手に取っていただきたい本2冊 (^^) | Aprikos blogg

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色々ありますが、それでも前を向いて生きようとしているMtFな私の天然ブログです。

おはようございます。(^^)

今日は是非ご紹介したい本がございます。(^^)

先ずはこの本から。

ゲイの僕から伝えたい「好き」の?がわかる本

『ゲイの僕から伝えたい「好き」の?(ハテナ)がわかる本 (著:石川大我)』 です。(^^)

この本は、ちぃさんのブログでご紹介されていた本でして、そこで知りました。(^^;

ちぃさんもブログで書かれていますが、小中学生向けに書かれたかなりやさしい本でして、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスセクシャルの略)についての初歩的な知識が掲載されています。ですので、全く知識がなく、「ゲイとか、性同一性障害とか、最近よく聞くけど、一体どういう意味?」と、興味を持たれた方向けになっていますので、難しい専門用語なんかは殆どありません。(^^)

ですので、ある程度知識がある方には、少々物足りなさを感じるかもしれませんが、知っているようで実は知らなかった、思い込んでいたなんて部分も以外にもあったりしますので、そういった方々に、おさらい本としてもお勧め出来ます。(^^)

本当に分かりやすい本ですので、学校の図書館に是非一冊置いていただきたい本ですね。(^^)

LGBTに関する知識についても知っていただきましたら、併せてこちらもお手に取られていただけますと嬉しいです。(^^)

女らしさ・男らしさ

「女らしさ・男らしさ-ジェンダーを考える-(著:森永康子)」です。(^^)

いわゆるジェンダー論を中学生向けに書かれた本なのですが、これもまた大変分かりやすく、ジェンダーについての知識が紹介されています。

意外に知らない女性・男性に対するイメージ。それが社会や反対の性側から押し付けられた偏見・差別に過ぎないことをまざまざと教えてくれて、目からうろこになる事が多い本でした。だからと言って、フェミニズム論が展開しているなんてことはございません。あくまで中立な立場で書かれた本で、「女(男)らしく生きるとは…」というより、「自分らしく生きるとは…」ということを主眼に置いています。

因みに、この本のタイトル、何か変だと思いませんか? 変だと感じた方は、この本の内容がある程度理解できています。分からなかった方は、もう一度ゆっくりこのタイトルを読んでみてくださいね。(^^;;



この2冊を読みますと、今の日本社会が、女・男の性別二元論のみで形成された社会であり、そして、潜在的にそうあることが当たり前である事を嫌と言うほど思い知らされます。

昔から、(私も含めて)こうした性の人たちは存在していましたが、過去の社会がこの性別二元論で法律や生活習慣などが上手く回せていたこと。また、差別を受けていてもそれを声高に違うと物申す事もあまりなかった事もあり、隠れてなるべく穏便に生きてきたというのが現実です。(--;

ですが、本当にそれで良いのかといいますと…やっぱり違いますよね。肉体の性と心の性が違う人もいれば、同性を好きな人もいる。または、どちらにも属さないと感じる人もいる。その事を認める時期に来ているのではないでしょうか?

中には、「社会に無用の混乱を招く」といって、男女どちらかのカテゴリーに分けることにご執心な方も存在しています。もちろん、そのご意見もごもっともだとは思います。ですが、それって、あまりにも余裕のない考えだと思いませんか?

女だからこう、男だからこうだと考える事をもう一度見直して、果たしてこれって常識なの?と、疑問に思っていく事から始めて、更に世界には大変多様な性が存在しているという事を知っていただければ、今までの思い込み・偏見・差別から解放されて、これからどうあるべきなのか?という前向きな考え方へと傾く事ができるのでは…希望的観測ですが、そのように感じてしまいました。

とはいえ、この記事を書いている私自身も、気づかないうちに偏見を持っていたりするのですよね。困ったものです。A(^^;

次の世代が社会の主役になった頃には、この本の知識が常識になっているといいな。と、思いました。(^^)

もしお暇がございましたら、是非お手に取られてみてください。m(__)m

あぷりこっと
ある程度知識がある方には、吉井奈々さんが執筆なされている「GID 実際私はどっちなの!?(吉井奈々、鈴木健之:共著)」がお奨めです。こちらは、性と社会学を柱に解説された内容となっており、分かりやすく書かれています。(^^)