今日は北米ストアに「Paranormal Activity: The Lost Soul」(以下パラノーマル・アクティビティVR)っていう新作が来たね。映画の『パラノーマル・アクティビティ』をモチーフにしたホラー作品みたいで、ストアの評価もいい。
これはすぐにでも買ってプレイしたかったんだけど…
北米アカのウォレットの残額が61$しかない。
「パラノーマル・アクティビティVR」が30$ぐらいだから、これを買うと残額が一気に減ってしまう。
う~ん、今月から来月に掛けて新作がどんどん発売されるにも関わらず、北米ストアのコードが手に入らない今、迂闊にソフトを買うのは危険。
プレアジはあの後もう一度Vプリカを使ってデジタルコードを買ってみたけど、やっぱり使えないコードだった。有効化されていない。Amazonもずっと在庫切れ。当面はこの状況が続くはず。
で、しばらく悩んだいたんだけど、「パラノーマル・アクティビティVR」がSteamでも販売している事が判明。
という事で、今回Steamで買ってViveでプレイしてきた。おそらくPSVR版も内容はそこまで変わらないと思うし、これからその感想を書いていくよ。
まぁ、タイトルに"感想?"と書かれているからには、色々あったというわけなんですが…(笑)
概要
購入先:Steam
ジャンル:ホラーアドベンチャー
言語:日本語非対応
コントローラー:Viveハンドコントローラー
視点:常時一人称視点
移動方式:自由移動(カクカク方向転換)
チュートリアル
ゲームを起動すると、注意書きのようなテキストが英語で表示されるんだけど、この時点ですでにおどろどろしい雰囲気が漂っている。
その後、とある暗い部屋に移動してチュートリアルが行われるんだけど…
雰囲気は「バイオ7」っぽいかな?グラフィックもしっかりしていて、値段相応のクオリティーが確保されているのがわかる。
Viveでの操作は左のパッドを使って前進や後退を行いつつ、右のパッドでカクカク方向転換。その他懐中電灯に電池を入れて前方を照らしたり、置かれているオブジェクトを手で掴んだりするんだけど、操作性は悪いと言っていいと思う。
トリガーで切り替えたアイテムをグリップボタンで持ったり、右のパッドを押しても上手く方向転換が出来なかったり、2時間以上遊んだけれど操作の感覚には馴染めなかった。
(ド頭からすでに恐い雰囲気が出ている)
(メインメニューはシンプル。オプションも特にいじる必要は無さ気)
(スクショだと想像してたより暗いな~。VRのお約束、ホラーはスクショだと見えない)
うん、そんな感じでいよいよ部屋から外へ出て、懐中電灯の灯りを頼りに暗い庭園のような場所を彷徨う。ちょっと歩くとすぐに朽ちた屋敷に到着。どうやら、屋敷の扉を開けるための鍵が必要らしく、しばらく周囲をウロウロして探す。
どうやら「パラノーマル・アクティビティVR」は探索と謎解きがメインのゲームみたいだね。個人的には最も好みなゲーム性だね。これは楽しめそう。
(屋敷の入口の真っ赤な扉)
(扉の横には謎の手紙が。鍵を探せと書かれているみたい)
うん、ここまでの印象はいいね。PSVRでもホラーゲームは多いけれど、それらと比較してもクオリティーは高め。先月プレイした「The Bellows」より本格的な内容。
不安なのはテキストが英語な点だね。映像だけでは解けない謎が現れたら進行不可に陥る可能性がある。
本格的ホラーアドベンチャー
屋敷の中に潜入すると、沢山の扉と意味ありげなオブジェクトが至るところに置かれている。不気味な写真にオルゴールや傾いた絵画やタンス。
そしてその多くはプレイヤーの手で実際に持ったり動かしたりする事が可能。操作性は悪いんだけど、これはデュアルショックみたいなパッド型のコントローラーでプレイするのは味気ないかもな~
あと、「ヒアゼイライ」みたいに懐中電灯の電池切れの概念があるね。これは屋敷に置かれている電池を拾う事で解決出来る。
(オルゴールはホラーゲームの必須アイテム)
(汚い浴室。鏡には今後使うであろう鍵が掛けられていたね)
しばらく屋敷の中をウロついてみて感じたのは、ホラーゲームとしての怖がらせる演出がたくさん用意されてるという事だね。急に閉まる扉や割れる鏡、奇怪な音。怖さで言えば、「バイオ7」に次ぐ出来だと思う。
特にビックリしたのは、突如横切る人影だね。「バイオ7」の体験版の「ビギニングアワー」でジャックが廊下を歩いて横切るシーンがあったけど、ああいう感じで子供や女が屋敷を歩き回っているのがかなり怖い。
(これはキッチンかな? 怖くて汚い)
うん、そんな感じでプレイを続けていたんだけど、早くも何処に行けばいいのかわからなくなって進行がストップしてしまう。扉は相当たくさんあるんだけど、どれも開かずの扉。時計を動かす事で手紙を発見したりはするんだけど、攻略に関係しているかは不明。
ん~、怪しいのは出入りする度に変化するキッチンの冷蔵庫の数字と、中から音楽が聴こえる扉なんだけど、両方とも注意深く調べても駄目。
(冷蔵庫に引っ付いている数字のマグネット。椅子の数と一致している?)
仕様の穴
結局1時間ぐらい屋敷をグルグル歩き回ってみたんだけど、これといった進展は無し。今日はもう諦めて明日続きをやろうと思ったその時…
とんでもない事を発見してしまった。
扉に顔を突っ込むと、その向こうが覗ける(笑)
これね、VRではよくある事なのよね。「ダイイングリボーン」や「ヒアゼイライ」でもよくやってたもん(笑)
(開かずの扉なんだけど…)
(顔を突っ込むと扉の中の部屋が見れる)
ん~、本当はこういうのは良くないんだけどさ、ホラーゲームなわけじゃん? 恐怖を緩和する意味でも今回はちょっと遊んでいいよね?
という事で、屋敷中の開かなかった扉の前に行って顔を突っ込み続ける。
そしたら、出てくるわ、出てくるわ、恐怖映像の数々!!
犬の死体や、血まみれでベッドに横たわる少年。この辺は物語上重要な部分だと思うんだけど、こんな方法で見ちゃっていいのかな~?
(ベッドに横たわる少年。これを先に見られるのは開発側には辛いでしょ)
うん、そんな感じでめちゃくちゃな遊び方をしていたんだけど、その途中で更なる仕様の穴を発見。
扉に顔を突っ込んだ状態で前進すると、
すり抜けられる(笑)
もう、いいよね? これやってもいいよね?
という事で、本来鍵がないと開かないであろう扉の向こうの部屋へ侵入。今まで行けなかったエリアへガンガン入る事が出来るし、特定のポイントに行くとちゃんとイベントも発生する。
もちろん、すっ飛ばしているイベントもあるとは思うんだけど、一周目はこれでいいや(笑)
因みに、1カ所めちゃくちゃ怖いイベントとゲームオーバーがあったね。映画版の『パラノーマル・アクティビティ』はHuluかなんかで見た記憶はあるんだけど、アレって何かが襲ってくるようなモロなシーンが無いのがウリじゃなかったっけ?にも関わらず、今回の「パラノーマル・アクティビティVR」では、プレイヤーに向かって○○が襲ってくるシーンがあるよ。
(暗くて見えないのが幸いした。このスクショにあるものが映っている)
インチキプレイのツケ?
うん、そんなこんなで次から次へと扉をすり抜けて進んでいた今回のプレイ。ゲーム開始から約2時間で、おそらく物語の核心部分と思われるとある部屋に辿り着いたんだけど…
ここでハプニング発生。
突然移動が出来なくなった(笑)
(サバトを思わせる怪しい部屋に来たところで、パッドが反応しなくなった)
ん~、ハッキリとした原因はわらないんだけど、めちゃくちゃなプレイをしたからなんらかの不具合が起こっているのかな~?
とにかく、ゲームを進める事が出来ない状態だから、明日また試してみる予定。オートセーブがどこでされているかがわからないんだけど、もしかしたらだいぶ前からやり直し(お前何もやってねぇだろ!!)になる可能性もあるね。仕方がない。
現時点での感想まとめ
いや、こんな遊び方をするのは良くないのかもしれないけどさ、これも楽しみ方の一つじゃない? 少なくとも俺はそれなりに楽しかったよ(開き直り)。
ん~、こんな状況だから下手な事は言えないけれど、グラフィックはシッカリしているし、ホラーとしてきちんと怖い。
謎解きやアドベンチャーのゲーム部分は書く資格がないね。ストーリーに関しても同様。
そんな中唯一言えるのは、とにかく操作性が悪い。PSVR版でどうなっているのかはわからないけど、アイテムの切り替えや懐中電灯の電池の交換みたいな作業がやりにくかった。
あとは、Vive特有のレンズの反射かな…? 黒い背景の中に白い光が射すと、レンズの渦巻きが見えるような気がするのよね。ソフトの問題ではないけれど、それが引っ掛かったかな。
とにかく、正規ルートを辿っていないから語るのが難しい。
PSVR版を今後買うかどうかはわからないし、とりあえず現時点では何とも言えないね。少なくとも買って損をするような内容ではないと思うから、もし興味がある人はやってみては?
以上!!