6日の土曜日に、
横須賀にある「田戸台分庁舎」、
旧海軍横須賀鎮守府司令長官官舎の
一般公開に行ってきました。
お天気曇り。。。
午前に行ったのですが、思ったより見学者が多かったです。
駅から坂を上った場所にあるので、見晴らしがよい。
今は住宅が多いものの、当時は横須賀の海も
今以上に見晴らし良かったに違いない、と思われる。
横須賀鎮守府長官の宿舎として、
1913年(大正2年)に建設されたとのこと。
設計したのは櫻井小太郎氏で
辰野金吾らに指導受けたとのこと。
切妻屋根に、
西洋によく見られるハーフティンバーを用いた構造。
建物反対側へ回り込んでみた。
紅葉がなんとか残っていました。
こちらはベイウインドウが特徴的です。
ベイウインドウの右側部は上下階とも和室になっています。
長官の書斎、執務室でしょうか。
狭い空間に人が多かったので撮りづらかったですが、
少なくなった一瞬をねらってパシャ。
終戦まで、31人の司令長官がここで執務を行なっていた。
二階へ続く階段。
2階には上がれませんが、
和室と屋根裏倉庫があります。
一階の和室の一つ。
縁側の向こう、カーテン越しに紅葉が見える。
いい空間だ。
一番広いダイニングルーム。
奥には歴代長官の写真一覧があります。
この隣にはリビングルームがあり、
この日は演奏会が行われていました。
演奏会は予約のため入室はできませんでしたが、
とてもいい音色が聞こえてきました。
設置されているピアノは大正14年に製造された
ドイツのスタインウェイ社製グランドピアノC型。
建物と同じぐらいに古い歴史あるピアノ。
修理を重ねて、音色が復活したのは平成25年とのことです。
敗戦後、官舎は米軍に接収され、
在日米海軍司令官らが居住していました。
ガイドによると、その際にいくぶん内装も変えられたりしたらしい。
官舎の外には防空壕跡がありました。
こちらは柵があるので、外から眺めるだけです。
官舎から少し歩いた平和中央公園には
米ヶ濱砲台跡があります。
江戸時代の台場に代えて、
明治期に東京湾要塞建設の一つとして作られた、
横須賀軍港守備のための砲台です。
砲台上からの眺め。
改めて国防について考えるきっかけになりますね。
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

































