいて、ピリッとかっこいいわけで。おもしろかった。 

御子柴だー!7作目。本屋でたまたま見つけて大喜び。しかもサイン本だったよ。いやあ、帯が青煽りまくってくる。帯だけでご飯3杯いける勢いだよ。悪辣弁護士VS能面検事だとか、「どんでん返しの帝王の真骨頂、極まる」だとか。いいぞ、もっとやれ。さて、御子柴今回はなんか良い弁護士。周りの視線をまるで感知せず、ただ自身の信念のままに、依頼人の利益を守ることが勝ち条件とばかりに精力的に働く。逆に彼の周りを飛び回るマスコミの悪辣さがさらけ出されてるよ。実は御子柴、かっこいいってのは知ってるけどさ、やっぱ、悪い面もあるからこその御子柴なので、そのあたりも少しエピソードいれるなりして演出してほしかったなあ。 

今回は無能な宰相に人生を潰されたとする就職氷河期時代の面々の恨みという、首相の資質にフォーカスされた話づくり。阿部元首相の殺害、高市首相の台湾有事発言とか色々混ざっててタイムリーかな。そして大注目の二大ヒーロー、どちらも守ったかという印象。ラスト、ほんの僅か見せた阿吽の呼吸による行動。ああ、かっけーなあ。どんでん返しとなるラストはちょっとだけひっかかりがあり、ストンと落ちてこなかったのがちと残念。満喫しました。おもしろかった。 

特許にまつわる訴えなどを専門とする弁理士の話。ふむ、そういう人がいるのか。弁護士がやってるのかと思ったら、専門の人がいるんだ。そんなお硬い仕事なんだけど、特許侵害で訴えられたのはVtuber。んー。著作権でなくて? 特許やら、今回の技術的な話、そして特許侵害の問題の入口にようやくたったこちらがわにいきなり、ぐわっと外側からの強引な解決策があるのよーって見せつけてくる力技の物語。普通なら、え?え?って感じだと思うんだけど、説明と話運びがうまいんだな、突拍子もないストーリーをしっかり読み進められる。理系の作者さん、読み手側も分析しながら書いてるんじゃないかな。もうちっと、主人公に盛ってもよかったかも。濃いんだけど、感情移入が今ひとつ。でも次回作あるから、そちらでは解消かしら。にしても、今回の中心人物のトリィさん。Vtuberなんだけど、中の人、ちょっと超人すぎだろ。ダンスも歌もプロで、格闘技もプロを10人切りしちゃうし、発散の陸上競技では日体大の現役生を後ろにしちゃうって、なんでここまでのスペックにしたのか、よくわからんかったな。こんくらいの人物でないと、主人公のお眼鏡にかからないとか?楽しみました。 

この作家がこんなエッセイ書いてるんだと、すかさず手にとった。暗い部分を幻想的に、美しい文章で綴っていくイメージが強かっただんだけど。6つの案内された工場を描いていく。穴をあける、お菓子をつくる、ボートをつくる、大型乳母車をつくる、ガラス部品をつくる、鉛筆をつくる。どの話もつくる現場、つくる人たち、そして製品への素朴な賛美の言葉がなんと素敵なこと。やっぱ作家ってすげえなあ。ものをつくる機械たちへの言葉が特に。健気だとか、ただひたすらみたいに。偏見とは逆のところにある感受性だよな。モノができていく現場はあらためて素晴らしい。発想力と効率と、なにより人に喜んでもらいたいという気持ちがあふれでんばかり。だから自身には必要以上に厳しくなるのかもなあ。 

鉛筆編でヘンリー・ソローが鉛筆の逸話で登場。お、うれしいな。この前、本読んだからわかった。おもしろかった。 

うしだきさんの著作2作目。でも小編では他にも読んでるのあるかも。地元の怪談は選ばざるを得ない。おや、結構怖いじゃないの。著者の幼少から現在までの自身が経験した怪談と、地元の知り合いに聴いた話で構成されてる形。牛抱さん、市原に住んでたので、市原近辺の話が多い。え、原チャリで駅まで数十分、その後、小湊鉄道で五井駅、そこから内房で千葉駅、そして、総武線で東京方面って、すげえな。このあたりの話にも興味津々。千葉の心霊スポット色々教えてもらった。東京湾観音もそうなのか。あれ、仏像だよな。隧道やら橋やらたくさんたくさん。太平洋戦争の際の東京湾防衛基地みたいなのもあったのか。戦争ってやっぱ絡んでくるんだなあ。でも、小学生の頃のこっくりさんの話がすごい。抗おうとして十円玉を押さえつけるも動く。必死に力をいれ、答えを出させない。爪がめくれかかる。え、まさかの怪異と力試しかよ!ちなみに、その舞台の小学校も名前がはっきりでちゃってる。うむ、きっと実際あった話なんだろうな。なんて。おもしろかった。 

ずいぶん、間があいての4作目。三冊で終わりでなかったんだ。コミカルなれどじわっときちゃうというイメージだったけど、さてどうでしょうか。うん、そのとおりだった。じいちゃんとバイト女子の小春ちゃんの話が良かったな。じじいと若い子が言いたい放題言って、悪友関係。じいちゃんの子どもがきてアパートを引き払った。挨拶もないさよなら。結局自分は一人ぼっちと落ち込む小春ちゃん。そしてまた会えた。じいさんに。泣いちゃうじゃないか。これからもいい友達でいれそう。よかったねえ。 

一次的にバズって賑わう神社。素晴らしい?いや、一方で心ない人により汚れていく。静謐とは正反対。でも神様怒ってないんか。人はそんなもんだって。動物だなぁ、人間はという印象。太古から変わらんのだろうなあ。 

この世に未練のある死者が神様の力を借りて主人公にフュージョンする。そしてお店で待っていると死者が会いたい、心残りのある相手がふらっと店にやってくる。死者と主人公が相手を励ましたりという鉄板ストーリーはぶっちゃけ飽きはくるかな。中身のエピソードは多彩だから大丈夫だけど。おもしろかった。