今日は前猫ミーちゃんの命日です。
19年間、一緒に過ごした子です。
チロくんやツグちゃんと過ごしている今でも、この子のことは忘れられず、時々思い出します。
特に思い出すのは、亡くなる1週間くらい前のことです。
ミーはもともと構われすぎるのが好きじゃないクールな子でした。
寝るときは布団には来るのですが、必ず足元で寝てました。
横で寝たり、布団の中に入ったりは、元気な頃でもあまりなかったです。
私の部屋は2階にあります。
亡くなる半年前くらいからは、歩くことも困難だったので、ミーは1階のこたつで1人で寝る生活となっていました。
そんな中、亡くなる1週間くらい前。
深夜すっかり眠っていると、ふと鳴き声がしました。
その鳴き声は、明らかに私の部屋につながる廊下から聞こえました。
ドアを開けると、なんとミーがヨタヨタ歩きながら私の部屋へ向かってきたのです。
体が弱り,骨のズレで炎症を起こして、歩くだけでも大変なのに、
15段もある階段を上って私の部屋に来たのです。
廊下の途中で抱きかかえ、布団まで連れていきました。ゴロゴロ喉を鳴らしていました。
いつも布団の中は嫌がる子ですが、
その日は布団の中に入ったまま、朝まで一緒に寝ました。
一緒に寝たのはその日1日だけ。
次の日からはやはり1階で寝ていました。
そして、約1週間後に亡くなりました。
あの日は、実際のところはただ寂しくなってきただけだったのでしょうが、私にお別れを言いにきてくれたのだと勝手に思っています。
この子の死をきっかけに、チロくん,ツグちゃんを迎えました。
ツグちゃんと縁があるまでに、犬猫のことを調べているうちに殺処分などの現状も知りました。
日本は、こと動物に関してはかなり遅れている国ですね。
改善すべく、多くのボランティアの方々が,完全室内飼い,去勢・不妊手術を広め、TNR活動(捕獲⇒不妊手術⇒元に戻す)をしていらっしゃいます。
ようやくここ最近いくつかの自治体も動き出しているようです。
ねりまねこ・地域猫というブログを見て、色々勉強させてもらってます。
今の私には、チロ・ツグをしっかり育てて、そういった知識を深めるくらいのことしかできませんが、いずれ動物を救う何かしらの活動ができればなぁと心の奥底で思っています。
そう思えるのは、ミーとの長い生活があったからだろうと思います。