高校数学の傍用問題集 | プロ家庭教師のKiri/奈良/オンライン/大学受験/医学部受験/難関大学受験

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高校数学の傍用問題集について、個人的に思うことを書いてみたいと思います。

傍用問題集とは、教科書の理解を深めるために、教科書と共に配られる問題集です。

 

ほとんどの進学校で4STEP。


たまにサクシード。

 

たまに、アドバンスプラスがあります。

 

もちろん、他にもいっぱいあります。数研だけで、難易度別に7種類くらいあるようです。

 

4STEPは、数研が出版しているほぼ最高難易度の問題集です。

一応それより1ランク上の「オリジナル」というものが最高難易度のようですが、私自身は扱っている学校を見たことがありません。

 

4STEPは、ほぼ全ての進学校で使用されているのを確認しています。

パターンが豊富でしっかりやり込めば、かなり理解が深まると思います。

難点は問題量が多すぎるということ。もうこの問題なくてよくねー?(^-^;) と思うような、つまんない問題も結構あります。

苦手な子は理解が深まるどころか、多すぎて消化不良を起こし、何にも身についていないか,丸暗記する癖がつくということもしばしばあります。

数研なので、解説が生徒から不評なことも多いですね。

 

 

サクシードは、4STEPから1ランクだけ難易度を下げた問題集です。

洛南で使用されているのを確認しています。

4STEPは問題量が多すぎることから、こちらを好む先生がいるのかもしれません。

個人的には微妙・・・。問題集としては、少々物足りない感じがあります。

左に例題のようなものがあって、右で練習するという感じのようですが、左も解説が載っているわけではなく、ヒントが書かれているだけです。

このヒントが、もう1回解くときなんかに見えちゃうので、いちいち隠さないといけない。

それだったら例題隠しながら青チャートやっていけばいい気がします。すぐ下にヒントも解説あるし。

 

 

アドバンスプラスは、啓林館が出版している最高難易度の問題集です。フォーカスゴールドと同じ会社ですね。

東大寺,大阪星光で、使用を確認しています。

特に4STEPと大きな違いがあるとは思いませんが、4STEPより難しいパターンがたまにあります。

整数の性質なんかは、部屋割り論法とかフェルマーの小定理など,結構つっこんだところまで収録されています。

 

 

傍用問題集は、あくまで定期テスト対策のもので、入試対策としては問題量が多すぎるので、全く向かないと思います。

復習などを行う場合は、網羅系問題集を使いましょう。

 

また傍用問題集は、市販されていません。

いまだに傍用問題集の解答を配らない学校があるようですが、解答が欲しい場合は、メルカリやヤフオクなどのフリマやオークションサイトで購入する必要があります。

 

 

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チロくんが、スーパーフライのモノマネをしていました。

実際は、カラフルなひもで遊んでいたのですが、そのうち巻きつけても全く動かないほど、すっかり飽きてしまった姿です(^-^;)