江田島

蒲刈島という島に泊まりました。
泊まっただけなのがもったいない風光明媚な島です。
江戸幕府が開いた航路の宿場になっていて、歴史的にもみどころのある島です。
泊まった宿のお食事も魚づくしで、コチやボラやサザエの姿造りに、アナゴのてんぷらが絶品でした。
今度はこの島を目的に行きたいと思います。

さて呉からいくつか橋を渡って、江田島に渡りました。
江田島には旧海軍兵学校がありました。
世界三大兵学校のひとつで、昔は東大に入るより難しく、
知力、体力、その上に顔だったそうです。
戦争になってしまったけれど、英米の士官学校とは交流があり、
そのせいか軍事施設にもかかわらず、爆撃されず、今も無傷のまま残っているそうです。

今は海上自衛隊になっていますが、ＯＢの案内で見学ができます。
まるで近代建築の博物館のようなりっぱな建物です。
どれも現在も使用されています。

まず現れたのが大正5年に建てられた講堂
ＮＨＫドラマ《坂の上の雲》のロケにも使われました。
西田敏行さんやもっくんのサインやロケの写真がありました。



内部
2階席は皇族や国会議員が臨席したそうです。



明治期に建てられた兵学校

一個一個油紙に包まれ、護衛艦つきで輸入された
イギリス製高級レンガ造り
屋根はスペイン製のタイル


最後に案内されたのが、昭和初期の教育参考館


今は資料館になっています。
中には海軍創設するきっかけとなった坂本龍馬、勝海舟など幕末の人から、歴代の海軍大将、元帥などの資料。
しかし
心をうたれるのは平均年齢19歳という若い戦士の遺書の数々
ここはまた鎮魂のための場所でもありました。
今の平和が多くの犠牲のもとになりたっているのを忘れてはいけません。

瀬戸内海

島に来ました。おいしい魚をいっぱいいただきました

宮島

広島に来ています。
夫には少し変わった趣味があり、それについてきました。父が集まりに行っている間、母子は鹿さんに会いに宮島へ。

しかしこの鹿さん今大変なことになっているんです。
久しぶりに行くと餌付け禁止�子どもたちは鹿せんべいをやるのを楽しみにしていました。

つまり飢え死にさせて個体数を減らそうとしているんです。

奈良の鹿は保護団体があり、けがをしても手当てが受けられるのにね…
戦後食用に捕獲されて激減したのを、京都市動物園から（奈良公園という説も）連れてきたけれど、今は増えすぎて、生態系を乱すからだそうです。

せめて増えないように手術するとか、鹿が食べられる緑地を作ってから、餌やりを禁止してほしいです。

ちょうど1年

子供が休み始めてちょうど1年。
去年の休日参観から。。。
土曜日に病院に連れて行って
「休日参観から休みましょう」
って言われた。
5日がまた休日参観です。
行かないけど。
この病院に連れて行くのが大変でした。
またいつか書きますが、初アメンバー限定にするかも。

でもこの1年は短かったです。
あの双子が生まれてからの1年に比べたら。。。
あの日があるから今の私があるのかもしれない。

ジャネーの法則って知ってますか？
時間の心理的長さは年齢に反比例する
ってフランスの学者が解明したそうです。
年齢　　時間
10歳　　１００
20歳　　　５０
40歳　　　２５
50歳　　　２０

子供は10歳だから、それを１００としたら、私の時間の感じ方は２５．
この1年は私の4倍遅いスピードに感じたのかなあ。
つまり私の4年って感じたってことか。いや5年？

蚕の社

子供たちを太秦にある図書館にほうりこんで、蚕の社に行きました。



正式名称は木島神社、
もっと正確には木島坐天照御魂神社（このしまにますあまてらすみたまのかみのやしろ）というそうです。

太秦はその字の通り、平安以前に渡来人の秦氏が開拓した地です。養蚕や酒造りを伝え、境内には養蚕神社もあり、機織の先進技術をもった渡来人に関係する神社です。
秦氏ゆかりの神社といえば、酒の神様　松尾大社もそうですが、一番びっくりなのはあの千本鳥居で有名な伏見稲荷も秦氏ゆかりの神社で、秦氏が神職を勤めています。

神社に一歩踏み入れますと、それほど大きな境内でもないのに、大木が生い茂り、すがすがしい空気が漂います。

小さな池があり、「土用の丑の日には足つけ神事が行われ、無病息災を願う」とありました。
え、これって下鴨神社と同じやん！と、思うと
その池の名は元糺の池、神社の森は元糺の森
って書いてある！
下鴨神社の糺の森はここから名を移したもので、そのためここを元糺というと由緒がきにありました。

またこの神社で特筆すべきなのは池の鳥居です。
通常の鳥居は2本柱があって、梁がありますよね？
ここは三柱鳥居鳥居といって、柱が三本なのです。
その内側に神が降臨されると考えられています。


奥に3本目の柱があるのがわかりますか？

広隆寺の弥勒菩薩も、嵐山の大堰川の堰も秦氏ゆかり。
秦氏のはたした役割ってすごいなとおもいます。
昔の人のほうがインターナショナルだったのかもしれませんね。