ニーモニックデバイスとは一体どういうことなのでしょうか?
ニーモニックデバイス
(Mnemonic device)は、
情報を記憶しやすくするために
用いられる記憶術の一種です。
これらは、複雑な情報や
一連のデータを
覚えるのを助けるために、
音韻、リズム、
視覚的イメージなどを使って
情報をより単純で
記憶しやすい形に変換します。
ニーモニックデバイスには
いくつかの主な形式があります。
①アクロニム
アクロニムは、
各単語の最初の文字を取って
新しい言葉を作る方法です。
たとえば、北米の
五大湖を覚えるために
「HOMES」
というアクロニムが使われます
(Huron, Ontario, Michigan, Erie, Superior)。
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②アクロスティック
アクロスティックは、
各行の最初の文字が
特定の単語や
フレーズを形成する
詩や文です。
例えば、
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」
という文章を覚えるために、
"Every Good Boy Does Fine"
(音楽のEGBDF線を記憶)
などが使われます。
③チャンク法
チャンク法では、
情報を小さなグループや
単位(チャンク)に
分けて記憶します。
例えば、電話番号は3桁、
3桁、4桁の
チャンクに分けて
覚えることが一般的です。
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④結びつけ
結びつけは、
新しい情報を
既知の情報や
視覚的イメージに
リンクさせる方法です。
たとえば、単語を覚えるときに、
その単語を
日常生活のある場面や
物と関連付けて
覚えることがあります。
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⑤物語法
物語法は、
リストアップされた
項目を物語の形で
記憶する手法です。
この方法は、
情報をロジカルかつ
創造的なストーリー
に組み込むことで、
より効果的に記憶を支援します。
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⑥ペグ法
ペグ法は、
数字やアルファベットの
各項目に一つずつ
「ペグ」となる単語や
イメージを割り当て、
新しい情報を
そのペグに
「ぶら下げる」方法です。
これにより、特定の順序で
情報を正確に
思い出すことができます。
これらのニーモニックデバイスは、
学生から専門職まで
幅広い分野で有効活用されており、
特に試験勉強やプレゼンテーションなど、
大量の情報を効率的に記憶し、
思い出す必要がある状況で役立ちます。
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発達障害ラボ
車 重徳