塾講師に向いている人、向いていない人 | プロ家庭教師のKiri/奈良/オンライン/大学受験/医学部受験/難関大学受験

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大学受験専門のプロ家庭教師Kiriが、指導に対する考え,実際に指導で経験したことなどをつづります。

コバショーさんの動画で、「塾講師に向いている人、向いていない人」というものがありました。

 

前提として、「受験が好きでなければならない」とおっしゃるコバショーさん。

「子供が好き」という理由で、塾講師になるのであれば、必ずしも塾講師である必要はないとのこと。

 

最も共感したのは、以下の部分。

 

講師の人は指導を受けられない。

いつまで経っても授業が下手な先生がいるのは、フィードバックがもらえないから。

自分の何が悪いのかが分からない。

どこかのタイミングで自分を振り返らなければならない。

そうしなければ自分が成長できない。

 

別に授業をやってれば成り立つし、時間は過ぎていくので、先週の自分よりも今週の自分もクオリティを上げなくても成り立つ。

そうすると、ずっと同じ位置にしかいられない。

でも自分では仕事も頑張ってるし、ちゃんとこなしてるし、なんで自分はもっと上にいけないんだろうということになる。

そういう風な発想だと、講師ってのは難しい。

 

要するに、自分を客観視して反省できない人間は、講師には向いていないというお話です。

まぁどの仕事でもあてはまるような気もしますが、個人プレーの仕事ほど顕著だと思います。

特に講師の場合は、相手が子供なので何となくでも成立してしまうという現実がありますね。

 

私は幸い、最初の高校受験塾で、とある先生にノウハウを学べましたし、腕のある同期も数人いて彼らからも学べました。

しかし、およそ1年で指導の基礎を学んだあとは、ひたすら自分でのフィードバックです。

 

というか、ノウハウを仕込まれている間も、ひたすらフィードバック。

教わった方法とあえて異なる方法で指導して、その有用性を確認したりもしました。

土台さえ整えれば、あとは積み上げていくだけなので、後はひたすら積み上げていく作業です。

 

しかし、積み上げ作業をやめることも可能なのがこの仕事です。

授業っぽいことさえできれば、いくらでも成立しますからね。

事実、私がいた高校受験塾では、絶対的に自分が正しい、と思い込んでいる人達は数人いました。

 

動画では、指導力のある成績の伸ばせる講師に向いている人は、という意味合いだと思います。

 

 

ただこの仕事は、生徒のハートをつかめるかどうか、というのも割と大きい仕事ではあります。

 

指導力+生徒のハートをつかめれば、もちろん最強。


言い方は悪いですが、生徒のハートをつかむことに特化していれば、指導力をある程度、帳消しにできるようなところもあります。

目標があるようで ない子供達や、現実を客観視できない子供たちは、ハートさえつかんでおけばズルズルと続ける子が一定数いるからです。

 

何回も紹介していますが、この記事で紹介しましたね。

 

2時間雑談講師は、今も小学生のハートをつかみ、この暑い中 肉体労働をしてくださっている人達よりも稼いでいることでしょう。

 

また、とあるプロの個別指導塾で働いていた時の同僚は、良い人ではありましたが、活舌悪すぎて何を言っているか分からなかったり、講師なんてこんなもんだと言い切っていたりで、話しているだけで指導力がないことはすぐに分かりました。

この人も雑談や、休憩時間に生徒におごったりで、生徒のハートをつかんでいたようですね。

連絡を取っていませんが、今も講師として過ごしていることでしょう。

 

とっても極端な例で、ご覧の皆様はこんな講師からは早めに撤退できるように、しっかりその講師の人間性や、成績を見て判断してほしいところですが、それだけハートをつかむというのは大きいということです。

 

そういう意味では受け入れの広い仕事だなぁと思うことはあります。

 

 

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