学外活動のススメ~書籍『現役大学生による学問以外のススメ』ができるまで~ -36ページ目

家にひとりで、イケそうでイケないと、泣きなくなるんだと思った。

僕は中国が大好きだ。


中国語はそれなり、中国人もそれなり、中華料理もそれなり、

すべてそれなりにしか好きではないにも関わらず、

トータルしたら中国が好きだ。


僕はハンドキャリーというバイトをしている。

簡単にいうと“運び屋”だ。

でもそれだとあまりに胡散臭すぎる。

まぁでもそうなんだけど。


ざっくり説明すると、海外の工場で部品の欠損や発注ミスが

あった場合にその不足分を直接手で持っていく仕事だ。

部品2~3個のために空輸するのももったいない。

だったら人が荷物として持ってったら?

って発想の仕事。


そんな急を要する工場なんて、

生産計画がしっかりしてる日本の企業の工場くらいだから、

大概クライアントは国内の大手家電メーカーとかだったりする。


基本的に現地空港で担当者に荷物を渡して役目は終わる。

その後は多少滞在し帰国。


という海外旅行がセットになってるバイトがある。


これが久しぶりに入った。

去年は月に1回ペースで海外に行ってたのに、

今年は今の時点でまだ、0回。

ずっと行きたかった。


そして行き先は因縁の地、上海。

なんで因縁かは、また追々話すけど、とにかくワクワクした。

現地で何しようか考えた。

このために仕事をまとめてクリアにして、当日に備えた。


が、しかし、当日、大事件が起こる。


パスポートがない。


いくら探してもパスポートがない。


すいませんコピーじゃダメですか?

または、忘れちゃったんで今度持ってきます。


いや、無理だ、世界で一番厳しいところだあそこは。


あぁぁぁぁぁ・・・。


Where are you in myhouse?


パスポートからは返事がなかった。



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うわらば、と思った。

10月26日。

今日はスロット業界に革命を起こした伝説の名機、

「パチスロ北斗の拳」が撤去される日。
スロットなんて興味のなかった僕がホールに足を

運ぶようになったきっかけがこの「パチスロ北斗の拳」である。

さよならケンちゃん・・・


そんなことを思いながら学校に向かう。

今日は、サイトーと出版決定パーティーの下見と本の構成の打ち合わせ。
それにしてもいい天気だ。
エントランスを入ると卒業アルバムの個人写真の撮影をしていた。
15人くらいの4年生が撮影者を囲んで和気藹々としている。
この4年間。
もし大学に身内の輪というものが存在するのなら、

その輪には入ることができなかった4年間。
大学は通うところではあっても、居場所ではなかった。

それが唯一の心残りかもしれない。

そんな柄にもない感傷にひたっていると、

飄々とした感じでサイトーが登場した。

さっそく、会場となる場所を下見に行く。
イメージを共有し、方向性を固める。
さすがサイトー、話が早い。


そしてインタビューのまとめとして載せるフローチャートの構成を練る。
前日、ミウラとサワキが揉めた件だ。

このフローチャートは文章の補完と導入の両方の意味があると思う。

国語の問題のようにオレとサイトーはインタビュー原文を見て、

対象者の話の起承転結となるポイントを探した。

要はあらすじをヴィジュアル化しただけのフローチャートだが、

文章ばかりの本のアクセントになればと思う。

これが入ることで、より多くの世代がこの本に興味を示してくれればいいと思う。

そんな思いで草案を練る。


チームを牽引することも、チームのために裏方になることもできる男、サイトー。

柔軟なのか適当なのか、話をしているとまとまるのが早い。

1時間くらいしか御茶ノ水にはいなかったが、

3時間分の仕事をあっさりこなして三田に帰っていった。


おそるべし。


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チーム紹介

こんな人達が本を作ってます。

◆三浦崇宏(ミウラ)
役職:プロデューサー兼ライター

所属:早稲田大学4年

キャッチコピー:『転がり続けるトゲだらけの球体』

嘘と本当を織り交ぜた彼のプレゼンはもはやお家芸。辛口で有名な某評論家と口論し真っ青にさせたことも。「リーダーは堂々としていればいい」が持論だが、お腹が減ると、顔が汚れたアンパンマン以上に役立たず。その容貌からは想像もつかない、知的な文章を書く。格闘技関連は得意だが、パソコンは苦手。自称、総書記。


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◆斎藤益弘(サイトー)
役職:コーディネーター(人間関係、イベント)

所属:慶応義塾大学3年

キャッチコピー:『アバウトな特急列車』

学内では圧倒的な支持を得て、学内団体の代表者を務めている。コミュニケーションの真髄は“テキトーさ”と言い切る自由奔放な一面と塾生らしい真面目さで、膠着しがちなミーディングの流れを変えるムードメーカー。企画も大事だが、学内行事も大事、いつも東奔西走。「わりぃ」と「悪くねぇな」を繰り返し、気が付けば独創的なアイディアを出す。


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◆高戸佑輔(タカト)
役職:ディレクター(デザイン、メディアPR)

所属:早稲田大学3年

キャッチコピー:『派手な宮大工』

高田馬場の10℃バーの店長。気がつくとミッションコンプリートしているその姿はまさに職人か忍者。きっと、商社にいれば油田を発見、メーカーにいれば新技術を開発、女性下着屋にいれば営業成績トップ、は間違いないオールラウンダー。寡黙で、メガネで、モテない、燻製卵界の007。そんな彼も寝起きは最悪で、ミウラを「デブ、デブ」罵ることも。

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◆茂原奈央美(ナオミ)

役職:マネージャー(進行管理、会計、庶務)
所属:早稲田大学3年

キャッチコピー:『保育が得意な千手観音』

会社で言うところのバックオフィス全般。チームのアシスタント的存在。途中から準レギュラー的マネージャーとして加入したが、あまりの優秀さに皆が仕事を回しまくり、気がつけばレギュラーメンバーに。男ばかりで殺伐としたミーティングに花を添えてくれるのはもちろん、自己中心的なメンバーの中で、献身的な気遣いを見せる彼女は、最終的にはプロジェクトの屋台骨を支える存在に。

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◆笹沼崇男(タカオ)
役職:センターフォワード(営業、WEB、etc

所属:明治大学4年

キャッチコピー:『なかなか抜けない和泉守兼定』



一番長くパソコンの前にいられるという理由からWEB関係を一手に担っている。胡散臭いキャラで定着してるが、実は普通の大学生。長時間の作業に強く、集中力はメンバー随一だが、酒が入るとまったく使えない。ミウラにも負けないワガママぶりと、サイトーにも負けないテキトー加減で、彼らの次にナオミを悩ませている張本人である。

<<<協力者>>>

◆金田未来(カナダ)

担当:撮影

某美大に通う弱冠20歳の彼女のカメラの腕前は、有名クリエーターも認めるほどで、広告業界ではすでに高い評価を得ている。その卓越したカメラさばきで、無茶ぶりが多い撮影内容にも関わらず完璧に応えてくれ、非常に頼もしい限り。人材不足のプロジェクトにおいて、途中からは撮影以外にも、ブログの執筆や、文章校正、営業などでも精力的に活動。

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◆ジン

担当:執筆・編集

下北のフリーペーパーの元編集長。その地響きの様な低音の声からは想像もつかない化粧栄えするかわいい顔をしている。モテる・モテないの話に非常に敏感で、自分がモテないのは世界がおかしいからだと豪語する。この企画において彼は他の誰よりもなくてはならない存在である。遅漏。

※企画半ばにて、諸事情により、活動休止に。


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◆レツ

担当:デザイン

デザイン事務所代表。いつも酔っ払いの様な雰囲気を醸し出す。デザインにかけるこだわりは、人一倍で、企画後半の怒涛のリテイクにも根を上げず、最後まで納得いく作品を作ろうとし続けた。


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◆サワキ

担当:執筆

原色のライター。大学そっちのけで色々なことをしているらしいが、彼が実際に何をしているのかはあまり誰もわかっていない。本人ですらよくわかっていない。軽快な関西弁を操るが、ミウラとは相性があまりよくないらしく、些細な事で揉めがちである。ギラギラした目と薄汚いヒゲ面からは想像もつかない繊細な文章を書き、読む者の心を暖かくさせる。自称ジャニーズ系。通称「赤シャツ」


※企画半ばにて、諸事情により、脱退。

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エンドー

担当:執筆

制作スケジュールが間に合わなくなり、急遽お手伝いライターとして助っ人参加。ナオミの後輩で、一番年下ながらもその卓越した文章表現力はサワキとジンに勝るとも劣らない。得意な料理はモツ鍋で、人一倍ホルモンバランスを気にするおしゃれボーイ。

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◆ヨシカワ

担当:秘書(ミウラ専属)

基本的にカルシウムの足りてないミウラは、イライラすると機能しなくなってしまうため、そのフォローを個人的にする個人秘書。英語からパソコンまで、ミウラのできないことすべてを代理する。途中からはブログの執筆もこなすように。

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◎もっと読みたい方は


◎“学外活動”とは?

◆学外活動事始◆


★本を買ってみる★

『現役大学生による学問以外のススメ』




SM戦争の巻

SM戦争勃発!!!


決してアダルトな話ではありません。


本日のミーティングにてM氏とS氏がバトル。
今回の出版の企画に対する考え方から口論へ。

修羅場慣れしていない自分は冷や汗ものでした。
あわやチーム解散の危機かとも思われました。


まぁしかし、何かを作り上げていく際には考え方や経験の違いから、
意見の相違が生まれるのは当然。

そういう考えを戦わせながら1つのものを作り上げていくことで、
より良いものが出来るのだと思う。


何より真剣に取り組んでいる証拠。


現在は一件落着といった感じですので、ご安心を。


バランスとりながら最高のパフォーマンスで突き抜けるべし!!


―――――――――――――――――――――――――――


タカトは丸く書いたけど、実はこの件はけっこう激しかった。

その日なぜかピリピリしていたミウラが、

サワキの言葉がきっかけとなり大激怒し、全員で諌めることになる。

企画に対しての建設的な議論中のことであったため、

サワキが大人の対応を見せ事態は収拾。

お腹が減ってるミウラはたちが悪い。

今後は何か食べさせながら会議をしよう。

(タカオ)



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キャバ嬢のインタビューよりも激しい裸の戦い

いつか、どこかで誰かが言った。


『強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。』


風俗店のランクについて話をしよう。


一番高級なのはスーパーランクの闇風俗。


ただし、これはあるかないかは定かではない。
ほぼほぼ都市伝説である。
具体的にはどんな感じかと言えば、
トップクラスのビジネスマンや、
ヤ〇ザや政治家、宗教家などの
スーパーVIPが電話一本で
タレントやら女優やらを
呼び出して組伏せる。
風俗というよりは権力。
乱行であり本質的には濫用。
例えば、風の噂だが、某正○会館館長は
ホテルの一室で全裸の女子中学生を複数呼び出して
ベッドに集合させるらしい。
それで、その全裸女子中学生プールに
勇躍飛び込むかと思えば、そうではないらしい。
一言号令するのだ。『絡み合え!!』と…。
それを鑑賞するのが無上の喜びだという…。


スゲー。


もはや既存の性愛の向こう側に辿りついている。
ファクトベースでは、あるかないかはわからないが、
こういう世界があることを想像するのは楽しい。


いつか、ぼくも向ヶ丘遊園で遊ぶかも知れない。


がんばろう。


で、その下に行くと、存在が確認されている
タレント事務所と提携している高級出会い系クラブ、
高級ソープ、デリヘル、ヘルス、ピンサロ、
ビデオボックス、みたいな感じで
ヒエラルキーができていく。


さて、ここで気になるのが、最下層のピンサロである。
確認されているだけでも2000円で
二回転の店が発見されている。@大塚、巣鴨。
2000円で二回転ということは、一回転1000円である。
店との取り分を半々とすると、
女性のギャラは一回500円だ。一フェ○チオ500円だ。
資本主義社会においてこれはありなのかどうか。


一度、飲み会オール開けに罰ゲームで
後輩に行かせたことがある。朝8事頃。
残念ながらお店は営業していた。
さんざんごねつつも、観念して、
恐る恐る店に入っていった後輩は30分後、
晴れやかな顔をして店から出てきた。
感想を聞くと一言。


『これからはお母さんに優しくしようと思います。』


後で詳しく聞いたら、お母さんの友達みたいな人と、
患者さんみたいな人がサービスしてくれたらしい。


朝の8時から見知らぬ若者の
バベルを500円でしゃぶるお母さん…。
これだけ豊かになり、格差社会と言われつつも、
ライフスタイルの選択肢が豊富になっているこの国で、
彼女はどういう経緯、どういう理由で、
今に至っているのだろう。


考えても仕方がないことではあるのだが。


総書記です。


今日はキャバ嬢のインタビューの日。


ではあるが、ぼくにとってはもっと重要なことがある。


PRIDE、ついに全米上陸。


日本が生んだ最高峰のライブエンターテイメントコンテンツが
エンターテイメントの本場、
USAはラス・ベガスの観衆に御目見えするのだ。

PRIDEの本質は実はトップアスリートの肉体や技術ではない。
我々PRIDEファンが高いチケットを購入し、
さいたまスーパーアリーナまで足を運び、胸を震わせるのは、
選手たちの感情、生きざまを見届けるためなのだ。
彼らが、いかなる思いを持って、
いかなる濃密な時間を過ごして
リングに上がるのか、そして、
死闘のはてにいかなる喜びを味わい、
あるいはいかなる挫折を味わうことになるのか。
それを見届けるためなのだ。


誰よりも強くなりたい。


そんな原始的な、男の子の本能を、
笑っちゃうくらい大切にし続けた男たち。
それが格闘家だ。
本能を、どこかで諦めてしまったぼくたちは、
そんな男たちの覚悟を遠くから見届けるんだ。
自分が今でもどこかで男の子であることを、
確かめるために。


嗚呼。


話が長くなってしまったね。


ようは、PRIDEはけっこう浪速節なコンテンツなのだ。
選手に対する感情移入がその本質である。


だから、ドライな資本主義大国アメリカで、
PRIDEは受け入れられるのか。
一プオタ(PRIDEオタク)としては、心配だった。


しかし、杞憂に終わった。
アメリカ人大爆発!!
やっぱり、人間の感動のツボって
けっこう本質的なんだなぁ、と実感。


メイドインジャパンの
グローバルコンテンツプロデューサーを
志すぼくとしては、勇気づけられた。


この本もアメリカでも出してやりたいぜ。


ちなみに試合はメインのコールマンVSヒョードルが
煽り映像込みでコンテンツとして完璧。
アメリカの近代資本主義とロシアの幻想社会主義。
二十世紀の大いなる再検証。


果たしてリングの上に立ち上ったのは、
浅はかな人類が創りあげたイデオロギーなんかではなく、
神が人類に与えた大いなるギフト、愛だった。
試合後、社会主義国家の最終兵器に公開撲殺された
近代筋肉中年男性のもとに駆け寄る、コールマンの娘たち。


ぼくにはイマジンが聞こえた。


あるいは、カクテルバーのCM。


『愛だろ、愛。』


これがPRIDE。


たしかに現実は残酷だ。
それでも世界は美しい。
闘う価値がある。



以上大泉学園でのパブリックビューイングの感想。
格闘技通信に、ぼくちょっとだけ写ってるみたい。
早く格闘セレブな文化人として
インタビューを依頼されたい。

で、急いでキャバ嬢のインタビューに。


インタビューは約90分。


アンダーグラウンドな世界についてのお話に、
何度耳を疑ったことか。


大学一年次の最高月収が140万円って…。
そして今の預金残高が2300円って…。
何よりぼくの貯金残高が1100円って…。


休日は手数料210円だから、お金おろせないじゃん。


資本主義とは、自分が、幸せになるために、
他人を幸せにせざるを得ないシステムである。


ぼくは、こんなに幸せになりたいのに…。


さぁ、がんばろう。


タカオ、早く文字起こせ。
ジンくん、早く原稿仕上げろよ。


さぁ、行こう。


向ヶ丘遊園へ。


冒頭のことばは、レイモンドチャンドラーさんのことばです。


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