皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


まもなく深夜2時でございますが、リファなA00を一台出品させていただきますよ〜!


この機体はいわゆる「NoPS2(NoPs2_YLOD)」を直した機体なのですが、修理にあたってEE+GSを交換しました。


取り外したEE+GSは、完全に故障してしまっているので再利用はできません...

(そういえば昔、キーホルダー化するパーツを買った覚えが...)


というわけで、唐突ですがキーホルダー化することにしました笑

このまま捨てるのも勿体無いですからね!


早速👇


・取り外したEE+GS(CXD2953AGB)

はんだボールやフラックスの残渣が残っていますね...

はんだは吸い取り線で、フラックスはパーツクリーナーでそれぞれ除去していきます👍


・ヒートスプレッダ側クリーニング後

こちらもパーツクリーナーで汚れを除去!

多少のキズはありますが、許容範囲内でしょう。

キーホルダーとしては致命的ですが、このヒートスプレッダはキズが付きやすいです笑


・ランド側クリーニング後

ハンダを除去し、フラックスも綺麗に拭き取りました✨


・穴あけ+ホルダー取付後

こんな感じになりました👆


それでは出品までお待ちくださいませ〜🙇


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.29 作成

皆さまおはようございます☀️

PS-Customizeの渡邊です。


前回の記事で、NoPS2には大きく分けて3通りの症状があることを紹介しました。


今回は、NoPS2の中でも重症なPS2のソフトを起動すると...

B. 赤点滅で電源が落ちる

機体の修理方法についてです!


*EE+GSの交換(BGAリワーク)はそれなりの機材と技術が必要です。

ご自身で試される場合は、機材を揃えたうえジャンクなマザーボードで練習することを強くお勧めします。


修理する機体は、去年の6月16日に動作確認をしてそのままとなっていたCECHA00のリファービッシュ機です!


もともと1002 YLODで、RSX側のプロードライザ 1個を交換して確認したところ、残念ながらPS2が動作しませんでした。

いつか直そうと思い、そのまま放置〜笑


早速分解して基板を取り出します...👇


約一年前なので、チラッと見えるSP-Capは斜め実装ですね笑

左上が現在実装されている故障したEE+GS、右下がドナーから取り外した(これも1年くらい前に取り外してそのまま保管していたものだった気がします...笑)ものです。


基板を予熱しサクッと旧EE+GSを取り外して...

新たに実装するEE+GSと基板のパターンを清掃しました👍

パターンの清掃には、ステーションはんだごてのHAKKO FX-951を使用しています。

スパチュラ型(T字型)のこて先が必須...とまでは言いませんが、あると大変便利です。


続いて、実装するEE+GSのリボールをしていきます👇


ステンシルを使用して新たなハンダボールを載せます。


ボールを載せる前にフラックスを塗布するのですが、その量が極めて重要です。
多過ぎると加熱中にボールが動いてマージし、逆に少な過ぎるとパターンにボールが乗らなかったり、綺麗に整列しないことがあります。
つまり、厚すぎず薄すぎずの適量を全てのパターンに均一に塗布する必要があります。

ステンシルに残ったはんだボールは、小瓶の中に戻します笑


いよいよリボールタイムです笑

予熱でフラックスを活性化させて...


頃合いを見てボトムヒーターの温度を上げて、上部からはヒートガンで加熱します!


綺麗にリボールできました✨

はんだボールは、0.76mmで有鉛です。


リボールが完了したらメイン基板に実装していきます👇


・EE+GS交換後

EE+GSならリワークステーションを使わずとも、プリヒーター+ヒートガンで交換作業ができるかと思います......が、温度に相当気を遣う必要があるうえ、デラミネートやポップコーンのリスクが高まるのでお勧めはできません笑


「急がば回れ」という諺もありますが、リワークにおいては何よりも適切な下処理(ベーキングや予熱)が肝要で、これを端折って早くやろうとすればするほど事故率が上がります。


リワーク後に一応コンデンサも交換しましたが、230μFほどだと若干挙動が怪しいですね〜

270μF越えのものに換えたところ、起動直後でもしっかりロゴが出て安定しました。

中古のコンデンサを流用する場合、250μFを切るものは使用しない方がよさそうです。


タンタル系の高分子コンデンサの静電容量は、定格+15〜20%くらいあることが多いので、それが前提の設計となっている(定格以上でも、+10%未満だと不安定になる等)のか、ESRが高くなって悪さをしているのかもしれません...


使用されているコンデンサは、刻印からしてNEC/TOKIN(YAGEO TOKIN)のNeoCapacitorだと思いますが、Digikeyでこれに相当するPOSCAPを発注したので、今後交換する際は新品を使用しようかと思います。




EE+GS_VDD(1.2V)はコアに電力を供給するラインですので、低周波側の平滑コンデンサ(C6620)が劣化するとノイズが増えてNoPS2になるということじゃないかなぁ〜?

PS3側の動作に例えるならば、CELL/RSXのプロードライザのフィルタリング不良で1001や1002 YLODが発生しているような感じでしょうか笑


・動作チェック



元々はPS2を起動させるとYLODで電源が落ちていましたが、EE+GS&コンデンサ交換後は電源投入直後(低温時)でも正常に起動するようになりました!

Gran Turismo 4 B-specでしばらく走らせましたが、フリーズや描画異常などはなく、安定して動作しております👍


・メンテナンス

サーマルパッドの交換とCELLの殻割り、プロードライザの交換を行います。


リファービッシュ基板ですので、RSXは40nm CXD5300A1GBです。


プロードライザは、ちょうどこの日に届いたPSlizer v4を使用して交換します。


PSlizer v4では、高分子コンデンサx3はそのままに、1206 MLCCを5個に変更(v1は6個、v2は4個)しました。

使用するMLCCは4種類4または6個から5種類5個に変更し、22μFを新たに追加しました。


MLCCの構成は、

KYOCERA AVX X7R 10V 22μF

KYOCERA AVX X7R 16V 2.2μF

KYOCERA AVX X7R 16V 0.1μF

Würth Electronik X7R 16V 0.047μF

Würth Electronik X7R 16V 0.022μF

となっており、中〜高周波をバランスよくカバーします。

DCバイアス特性なども考慮し、X7Rかつ10〜16V品を採用しました。


今回の機体で採用した高分子コンデンサは、

Panasonic POSCAP 2R5TPE470M7

Panasonic SP-Cap EEF-HX0E471R

となります。


価格は高いですが、性能と信頼性を重視しますので、中華のノーブランドなタンタルコンデンサは使用しません。


...というわけで、EE+GSの交換も無事に終了し基板のメンテナンスも完了しました👍


一週間ほど入念に動作確認をして、特に異常がなければゴールデンウィークに出品する機体用に仕上げますよ〜!


またまた長くなりましたが、以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.25 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。

おやすみ💤タイムは、これを投稿してからですね笑


早速ですが、CECHA00やB00を何台もお持ちの方や沢山購入したことがある方は、PS2のゲームだけブラックアウトして動かないという機体を手にしたことがあるのではないでしょうか?笑


いわゆるNoPS2という不具合ですが、これには大きく分けて3通りの症状があります。


PS2のソフトを起動すると...

A. フリーズする、電源ボタン長押ししないと電源が切れなくなる

B. 赤点滅で電源が落ちる

C. フリーズはしないがPS2ロゴが出ない、PSボタンを押すとメニュー画面は出る(かつ電源を入れてしばらく放置し、温度が上がってくるとPS2がプレイできる


今回は、この症状ごとの原因と修理方法を紹介します!



*注意

NoPS2には様々な症状や原因があり、本記事では当店で確認できたものを紹介しています。初期型PS3は多機能で様々な部品が実装されているゆえ、全ての故障パターンは網羅できておらず、未知な部分もあります。ここに書いてあることが全てではありませんので、ご自身で修理される方は、トラブルシューティングをして原因を明確にしてください。

本記事を参考に修理した結果、データが消失したり基板が文鎮化するなど症状が悪化ないし致命的な状態になったとしても、当店は一切責任は負いません。



まずはCOK-001基板におけるPS2関係の部品を見ていきます👇

原因となりうる代表的な部品は赤字で示しており、EE+GSやRDRAM、CXD9208GP(ブリッジIC)、コンデンサ類、MOSFET、RSXなどが挙げられます。


A. フリーズする、電源ボタン長押ししないと電源が切れなくなる

B. 赤点滅で電源が落ちる

の2つは、症状としては重度で簡単に直せないことが多いです。(稀にピックアップレンズなどBDドライブ関係、ファームウェアのバグや不良が原因の場合がありますが、ほとんどはメイン基板側の問題です。)


その原因として、

・EE+GSの故障(物理故障、はんだボールのクラック)

・ブリッジチップの故障

・RDRAMの故障

・RSXの故障(ばんだボールのクラック)

・基板のトレース剥離

などが考えられます。


ただ、自然にこの挙動になることはあまりなく、リフローなど修理で基板に熱を加えた工程があるなどの場合に発生することが多いです。


まずはセーフモードからファームウェアの上書きアップデートやピックアップレンズの交換を試して、改善しなければ、怪しい部品を一つずつ確認していきます。


・EE+GS

→リボールまたは交換


・Direct RDRAM


→交換


・CXD9208GP

→リボールまたは交換



続いては、

C. フリーズはしないがPS2ロゴが出ない、PSボタンを押すとメニュー画面は出る(かつ電源を入れてしばらく放置し、温度が上がってくると正常にPS2がプレイできる

ですが、赤字に記載している挙動が確認できれば簡単に直せる可能性があります。


まず第一に疑うべきは、コンデンサ C6620になります。

+5V_MISC→BD3504FVM-TRで1.2V_EEGS_VDDDIGを生成しているライン上にあります。


・回路図

・基板B面


・基板A面


C6620...2.5V 220μF ±20%

Q6600...SUD40N02-08-E3


・コンデンサ交換後

元々は本体が温かくならないとPS2が起動しませんでしたが、コンデンサ交換後は電源投入直後(低温時)でも正常に起動するようになりました!


取り外したコンデンサは静電容量が200μFとなっていました。

このことから推測すると、

電源を入れてしばらく放置し、温度が上がってくると正常にPS2がプレイできる

というのは、

起動直後→静電容量が足りずPS2は起動できない

温度上昇により静電容量が少し回復→PS2が起動する

のようにC6620の静電容量による挙動である可能性が高いです。


今回は問題ありませんでしたが、C6620がショートして故障した場合、MOSFET Q6600を巻き込む可能性がありますので、交換する必要が生じるかもしれません。


いくら放置してもロゴすら出ない場合は、静電容量の著しい低下やショート以外にEE+GSなどの故障も考えられます。

まずはC6620やQ6600を取り外して静電容量や抵抗値を測りましょう。


💡映像は表示されるが描画がおかしい(下の画像参照)等の場合は、EE+GSやRDRAMなどが故障している可能性も考えられます。EE+GS UART(ログ取得)で原因を診断するのがよいでしょう。



☆PS2 ドラクエ トルネコの大冒険3を起動した様子

・起動ロゴ(正常)


・ゲーム画面(正常)

正常な機体の描画です。


・起動ロゴ(異常)


・ゲーム画面(異常)

フリーズこそしませんが、EE+GSかRDRAMが故障して描画が乱れていると思われます。(劇場の幕みたいになっていますね笑)



・NoPS2について(PS3DevWiki)

https://www.psdevwiki.com/ps3/NoPS2

・C6620(+Q6600)の交換でNoPS2が直った例

https://www.reddit.com/r/PS3/comments/1q5s0zm/nops2_cecha_cechb_fixed/

https://www.reddit.com/r/PS3/comments/1sg48iw/fixed_nops2_cecha00/


久々に長い記事になりましたが、以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.22 作成

2026.4.23 修正

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


先日メンテナンスを終えたCECHA00の作業内容についてになります!

DVD系ディスクを読み込めない不具合がありましたが、現状で起動に問題はありませんでした。


分解して基板を清掃した後、殻割りとプロードライザの交換を行います。

ロットを確認して、古い側の4個を剥がして交換します。

独自設計のPSlizer v3(高分子コンデンサ 4個タイプ)にEEF-HX0E471Rを実装いたしました!


CELL/RSXともに美しく実装✨

実装の綺麗さは、吉満&渡邊がトップレベルだと思います笑

...開業前〜開業当初は、今と比べると実装の見た目が悪いなどありましたが、日々改善して技術向上に努めております。


はんだがガタガタ、フラックスの残渣が残っているなど、Syscon UARTであれこれした後にココを綺麗にしない人は多い印象です。

当店では、必ずパッドを整えてフラックスの残渣を完全に除去しています。


ここまで細かいと「そんなん動けばなんでもいいでしょ〜」と言われそうですが、それは自分のモノでやる場合に限った話だと思います。

対価をいただく業としてやる以上、動くのは当たり前、その上で見えない部分や実用上関係ない箇所も手を抜かずに丁寧にやることが基本です。

信頼第一ですから、こういう瑣末な点でも決して横着してはいけませんね!


☆CELL/RSXブレイザーを取り付けると...?

デフォルトではプレート四辺の4点で裏面から押し付けています。ここにブレイザーを挟むことで、圧が弱い中心部分もカバーします。

これにより基板の反りを抑制し、ヒートスプレッダとヒートシンクの圧着を改善します。


☆仮組み動作テスト

Gran Turismo 6や低温状態でのPS2の動作もバッチリです👌


☆作業終了

筐体は綺麗に磨いて、ガラスコーティングしております。

最終動作確認をして作業終了です!



以上になります!

Y様、明日の午前中に返送させていただきますので、今しばらくお待ちくださいませ🙇


ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.13 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


続きましては、CECHB00の作業内容についてです!


☆メンテナンス前の基板の外観





becount(総使用時間)は、13日ほどです。

-12基板、40nm RSX(CXD5301DGB)、BD-410な機体になります。

メンテナンス前と言いつつ、殻割りしちゃっています笑


続いて、RSXを見ていきます!


・RSX(RSX Reality Synthesizer)

CXD5301DGB

ヒートスプレッダ付きでは最後のリビジョンとなるCXD5301系の40nm RSXです。


☆基板A面のメンテナンス

CELLの殻割りを行い、サーマルパッドは全てプリカットのものを貼付しました。


☆基板B面のメンテナンス



プロードライザはPSlizer v3(Panasonic SP-Cap EEF-HX0E471R)に交換しました。


・仮組み動作テスト


Gran Turismo 6、PS2その他諸々動作バッチリです!

こちらの機体も累計48時間以上動かしていると思います笑


・純正のBD-410のスポンジテープ


前回の記事では、A00の筐体上側にEPDM製のスポンジテープを貼付しましたが、純正品は写真のような見た目になります。


☆外観

・Before

・After


薄い線傷は消え、曇りなく鏡のように文字が反射しているのがわかるかと思います。

全体的にかなり綺麗になっております✨



☆完成した2台

どちらもBD-410です!

もちろんSACDも読み込みますよ〜👍


一台ずつ、超厳重に梱包します!笑


以上で全ての作業が完了いたしましたので、後ほどO様に修理完了のご連絡させていただきます!


ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.11 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


先日から作業をしている機体なのですが、長時間動作確認をしたところフリーズが発生...

元々1円玉が挟まっていた基板でもありますので、お客さまと相談のうえ-12基板に交換することにいたしました。


☆メンテナンス前の基板の外観👇



becount(総使用時間)は、179日ほどです。

現状で故障歴はなく、正常に動作するものになります。


続いて、基板の実装部品を見ていきます。

いつもはCELL/RSXを取り上げますが...今回は敢えてサーマルパッドの下に隠れた2つのチップを紹介します!(完全な余談です笑)


・SB(South Bridge)

CXD2973GB

HDD、USB関係、BDドライブ、ネットワークなど各種I/Oデバイスへのアクセスなどを担当するICです。

Rambus FlexIO 上下計5GB/s(片方向2.5GB/s)でCELLに接続されています。

後期の基板(一部の2007年製など)だと、CXD2973AGBが載っていることもあります。

型番下の英数字および数字は、それぞれロット番号と製造番号を表していると考えられます。写真のように「0625」なら、2006年第25週となります。


・EE+GS(EmotionEngine+GraphicsSynthesizer)


CXD2953AGB

PlayStation2ソフトの互換性を確保するために実装されたプロセッサです。EEはCPU、GSはGPUに相当します。 

SCPH-70000〜77000系(79000以降は再び2チップに戻りました。)で採用された1チップEE+GSである、CXD9797GBおよびCXD9833GBと互換性があると考えられます。


国内版CECHA00,B00では、これら2チップがワンパッケージになったEE+GSと32MBのDirect RDRAM(メインメモリ)も実装されています。

PS2実行時、ps2_emu.selfというエミュレーターにより動作します。EE、GSどちらもハードウェア動作であることから、これをフルハードウェア互換といいます。


国内未発売のCECHC01、E01などでは、EEおよびDirect DRAMがCELLで完全にエミュレートされ、GSに相当するチップ(CXD2972GB)が残りました。

EEをソフトウェア、GSはハードウェアで動作していることから、これをセミハードウェア互換といいます。


ちなみに、GSが最後までソフトウェアでエミュレートできなかった理由は、GSに統合された高速なeDRAM 4MBにあり、GSをソフトウェア互換にすると、レイテンシの関係で一部ソフトの動作に問題が出るというようなことだったかと思います。


そろそろ話を戻して...


☆基板A面のメンテナンス

プロードライザはPSlizer v3(Panasonic SP-Cap EEF-HX0E471R)に交換、サーマルパッドは全てプリカットのものを貼付しました。

サーマルパッドの厚さは、SBのみ2.0mmでその他は1.5mmとなります。


☆基板B面のメンテナンス

CELL/RSXの裏側にブレイサーを追加しました。

基板の反りを抑制して、ヒートスプレッダとヒートシンクの圧着不良を防ぎます。

PLAだと変形が心配ですので、耐熱温度の高いPETGを採用しています。


☆固定テープの交換

完全に自己満レベルのこだわりですが、ニチバン製の固定テープを使用しています笑


・仮組み動作テスト

Gran Turismo 6、PS2その他諸々動作バッチリです!

本組み後の動作確認と合わせると、累計48時間以上動かしていると思います...苦笑

返送後に不具合が出るのは最悪ですから、これでもか!というほどしっかり確認します。


・BD-410のスポンジテープを再現

高耐久なEPDMのスポンジテープを採用し、純正と同じように貼付しました。もちろん日本製です。


・動作温度について

(Gran Turismo 6レース中)


(Gran Turismo 6 メニュー画面)

CELL/RSXともにVDDCの低電圧化を行い、ファンテーブルはVer.6に書き換えました。


*Ver.6まではグラフを公開していましたが、Ver.7以降は詳細なデータは非公開とします。アップデートの度に記事にはしますが、詳しく知りたい方は個別にメッセージをお願いします。


低電圧化やファンテーブルのカスタムなどは各々好きにやればいいと思いますが、テーブル丸パクリはあかんでしょ〜笑


・外観

メディアスロットのカバーに深い線傷が残っていますが、その他はかなり綺麗になっております✨


CECHB00の記事に続きます...!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.11 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


先日から作業を進めているご依頼は、「A00が3台&B00が3台の計6台から状態の良い2台(AB各1台)を厳選して修理する」という内容になります!


新品で購入されたものから過去にヤフオクの修理業者や大阪の某業者に修理を依頼されたものまでいろいろあるようで...


お客さまと打ち合わせのうえ、A00については岡山の某業者から購入されたBD-410搭載の機体を修理することにしました。

というわけで早速分解していきます!👇


初っ端から笑ってしまったのですが、テンションプレートとシールドの間に一円玉が...

某ブログで紹介されているヒートスプレッダとヒートシンクの圧着を強めるために行われる方法のようですが、基板が反ったり、最悪ダイが割れるので絶対にやってはいけません。


ちなみに、別の一台にも同じことがされており...

計4円回収できましたので、お客さまに返却します笑


続いて、基板を見てみるとペンで文字(14?)が書かれていますね...


こちらの基板には、同じ箇所にAの文字がマジックで書かれています。

(画像はPLAYSTATION.FACTORY 吉満氏からお借りしました。)

両方とも出所は某岡山の出品者ですので、メンテ時にペンで記入したのでしょうか...?


熱伝導グリスも塗り替えられていました。

塗布量はGOODですね〜👍


基板は、メーカーにて修理歴のあるものでした。

通常はyyyy-mmで、例えば2010-11などど表記されるのですが、このシールには「F 」が入っています。

このFは"とあること"をした基板に追加される文字だと推測しているのですが、詳細は次回の記事で...笑


部品の清掃、洗浄などを終わらせて次に進みます!



ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.4 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


以前、プロードライザ交換の際に使用する便利アイテムとして、RIP-Felix氏が設計したTantalizer 0.9bをフォークしたPSlizer v1を製作しました。


こちら👇


JLCPCBに製造を依頼しました。

今回、新たにv1の派生版であるv2、v3を作りました!笑

ちなみに、v1を完全に置き換えるわけではなく、全て並行して使用していく予定です。

例えば、CECHA00の基板(COK-001)には、CELL/RSX合わせて8個のプロードライザがありますが、このうち4個をv1、4個をv3に交換するなど、基板の種類や状態などを考慮して選定していきます。

v2とv3の外観(3Dモデル)はこちら👇

・PSlizer v2

MLCCを6個→4個に削減しました。

基板の材質などは変更していません。

2.2、0.1、0.047、0.022μFを一つずつ実装することを想定しています。


・PSlizer v3(試製)


MLCCを採用せず、全て7343のコンデンサに置き換えました。
大元はFelix Tantalizerですが、高分子コンデンサを横に配置する箇所は独自設計です✨
ドリル穴を削除、基板のパターン変更、
高分子コンデンサ

素材をFR-4に変更し、基板を薄く(0.76mm→0.4mm)しました。

v3正式版は、右下のGNDパッドの直下にスルーホールを追加しました。


・実物の外観

上段は、左から試製v3→v1

下段は、左からv3→v2


・実装例

Panasonic SP-Cap EEF-KX0E471RB x3

Panasonic POSCAP 2R5TPE470M7 x1

の計4個を実装しています。


メイン基板は通称"Fリファ"な65nm RSX(CXD2991EGB)に換装されたものになります。



シールド取り付け後は下の画像のようになり、0.76mmのv1よりも、余裕のある設計になっています。


というわけで、PSlizer v2,v3についてでした!

MLCC搭載モデルのv1,v2については、早くも改訂版のv4(MLCC 5個モデル)を設計し、完全置き換えを検討しています笑

わざわざv2をつくった意味...


なお、当店では2026年4月1日以降、プロードライザの交換でPSlizerを標準で採用することにしました!

綺麗かつ確実に実装するため、手はんだ→リフロー実装に切り替えました。

以前は追加料金を頂戴しておりましたが、修理代金に変更はなく実質値下げとなります笑


部品の品質はもちろん、見た目の美しさにもこだわって、引き続きお客さまにご満足いただける信頼性の高い修理に努めます👍


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.4.4 作成

皆さまおはようございます☀️

PS-Customizeの渡邊です。


久々の記事投稿になります!

いろいろと面白いネタはあるのですが、なかなか時間がなく...💦


久々の更新一発目は、先日修理したCECH-4300Cについてです。


早速ですが不具合の内容は...無線機能が使えず、電源OFF時にノイズ音がするということでした。


原因についても前回の記事👆と同じく、無線モジュールのレギュレーター(RT8057GQW)でしたので、サクッと交換します!


新品に交換しました!

今回もモジュールがJ20H055ですね...


レギュレーターの交換が終わったら基板を清掃します。


RTX-001基板(1-893-504-31)

CELLは45nm(CXD2999AGG)RSXは28nm(CXD5305J)ですね〜


ファンも取り外して洗浄いたしました✨


仮組み動作確認を行ったところ、正常に起動して電源OFF時のノイズ音もなくなりました

...が、相変わらず無線機能が動作していません。


コントローラーは無線で接続できませんし、無線LANにいたっては初回検索時にアクセスポイントを検出できず、2回目以降はエラーになります。



この状態でアップデートをすると、間違いなく8002F1F9のループに陥るので、ファイルシステムの修復と設定リセットのみ試しましたが改善せず...


レギュレーター故障時にモジュール本体も巻き込まれたと判断し、交換のため外しました。


例によってAW-GM381-2-12040-0BHを載せる予定でしたが、実装中に壊してしまったのか、中古部品につき元から壊れていたのか、動作しなかったため断念...


プランを変更して、取り外したモジュールを直す方法がないか模索します。


以前、M様の4000Bを修理した際に取り外した「無線LANはOK、BluetoothがNG」というモジュールを用意して試しに実装してみたところ、無線LANのみ機能するようになりました。


ここでモジュール(J20H055)の状態を整理します。


A. M様の機体から取り外したモジュール

→モジュール自体は認識しているが、Bluetoothが使えない


B. 今回故障したモジュール

→無線LANとBluetoothがどちらも使えない


状況から考えると、Aのモジュールは"電源回路は生きているがMarvellのICが故障した"、対してBのモジュールは"電源回路のコンデンサやICが故障、MarvellのICは生きている可能性がある"と判断できます。


試しにそれぞれのモジュールの電源回路のコンデンサ、ICの抵抗値を測ってみると、BのモジュールではOL(オーバーロード/オーバーリミット)になっている箇所がちらほら...


これなら、いわゆるニコイチ作戦が使えるかも!笑


というわけでMarvellのICを入れ替えてみます。

周りの極小コンデンサをずらさないように...気をつけて外します。

(土台になっているのは、先日出品したファン付きCECHA00製作の際に取り外した電源ユニットのカバーです笑)


フラックスで若干汚れてしまいましたが、無事に移植して再実装完了!




結果は...



やりました〜!!直りました!

無線LAN、Bluetoothともに動作OKです!


組み上げたら修理完了!

最新版ファームウェア 4.93への更新も問題なくできました✨


今回の修理でモジュールの在庫が切れてしまったので、早急に発注しないとですね...!


以上になります。

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.3.28 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


今年3台目の出品は、CECHH00 SSです!

去年末から行っている在庫整理で程度の良い機体が出てきたので、一通りのメンテナンスを行いました。

CECHH00以降の機体は出品する機会があまりごさいませんので、お探しの方はぜひご検討ください!


ではでは早速!!👇


☆プロードライザ交換の様子

・配置後

・リフロー実装後


ソルダーレジストは実装に必要な最低限の箇所を丁寧に削ります。
代替コンデンサは、Panasonic製 POSCAP 2R5TPE470M7(CELL/RSX)、6TPE330MAP(CELL)を採用しました。

鉛入りはんだペーストを塗布して、リフロー実装を行いました。


☆プロードライザ交換&殻割り後
・CELL(65nm、CXD2981AGB)

・RSX(90nm、CXD2971-1GB)

・殻割り後

CELL/RSXの殻割りも行って、グリスを塗り替えました。

それぞれのVDDC低電圧化も行っており、XMB待機時で100W前後、Gran Turismo 6 レース中は122W前後、Gran Turismo 6 メニュー画面待機時は97W前後でした。


☆総使用時間(becount)


基板の総使用時間は約67日です。BringupとShutdownの差も大きくないので、値通りだと考えられます。


☆CELLブレイサーの追加


CELLのヒートスプレッダとヒートシンクの圧着改善および基板の反り防止のために公式修理で使用されたパーツを再現した同等品です。

当店所有の3Dプリンターで印刷したもので、耐熱温度が高いPETG製になります。


☆オーバーホール

・筐体やパーツの洗浄


筐体関係、ヒートシンクなどは全て温水にて洗浄いたしました。


・サーマルパッドの交換


VRMのサーマルパッドは新品に交換しました。

☆スタンバイ時のLED色変更

基板の点検中に赤色🟥LEDが外れているのを発見したため、せっかくですのでLEDの色を変えてみました。

純正パーツから青色LEDを移植しました。


・青色LED実装後

手はんだですが綺麗に実装できました。

若干斜めっているものの合格範囲内かな...?


・点灯確認


電源OFF時は青色🟦に点灯します。電源ON時は仕様どとり緑色🟢に点灯します。


・電源OFF(スタンバイ)


青色🟦に点灯します。


・YLODが発生すると...

一瞬の黄色🟡点灯は空色🩵に変わります笑

(一時的にCFWを導入して、LEDツールから色を切り替えて擬似的に再現)


☆仮組み動作確認

ファンテーブルのカスタムや低電圧化など、全ての作業が終わったら仮組みをして動作確認を行います。


☆本体外観


ガラスコーティング剤を塗布しました。多少の小傷はありますが、全体的に良好な状態です。


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2026.3.2 作成