COTTA撮影日記 -2ページ目

COTTA撮影日記

2014年10月、モノづくりブランド“COTTA”をスタートしました。
カメラと写真の楽しみを提案する撮影日記をはじめ、
製品情報をお伝え致します。

前回に引き続き、館林さんぽ。。。

 

 

「旧上毛モスリン事務所」に来ました。

前回ブログの最後に出てきた「向井千秋記念子ども科学館」の

すぐ前にあります。

 

見た目は洋風だが、

和風建築の基本構造が用いられている擬洋風建築で

明治期の洋風指向がよく表れている。

 

 

モスリンとは、木綿や羊毛による薄手の織物のことですが、

日本では主に毛織物を指します。

 

中に入ると、展示物がたくさんのわりには意外に広く感じられます。

1階部分は壁による部屋の仕切りがないので、開放的です。

 

 

もともと事務所はここから600mほど離れた場所にあったよう。

庁舎を建てる際に、工場は取り壊し、事務所はこの場所に移設されてらしい。

 

ちなみにこのすぐ隣には、田山花袋の旧居があります。

 

 

この辺りは立ち寄りスポットが多い。

昼ご飯前に、尾曳神社でお参り。

 

この神社は1532年に、

尾曳城(のちの館林城)の鬼門の位置(城の北東)に、守護する意味で建てられた。

通常神社は日の出と関わる東向きか

日差しを引き込む南向きに建てられることが多いが、この神社は西向き。

なかなか興味深い。。。

 

 

ほど近くにある、館林藩最後の城主秋元氏の別邸。

和館と洋館が一緒になっている。

この辺りも明治らしさが垣間見える建築。

 

 

裏手には八幡様が祀られてました。

 

ここは本丸のすぐそばで、八幡曲輪に位置する。

八幡様は戦さの神様。

築城の頃からあったかは定かではないですが、

榊原氏が城主になった時に城の改修が行われたので

その時にはあったのではと推測。

 

このあたりは野鳥も多い。。。

 

 

橋を渡り、城沼が見えてきました。

“館林の里沼”として、人の暮らしと沼が深く関わってきた地。

城沼は5つある“館林の里沼”の一つ。

 

 

アニメ「宇宙よりも遠い場所」でお馴染みの、

つつじが岡公園内の東屋。

 

「宇宙よりも遠い場所」は2018年のアニメで、

南極を目指す四人の女子高生たちの青春を描いた物語。

ニューヨーク・タイムズでも紹介されました。

筆者もTVで2回、ネットで3回見ているうえに

BDも持っているぐらいにオススメのアニメです。

 

 

というわけで、おさんぽはさらに次回へ続く。。。

前回のブログで、

群馬県館林のアンブレラスカイプロジェクトの写真をアップしましたが、

今回は館林の街さんぽの写真をアップします。

 

 
館林の駅を出ると、
アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」の
キャラクターの幟が立っていました。
 
このアニメの主人公たちの地元が館林、ということで
いわゆる“聖地”となってます。
 
 
館林駅前。
アニメでも度々描かれた場所です。
 
そして巨人軍栄光の初Vの碑と
たぬきがいっぱい鎮座しています。。。
 
 
館林駅前の“歴史の小径”を抜け、
市役所方面へと歩いていきます。
 
この辺りはところどころに商店がありますが、
歴史的に古い建物なども並んでいます。
 
この辺りはかつて
「紺屋町」「鷹匠町」と言われていた場所。
ここより少し北の通りは「大手町大街道」が走っているので
地名からかつての街の様子も少し見えてきます。
 
 
鷹匠町長屋門。
新しいので復元だと思われる。
 
鷹匠は鷹狩り用の鷹を訓練し養う武士のこと。
この辺りは旧館林城の侍町でした。
 
 
少し歩いたところに「武鷹館(ぶようかん)」があります。
館林藩の中級武士の屋敷です。
 
ここから西側にある県道7号を越えると館林市役所がありますが、
そこが旧館林城の三の丸・二の丸だった場所。
勤め先のお城は徒歩5分の立地だったようです。
 
 
市役所手前にある文化会館あたりが三の丸のあった場所。
ここは三の丸の北側に設けられた「土橋門」。
 
館林城は、城沼の西側に築かれた、大半が土塁による城です。
豊臣秀吉が北条氏を滅ぼしたのち、徳川の関東移封があり、
徳川家臣の榊原康政が城主となります。
 
それ以前は、北条・上杉・武田の三つ巴攻防があり、
長尾氏・北条氏が支配していた記録はあれど、
それ以前の支配者・築城時期・築城者はよくわからないらしい。
 
最古の古文書には
「上杉が、赤井文三・文六の居城である立林(館林)城を攻略したい」
という旨の記録があるようだ。
 
 
近くの資料館に地図があるので
新旧の相違を確認するのも面白い。
 
土橋門・文化会館・資料館があるのはかつての三の丸、
市役所は三の丸と二の丸にかかるように位置している。
 
 
「向井千秋記念子ども科学館」のドームが
暑い日差しを反射している。
科学館はちょうどかつての本丸のど真ん中に位置している。
 
ここに来るまでの午前の間だけで、汗だくになる暑さ。
そして館林さんぽはまだ続きます。
 
 
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

先週、群馬の館林に行ってきました。

 

 
館林市役所では、参院選の期日前投票が行われていました。
まさに明後日の20日は参院選の投票当日。
みなさま、投票へと足を運びましょう。
 
そんな市役所前では、、、
 
 
傘がいっぱいぶら下がっていました。
「城町アンブレラスカイプロジェクト」として
毎年この時期に行われているようです。
 
この日訪れた時間は11:30ごろだったのですが、
まだ全部の傘を吊し終えておらず、作業中でした。
 
太陽が真上に差し掛かった時間なので、
木々の影と、太陽の透過で色とりどりに輝く傘がとても美しかったので
まずは撮ってみました。
 
 
一旦場を離れ、14:00ごろの再度来訪。
全傘吊し終えていたので、まずは縦構図で。
 
川のように、建物の向こう側へ流れていく様が綺麗です。
 
 
広がりのある横構図。
右下の城町食堂の窓に映る傘も綺麗です。
 
残念なことに、ちょっと雲が多くなってきて、陽が隠れがち。
 
 
陽が顔を出したタイミングを見計らって、
全体を明るめに、暗部をさらに明るく起こして、
ふんわりと優しい雰囲気にしてみました。
 
 
反対側から、役所の方を向いて撮ってみた。
南側からなので、太陽を背にする形になる。
陽が傘を透過しないので、
こっちからだと傘が輝いた色味にはなりづらい。
 
 
入り口に設置されている像と一緒に。
象のポーズとたくさんの傘の
よくわからないミスマッチ感がなんとも面白い。。。
 
アンブレラスカイはポルトガル発祥で
芸術祭の一環として、夏の日差し対策に始めたものだそう。
 
館林の城町アンブレラスカイプロジェクトは9/6までで、
夜はライトアップもされるそうです。
 
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.