下田の旅三日目、
朝から歩いて須崎を目指します。
道の駅開国下田みなとの方へと向かいます。
そこから海沿いを歩きながら、
須崎漁港の先の恵比須島を目指します。
昨日の雨の名残、
少しひんやりとした空気と
空に広がる薄雲。
天気は回復していき、
暑くなることが予想されています。
道の駅から海沿いを歩く途中、
「ハリスの小径」という遊歩道があったので
そこを通ることに。
右手に海を眺めながらお散歩。
時折地元の人とすれ違い挨拶を交わします。
小径を抜けた先に
「吉田松陰上陸の碑」がありました。
吉田松陰の上陸というのが
いまいちピンとこなかったのですが
ペリーの船に密航しようと乗り込むも
拒絶されて送り返された話は聞いたことがありますが
その送り返された先の上陸場所とのこと。
わりと小事だと思ってたんですが
石碑になるんですね。
さらに歩いて30〜40分、須崎漁港に着きました。
この須崎港までは
一応バスでも来ることはできます。
よく見ると、写真右に猫ちゃんがいますね。
この時は全然気づかなかった。
漁港の少し先、恵比須島に到着。
一本の橋でつながっている小さな島です。
島の周りをぐるりと遊歩道が整備されており、
歩くだけなら10分程度でしょう。
橋を渡って右(西側)へ。
島を反時計回りに回ることにします。
まだ午前なので、ちょうど日陰になります。
天気もだいぶ晴れ渡ってきました。
景色も良く、波の音が心地よい。
伊豆半島南部は、
昔の海底火山の噴出物が広く分布しており、
隆起と浸食によってできた地形。
この恵比須島にも、その名残がくっきりと見える。
写真にある白い滑らかな縞模様の地層は
火山から噴出した石灰や火山灰が積もったもの。
岩壁の模様を眺めるだけでも面白いので
ついつい何枚も岩の写真を撮ってしまいました。
島の南側に到着。
眺めが最高です。
島の周辺は、波が削った浅瀬が広がり、
磯遊びスポットになっています。
左に見える石碑は
若山牧水の歌碑です。
島と頂上には小さな恵比須神社がありました。
このあたりからは、
古墳時代から奈良時代あたりと思われる
祭祀跡(焚き火の跡)が見つかっていて、
古代の人の生活・祈りの場所だったことがわかってます。
「夷子(えびす)遺跡」として
下田市の文化財に指定されています。
神社に神様の使い(?)がいました。
恵比寿島はネコちゃんのリゾート地。。。
島の東側の遊歩道。
こちらは西側の岩壁と違い、
角ばった岩や石が多いように見受けられます。
これらは海底を流れていた土石流が積もったものです。
一周10分ほどの島ですが、
気がつけば1時間以上のんびりしてました。
帰りの漁港でまたまたネコちゃんに遭遇。
ピンポイントの日陰で休んでるのが愛らしい。
午後前から急激に暑くなってきました。
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.