考え方を変えないと、いつまで経っても追いつく事はできない。 | ベースボールバイブル
こんにちは。
ベースボールバイブルの東です。


今日は『考え方を変えましょう!』という提案です。


まずは、こちらの動画で福井県が生んだスーパースター・川藤幸三氏の言葉をお聞き下さい。





「今の正面やろ!」


これ、よく聞きますよね。


日本ならどこに行っても聞こえてくる言葉です。


で、多分ですよ…


日本からメジャーに行った選手たちも、できるだけ正面に回って捕ってたんだと思うんですよね。


ところがですよ…


(これは想像ですけども…)アメリカの人たちはそのプレーを見て「なんでバックハンドで捕らへんの?」って思ってたんじゃないでしょうかね。


例えば、このノックを見て下さい。





これは以前、BBB通信で「この動画を見て何かを感じて下さい」と紹介した動画なんですが…


この動画を見て、何かを感じるでしょうか?


まあ、すぐに感じるのは…


日本人がノックを受けているのと比べると考えられないぐらいバックハンドで捕る選手が多いですよね。


正面の打球でも打球によってはバックハンドです。


この動画を見て下さい。





このエバン・ロンゴリア選手はメジャーで2度もゴールドグラブ賞を受賞した選手なんですが、ランナー3塁の場面でも当たり前のように正面の打球をバックハンドで捕りに行きます。


これぐらい、世界ではバックハンドで捕る技術が求められているという事です。


「今のは正面やろ!」


これが日本の価値観。


「今のはバックハンドやろ!」


これが世界の価値観。


この違いですね。


では…


なぜバックハンドで捕らなければいけないんでしょうか?


それは速いからです。


そして、


スローイングがしやすいからです。


捕ってしまえばアウトなんですね。


でも、


日本では捕るまでを必要以上に大事に考えてしまうので、なかなかバックハンドという発想にならないわけです。


ただ…


世界が速さを求めているのは分かりますよね?


もう一度、このノックを見て下さい。


速さが求められていると思いながら、このノックをよく見てみると感じることがあると思います。





いかがでしょうか?


もう、お分かりだと思いますが…


彼らは何でもかんでもバックハンドで捕っているわけではないという事に気づきましたよね?


例えば…


ショートを守る選手たち。


ファーストに投げる時は速さとスローイングの正確性を求めてバックハンドで捕ります。


ただ…


ゲッツーの時。


この時は自分より右側に打球が来てもバックハンドでは捕りません。


なぜなら、それは…


遅くなるからです。


それと…


セカンドに背中を向けてしまうのでスローイングもしにくいからです。


スローイングの正確性が損なわれますよね。


だからショートの選手はゲッツーの時は余程の事がない限りバックハンドでは捕りません。


さて、この動画を見ていると分かる事が出てきましたよね。


この動画でノックを受けている選手は非常に有能な選手です。


その有能な選手が有能な指導者に教わっているのは…


内野手に大切なのは速さと精度だという事です。


ファーストへのスローイングはバックハンドで捕った方が速いし精度も高くなる。


だから普段からバックハンドで捕る練習をして、バックハンドで捕れる確率を上げなさい。


(ショートの選手の)セカンドへのスローイングは正面で捕った方が速いし精度も高い。


だからゲッツーの時はできるだけ正面に入りなさい。


こんな感じだと思います。


なので…


「今の正面やろ!」なんて言わずに、場面によって捕り方というのは変わるんだという事を理解した方がいいだろうなと思いますね。


まあ、


「今のバックハンドやろ!」っていう言葉が当たり前のようになった時に日本の守備力も上がるんじゃないでしょうか。


なかなか難しいと思いますけどね。


まあ、参考まで。


では、また。



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