国公立医学部(前期)2018 数学の難易度(50大学) | プロ家庭教師のKiri/奈良/オンライン/大学受験/医学部受験/難関大学受験

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本日は、国公立医学部(前期)の数学難易度、最終章です。

思ったより時間かかりましたが、ようやく完成しました。

 

一番上の行の番号は、大問の番号です。

白い部分が各大問の難易度です。1~4で難易度を表示しています。

平均の列は、各大学の大問の難易度の平均です。その大学のおおよその難易度を表している形になります。

 

平均が2以下の大学は問題の易しい大学、2~2.5は標準、2.5以上はやや難しい大学、3以上はかなり難しいというイメージです。

 

背景が濃い黄色になっている大学が前回から新たに追加した大学です。

 

注目は、防衛医科(以下、防医)です。防医は択一式と記述式の2つの試験がありますが、記述式の難易度を表示しています。

防医は毎年えげつない難易度でしたが、ご覧の通り、易レベルに近い標準レベルまで易化されています。

防医を受験した子から簡単だったと聞いてはいたのですが、解いてみてその通りだと実感しました。

 

また 奈良県立医科で、(確か)唯一のデータの分析が出題されました。

 

山形大学がやや難まで上がっている大きな原因は、計算力を要する点です。

解法自体はとても素直なのですが、特に大問5の(4)は工夫して計算しないと答えまでたどりつかないようなレベルでした。

 

 

50大学を解き終えてみて。

 

前回も書いた通り、複素数平面の出題率が非常に上がっていると感じます。

難しいので避けている人が多い単元だと思いますが、入試演習で複素数平面に触れておくことをお勧めします。

確率漸化式も出題率が高く、しょっちゅう見かけました。

逆に、普段ほとんど出題されることのない典型パターンもあり、まんべんなくやっておくこともある程度大切だと感じます。

 

例外はありますが、国公立の入試問題は本質さえ分かっていれば、解けるように出来ていると感じました。

知っていないと解けないとか,誘導が不親切とか,計算の設定がひどすぎる問題は、私立と比べればかなり少なく、よく練られていると思います。

ただただパターン的に解くのではなく、1問1問じっくり向き合い、本質を捉えているかどうかが、問われているのではないでしょうか。

 

 

何となく始めたこちらの医学部難易度のコーナーでしたが、思った以上に反響をいただいており、コメントをいただいたり、リブログしていただいたり、メッセージで参考になると伝えていただいたりもしました。

ありがとうございました。

 

後は、私立の数学,国公立の化学,私立の化学がありますが、時間的に全部解けるかどうか・・・。

やはり、数学の関心が高いように感じますので、とりあえず私立の数学の関西圏あたりから解いていきます。

 

 

 

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