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COTTA撮影日記

2014年10月、モノづくりブランド“COTTA”をスタートしました。
カメラと写真の楽しみを提案する撮影日記をはじめ、
製品情報をお伝え致します。

久しぶりのブログ更新です。。。

 

諏訪・松本GW旅の最後の更新に、

外せない、諏訪大社めぐりの写真をアップ。

 

 
好天に恵まれた旅の初日に
諏訪大社 下社を巡りました。
 
諏訪大社には上社と下社があり
上社は“前宮”と“本宮”、下社は“春宮”と“秋宮”と2社ずつ、
全部で4社を巡ることになります。
 
 
諏訪大社の新紋は梶の葉を模したもの。
この紋には足があり、足が5本が下社、4本が上社となります。
 
 
最初に訪れた下社秋宮から
次のスポット下社春宮まで、徒歩20分ぐらい。
 
ここは旧中山道で宿場町でもあったので
古い旅館や建物、温泉が並んでいます。
古い街並みを想像しながら歩くのが良い。
 
 
下社春宮に到着。。。
 
御神木の「結びの杉」は、
根本は一本ですが、途中から二本に分かれている。
 
 
下社春宮の裏手には、砥川が流れる。
流れの音が程よく心地よい。
 
さらに川を渡った先には「万治の石仏」という
奇妙な形の石仏があるのでぜひ見てほしい。
なかなか愛嬌がある。。。
 
 
日付変わって旅の三日目、
小雨ぱらつく中、朝に訪れた諏訪大社 上社の前宮。
 
少し高台に位置する神社で、本殿の側を清流が流れる。
御祭神(建御名方神:タケミナカタノカミ)が
最初に居を構えた諏訪信仰発祥の地とも伝えられている。
 
雨の朝ということもあってか、静かで神秘的な雰囲気があります。
 
 
写真は前宮の四ノ御柱。
諏訪大社四社には、御柱がそれぞれ建っていて祀られている。
各宮ごとに御柱や社殿の配置を比べてみるのも面白い。
 
この御柱は、7年目ごとの寅年と申年に執り行われる
「御柱祭」の際に建てられるもの。
柱を建てるのは、神聖な場所に新たに結界をはるとか、
あるいは地鎮の意味があるのかもしれない。
 
 
そして旅の最後のスポット、上社本宮に到着。
上社なので、梶の葉の神紋の足は4本となっている。
 
東の鳥居から入ると目の前に「入口御門 布橋」の長い廊下が見える。
1829年に建立された、長さ70mの道。
御柱祭の神輿の通るための道として敷いたとも言われている。
ゆるりゆるりと通ると、少しずつ心があらわれる感じがする。
 
 
廊下の途中で、重要文化財の「四脚門」と
その向こうに弊拝殿が見えた。
ここから手を合わせてもいいぐらい。
 
「四脚門」は1582年に消失したものを
1608年に家康家臣の大久保長安が造影寄進したものとある。
 
 
この後お参りをして、御朱印をもらって旅の締めとなりました。
四社を巡ると巾着袋を頂けました。
 
諏訪の自然を感じながらお参り。
すっかり心が洗われた旅でした。。。
 
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

旧篠ノ井線ウォーク後、

松本に戻り、市内をぶらぶらお散歩。

 

松本城を見学し、

その後松本城の北にある国宝「旧開智学校校舎」を見学してきました。

 

 

旧開智学校校舎は明治9年4月に完成した、

和風と洋風が混ざり合った擬洋風建築の小学校校舎です。

 

西洋の様式を取り入れ出した、

まさに文明開花の時代の象徴の建築。

 

 
正面から撮ってみましたが左右全部は入りませんでした。。。
八角形の塔屋と独特な装飾が目を惹きます。
 
元々この小学校校舎は、
松本城の南を流れる女鳥羽川のほとりに建っていましたが
昭和38年に今の場所に移築・復元されました。
 
中の見学は校舎向かって右の入り口から入っていきます。
 
 
校舎中、東側から西へと横切る廊下。
中央で南北の廊下と交わってます。
 
 
南北の短い廊下。
南側が先ほどの校舎の玄関になります。
 
 
東西南北の廊下が交わる校舎の中央の洋燈を真下から。
 
 
和洋が入り混じる扉の意匠。
なかなか見応えあります。
 
 
教育資料・建築資料がいろいろ見られます。
 
 
2階の中ほど。
奥に見えるスペースは講堂で、
壁のない開放的なスペースになっています。
 
手前の扉は浄林寺から転用された桟唐戸。
美しい木目と職人による見事な意匠。
 
開校当初は、廃仏毀釈によって廃寺となった建材も使われたよう。
 
 
講堂の窓と照明。
完全な洋風でもない、試行錯誤もやや垣間見れるようなデザインが
時代を感じて趣がある。
 
 
旧開智学校校舎の南には、松本市立開智小学校があり、
新旧の校舎が立ち並んでいます。
 
温故知新、将来を担う立派な子どもたちが育つことを願います。
 
 
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.

旧篠ノ井線ウォークの後半、

昼が近づいてきて、だんだん暑さが増してきました。

 

 

スタート地点から3.4km、

漆久保トンネルの南口に到着。

 

明治期のトンネルで全長53m。

年月を経たレンガの劣化感が美しい。

壁面は当時のままだ。

 

この漆久保トンネルの手前で、

左右に散策道が分かれており、、、

 

 
右の下り道を進むと、
小沢川の橋梁へと出ます。
すっかり自然に溶け込んでしまったアーチ橋。
 
 
錆びた梯子、独特なレンガの積み方。
これはレンガの小口(短い面)を斜め(一般的には135度)に配して
レンガの角を見せる「蛇腹(コーニス)という積み方らしい。
主に装飾的な意味合いの強い積み方だそうです。
 
 
トンネルまで戻って今度は左の道を上ると
「覚明・普寛像」があります。
 
手前の覚明は平安末期の僧、奥の普寛は江戸中期の修験者。
木曽の御嶽山の表参道を開いた普寛、
裏参道を開いた覚明。
 
漆久保トンネルの上はかつての善光寺道で、
そこを通る旅人の安全を願って祀られたとされている。
 
思ったより急な坂だったので、
ここに上るだけでちょっと息切れ。。。
 
 
トンネルを抜けて少し進むと開けた場所に出ました。
潮沢信号場の跡とある。
 
本線とスイッチバック式の松本方面および長野方面の
引き込み線が交差する場所。
 
 
北側に目を向ける。
左に見える遺構がかつての作業台とのこと。
 
奥の方に目を向けると、
まっすぐの道と、左に少し盛り上がった道が見える。
 
右のまっすぐの道は線路跡で
左の盛り上がった道はかつてのホームだった場所。
スイッチバックのためのホームなので
通常は客が乗り降りするホームではないのだが、
一度だけ乗客を乗せるのに開放されたことがあるそうだ。
 
 
ガタンゴトン・・・と
電車に乗った気分でどんどん廃線跡を進み、
遊歩道の終着点である旧第二白坂トンネルに到着しました。
 
閉鎖されて中には入れません。
背伸びしながら、窓から中を一応撮影しましたが
特に何もないです。。。
 
時計を見たら正午でした。
4.8kmの遊歩道を、写真を撮りながらで2時間半ぐらい。
折り返しは1時間ちょいぐらいでした。
 
紅葉の季節もいいと思いますが、
今回は新緑と八重桜も見られて、いい季節に来ることができました。
 
 
◎使用カメラは LUMIX G9PROII
 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.