26/01/09 福田悠 前略、今日も事件が起きています | ptureのブログ

このミス受賞作家の本。タイトルがなんか呑気。日常に起こる些細な事件かしらなどと読み始める。とある郵便局が舞台で話のたびに主人公が変わる。事件解決の鍵をわたすのは郵便局の食堂のおじさん。ほほう。1話目は友人の婚約者は果たして誠実か否か。梅の柄の切手と消印から真実が明らかに。なんと消費税10%の日に引っ掛けてきたか。2話目は宛先不明で局に保管されている郵便物。中身はお手玉というけれど、なんかおかしい。3話目はゆうパックの配達員が襲われる話。4話目は漫画家へ送られるファンレターの中身が誰かに読み取られてる話。それぞれ、登場人物もたってるんだけど、からくりに絡んでくるのは宛先変更。まあそうなるか。読んでて、郵便というのはその昔飛脚の時代から、情報保全が如何に重要だったか、そしてそれを守るための制度は実に厳密であるってのを改めて実感した。にしても、金のインゴットもゆうパックで送るのか。なんかびっくりだよ。最後に読者にだけ教えられる食堂のおじさんの正体。ふふふ。なるほどねー。おもしろかった。でも、シリーズ化するのは難しいだろうな、郵便制度を利用したトリックってもう、なさそうだし。