年々早まる異動の報せ。
でうくは宮城3年目の続投です。伊達領のみんな、引き続きよろしくな
もろもろ並行していたものが順々に片づき、ようやく一つのことに集中できるようになった最近。
今度は歯の痛みを感じ、やべやべ宮城に来てから定期検診受けれてないから絶対虫歯か被せもの取れたやつだ
と思い、すたこらさっさで歯医者に駆け込んだら、歯ではなく痛みを感じる歯の上にあたる鼻の方に炎症が起きていて、それが知覚過敏のような形で影響を与えているのだろうと言われ、目から鱗すぎたのでした
数週間前に治した風邪がこんなところで尾を引いているとは
つまりは薬飲んで寝とけってことで、まだまだお疲れちゃんということなのねとやれやれだぜ・・・の心境でした。
でも、まぁ一段落ついたものもあるから・・・とよっこら腰を落ち着けようとしたら、今度は職場からこんなお達しが。
本社「おめぇの部署席減るからぁ!!」(超訳)
で「はっ?????」
寝耳に水の大惨事。上司(ジョースィさん)を体育館裏に呼び出し(というか呼び出され)、「ど、どういうことだってばよ・・・」と文字どおりタメ口で訊く(そういうとこでは???)。
聞いてみれば「東日本大震災から14年が経ち、復興の度合いから見ても社会情勢的に見ても、もう落ち着いたと判断してよいだろう」との見解によるものとのこと。
我が社も会社なので、無論、利益や実績を出してこそ成り立つもの。しかし、東日本大震災以降、東北地方に関しては、治安と雇用安定に貢献するために加配をし、実績も度外視していたそう。
実績を度外視ということは、つまりは他の地域でカバーしていたわけだけど、2016年の熊本地震、2024年の能登半島地震と大きな地震が続き、熊本や石川にも同様の措置が必要になって(被災の規模は違えど生活が安定しなくなる人は多く出るわけだからね)、いつまでも免除はできないことが理由だそう。
で「・・・確かに県の規模感を考えると『大丈夫か、そんなんで』って思うこと多々でしたが・・・・・・(※思ってた) まさか、宮城にそんな歴史が絡んでいたなんて・・・・・・」
ジョースィさん「そう。会社に資金がないことの言い訳だろって言われると『もうそういうことでどうぞ』としか言えなくなっちゃうけど、本社はもう元の形態に戻していいと判断したようね。これからはより実績を求められるし、それを求めていいだけの環境は整った。
『東北はもう、十分、自分の足で立って歩くことができるのよ』」
宮城の職場に来て2年。今まで当然にいた環境が、実は特例措置の中に守られていたものであることを知る。そこから一戦力としてマイナスからゼロへ、そして、これまで他の地域に支えてもらった分も返すというプラスへの過渡期に立ち会ったことに感慨深さを抱くとともに、え、よりによって私がいる時期にそうなっちゃうと逃げ遅れた感もあったり(爆)
席は減るけど今の雇用がなくなるわけではなく、全てはこれからの実績で決まるらしい。
ところで・・・
で「・・・ということは、わたくし聴力もっていかれたり目を血走らせたりしながらもこれまで必死に頑張ってきたつもりですけど、実績度外視ということは、これまでのわたしの頑張りも評価に関係ないということ・・・・・・?」
入職時からなんとなくつきまとっている評価されない不運が今回も発動。
で「えっそんなら最初から教えてくれませんっ!?」
ジョースィさん「いや、評価はそれなりに取ってるしあなた転勤があるから立場としては本社からの派遣員やん?教えて気を抜かれても困るのよ。他人事に思われても困るし」
ぬぬぬ・・・宮城を愛してしまった女だから他人事にはしないけど、気は確かに無意識的に抜けるかもな・・・・・・
にしてもこの会社私にやたら厳しくねぇか・・・・・・
(詳細は岐阜記事で
)
考えてもみれば、震災後10年以上もその県の復興を待てる企業も珍しいと思います。私には厳しいけど地域には優しい優良企業です
東日本大震災から14年。当然、東北に生きる人たちにはそう簡単に割り切れる出来事ではないけれど、誰かは前を見る必要がある。前を向けない人がふと顔を上げたときに、一歩を踏み出せる道が広がるようにできればいいな。
震災は遠くなりにけり。そして、遠く割り切る。そんな、ひとつのふしめの出来事でした。