こんばんは。(^^)
今回、ロシアに落下した隕石によって、世界中が大騒ぎになっていますね。
#今回、被害にあわれた方々のお見舞いを申し上げます。m(__)m
#お早い復興をお祈りいたします。m(__)m
ところで、隕石が落下して被害に遭う確立は、かなり低いのですが、実は単純に低いというだけで、また同じような事が起きる可能性は大変高かったりします。
では、映画のように、核爆弾やミサイルなどで軌道を修正したり、破壊すればいいのでは?と、考えられる方もいらっしゃるでしょうが、実は、現在の技術では回避不可能としか言いようがございません。
何せ、相手は大変な速度で地球に向かっているのですもの。秒速レベルですし。(^^;
そこで、現在分かっている小惑星の軌道を計算して予測すればいいのでは?と、考えてしまうのですが、実は観測されている小惑星自体、数が膨大な上、それ以外(惑星の引力によって飛ばされてきたり、分裂したりと原因は色々)のものについては予測が不可能ですので、完全な予測は難しいようです。
しかし、科学者達もただ手をこまねいている訳ではございません。
この隕石衝突予測の精度を上げるために、世界中に監視網を作っている最中のようですし、更に小惑星自体のことをもっと知る為に、ハヤブサの後継機などによる探査・観測を行おうとしているようです。先代ハヤブサは、大変なミッションを完遂したことでまだ記憶に新しいですよね。ですので、後継機も大変期待しています。(^^)
因みに、約100年前に、ロシアのツングースカというところに、隕石(彗星由来ではないかといわれています)が落下して、空中で爆発。森林の木々をなぎ倒し、大変な被害をもたらしています。当時は謎の爆発として話題になっていました。
隕石の大きさによっては、生態系を大幅に乱す場合もありますし(ユカタン半島に落ちた隕石によって、恐竜が絶滅したとの説は大変有名です)、場合によっては、地球上の生命全てを焼き尽くし、数千年に渡る灼熱地獄に陥る事もございます。
今回の災害もうけて、これから隕石の衝突予測と、回避技術の発達が加速して欲しいと、私、個人的にそう願っています。m(__)m
あぷりこっと
その昔、アメリカのアリゾナ州で発見された巨大クレータを、バリンガーさんという大金持ちが買い取って、全財産を賭けて、クレーターの下に埋まっている巨大隕石を発掘しようとしました。が、掘れども掘れども巨大隕石はおろか、隕石そのものが見つかりませんでした。実は、衝突した隕石の大きさは、バリンガーさんの予想に反して10メートルぐらいと小さかったのだそうです。(^^;
そのバリンガーさんのご子孫が、2003年にクレーターに集結して、ご先祖様のクレーター取得100周年をお祝いしたのだそうですよ。(^^) バリンガーさんは全財産を失ってしまいましたが、そのチャレンジ精神は今も脈々と受け継がれているようで、微笑ましいエピソードでした。(≡^∇^≡)