またまたご無沙汰の更新となりました。
今回は毎年この時期にお伝えしている話です。
まずはこちらの「しがない数学徒」さんの共通テスト実況プレイ動画。
しがない数学徒さんが、時間を計って、初見で共通テストを解くというライブ動画になっています。
しがない数学徒さんについては、過去何度か取り上げましたが、
両親が高卒。お母さんが勉強ができなかったコンプレックスから子供のことを思い、小学生から塾通い。
中学受験で灘に合格。
実家の岡山から新幹線で灘に通い、親の期待に応えるべく中1から猛勉強し、中3までは灘でトップ20に入るほどの好成績。
しかし、必要以上に負荷をかけた勉強がメンタルを壊してしまい、高1からは無気力となり高校3年間は全く勉強しなくなり、大学も行かないつもりでしたが、お母さんから一生のお願いをされ、岡山大学の数学科へ入学。
現在はYoutberとして活動し、東京で一人暮らししているとかそんな感じだったと思います。
大学受験はタイミング的にうまくいきませんでしたが、
元々は灘に合格でき、灘でトップレベルに入るほどの能力を備えていたしがない数学徒さん。
大学で数学を学び、大学数学も習得されています。
そんな彼が共通テストを本調子で解けば、もちろん満点近くの点数が取れるでしょう。
ただ、今回見てほしいのはそこではなく、そんな優等生でも起こる現象についてです。
17:24からご覧ください。
共通テスト第1問の[1]の(1)を終え、(2)に入ったところ。
ここは難しい問題ではないのですが、(2)の最初に書かれている条件を見逃してしまい、(1)に書かれた条件ばかりを振り返ってしまい、ハマってしまいます。
気づいたのは20:00くらい。
5秒で解ける問題が、2分半かかったことになります。
まぁしがない数学徒さんはライブ配信するために、パソコン上で問題を見ている関係で非常に見づらい、やりづらい点は少なからずあると思います。
あと、どうやら高校数学が久しぶりだったようなので、本調子でなかった事もあるでしょう。
今回言いたいことは、彼の出来がどうのこうのではなく、このようなハマってしまう現象についてです。
この現象ってどんな人でも起こりうるってことなんです。
特にこのような時間制約の厳しい数学の試験では起こりやすい。
冷静に考えればなんてことない問題なのに、そこに緊張感や焦りが加わることで、見落としが起こったり、視野が狭くなって出来なくなってしまう。
これがハマるという現象。
毎回模試やパックで90~100点が当たり前だった人が、本番で大コケして70点台になってしまった。
数学ではよく聞く話です。
なぜこのような事が起こったかというと、まさにハマる現象が起きたからでしょう。
模試が毎回良い人は、前から順番に、全ての欄を埋めながら解いていく癖がついている可能性が高いです。
こういう人は、本番でハマってしまったときに上手く対処ができない可能性が非常に高いです。
前から順番に全てを埋める癖がついているので、ハマってしまったときにその問題にこだわってしまい、時には1問に5分以上の時間をかけてしまいます。
そこでようやく解けたり、飛ばしたりしても、もう残り時間が少なくなってしまい、その時に起こるのはさらなる焦り、あるいはパニック。
その状態で続きの問題をやると、問題を読み飛ばしたり、焦りからミスが起こり、答えが合わなかったり、分からなかったりするという負の連鎖が起きます。
そして崩壊。
最後まで間に合わず大コケ。
こういう流れだと思われます。
優等生でもこうなのですから、数学が苦手な子だったら?
うまくいくわけないですね。
こういう事態を防ぐために徹底しておきたいのは、「詰まったら飛ばす」癖です。
はい。毎年共通テスト前に書いてることですね。
詰まったら飛ばしましょう。後で戻ってきてやればいいんです。
そしたら、あっさり気づくことが多いんです。
今回の例で言えば、「なーんだ、真上に条件書いてるやん。」と、リフレッシュした状態で戻ってくるとあっさり解けるって感じですね。
しがない数学徒さんはライブ実況をしている関係もあるので、詰まっても時間をかけましたが、
実際は、このようにハマったときは秒で飛ばさないとダメです。
大問1だからとか、簡単そうだから、ここが取れないと目標点が取れないからとか、そういう自己都合によるこだわりは一切捨ててください。
「仮に大問1のアであっても飛ばす!」
これぐらいの心構えがないとダメです。
ハマってしまったときは非常に視野が狭くなっています。
焦りが増幅していき、細かい部分にまで目がいかなくなります。
大事なことはこの状況から脱する事です。
なので、あなたの都合はどうでもいいので、脱するために飛ばしてください。
視野が狭くなると、必要以上に時間がかかってしまいます。
冒頭の例で言えば、5秒で解ける問題が、2分30秒かかって、およそ2分25秒の時間ロスです。
これが例えば、30秒ほどで飛ばして戻ってきてあっさり5秒で解ければ、30秒のロスですみます。
時間制約の厳しい試験では、2分差があればめちゃくちゃパフォーマンスが変わります。
この「詰まったら飛ばす」を癖づけてもらえば、実力通りの点数が出ます。
多少の上振れ下振れはありますが、概ね点数は安定してきます。
一度癖づけてもらえば、私の言っていることの大事さを痛感するはずです。
大問1つにつき15分かけるという制約を設けるという謎の時間配分を行う人がいますが、そんなの無意味です。
それは全ての大問の難易度や量を一切考慮していない、何の根拠も意味もない、感情だけのルールです。
大問1が激ムズで、大問2が簡単だったとして、同じ15分で解けると思いますか?
そんなわけないですよね。
大問1がまだ終わってない、次の問題がスムーズに解けそうなのに、15分経ったから大問2に進むんですか?
何の意味があるんです? それ。
意味ないんです。
前から順に解いて、詰まったら飛ばす。
全ての問題を1周したら、飛ばした問題に戻る。
これでOKです。
ただし、これを守ったからといって、実力以上の点数が出ることはありません。
小手先で実力以上の点数が取れる方法はそもそも存在しません。
とはいえ、せっかく頑張ってつけてきた実力通りの点数が出せないのはもったいないですね。
なので、この癖は必ずつけるようにしましょう。
今からでも全然間に合います。
私の生徒にはパックなどを解くときは、この癖をつける練習だけすればいいと伝えています。
パックの点数自体はどうでもいいと。
どうせ傾向が違うので、点数自体は良くても悪くても意味はありません。
もちろん間違った問題の復習は徹底的にやってほしいですが。
もし、成績優秀で毎回模試やパックの点数が良すぎて、飛ばす癖をつける練習ができない人は、Z会の共通テスト実践模試を購入して解くようにしてください。
Z会のは難しいからです。
成績優秀でもそれなりに詰まる場面が出てくると思われます。
それでも詰まる場面が全然ないという場合は、相当優秀ですので、慶應医学部の過去問で練習するとよいでしょう。
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