前回の記事通り、国公立医学部の2019年度の問題を解き終わりました。
あと、これは2018年。
1~2の難易度のものは、定番問題 あるいは 定番ではないが難しくはない問題です。
要するに、この大問は完答しなきゃダメな問題だと思ってください。
定番問題=易しい問題ではありません。
ものによっては理解が難しいもの、定着まで時間がかかるものがあります。
ですが、どの参考書にも大抵のっているし、頻出するものは、易しい、難しいうんぬんではなく、解ける状態にするのが当然だと思います。
基本的に、数研出版の青チャートの例題・4STEPに載っているパターンを定番問題とみなしています。
まずはこれらのパターンを早いうちに、完璧にすることが重要です。
とはいえ、見ていただければ分かる通り、1~2だけで構成されている大学は圧倒的に少ないですね。
易とされている大学ですらほとんどありません。
特に2019年は、2.5以上の問題がかなり増えた印象です。
難とやや難が2019年では25大学、2018年では18大学です。
私の評価の仕方も多少変わっているので、これだけではざっくりとした判断なのですが、2018の方が解きやすい問題が多かった気がします。
数学で差をつけたいのであれば、2.5以上の問題を完答していく力を身につけることが必要になります。
それには、具体的に考える力 を身につけることが必要です。
これが出来ない人は、数学は必ず伸びなやみます。
つまり、2を完答することと、2.5を完答することは、かなり大きな壁があると思ってください。
数値上はたった0.5の違いですが、たった0.5の違いだけのために、多くの時間を費やさなければならないのが数学ですね。
どうしてもそれが出来ない人は、正確さを追及する方が良いです。
取れる問題で、必ず取る。手におえなさそうな問題は早々に捨てる。
こういった割り切りが出来ている人は、意外と強いです。
多くの人は、取れる問題をさっさと終わらせて、難しい問題に時間をかけるという発想になります。
そして、その中には、取れる問題でミスをして減点されてしまう人が、結構いると思います。
それでも、難しい問題が解ける人はその分をカバーできますし、場合によってはそれ以上をカバーできます。
ですがそうでない人は、取れる問題でミスをする、時間かけた問題は解けないということになり、カバーするどころか、他者に数学で差をつけられることにつながります。
ですので、自分は数学の難問を解く力がないと感じる人は、解ける問題に時間を割いて確実に取り、点数を安定させる、他者に差をつけられないようにするという作戦もアリだと思います。
私の難易度表は、基本的に、大問の中の最も難しい問題の難易度を表しています。
つまり、大問の中に(1)~(3)があれば、(3)だけが2.5で、(1)(2)が2以下ってことも多々あります。
そういう問題を書き集めていけば、それなりの点数になる大学は沢山あります。
また、3.5とか4の問題になると、ほとんどの人が解けないと思われます。
ですので、そんな問題に時間をかけるのは愚の骨頂です。
少なくとも、数学の力が弱いと自覚のある人は解けることはまぁないと思います。
そんな問題は早々に見切って、頑張れば解けそうな問題に手をだしていくことが大切ですね。
欲張らないために、空白があってもよいという覚悟を決めておくことです。
国公立医学部の場合、合格・不合格はかなり紙一重だと日頃から感じます。
合格した人が、不合格になった人よりも優秀とは必ずしも言えないのかなと。
ちょっとしたことで、合格・不合格が入れ替わってしまうそんな世界のような気がします。
ですので、何も考えずに突っ走るのもありですが、色々な作戦を立てて、少しでも失点を防ぐ努力をするのも良いのではないかと思います。
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