「先読み力」で人を動かす -14ページ目

「フラット化する世界」を生き抜く力(インド出張で感じたこと7)

インドシリーズ7回目です。

そろそろ終わろう、と思っているのですが、書きたいことが多すぎで・・。


でももう数回で終わる予定です。


※インドシリーズ

・1回目「フラット化する世界」はこちら

・2回目「世界標準の言葉とは?」はこちら

・3回目「世界標準の土俵とは?」はこちら

・4回目「競争社会のインド vs. ゆとり教育の日本 」はこちら

・5回目「世界の本場のコールセンターの雰囲気 」はこちら

・6回目「インド人の英語 」はこちら



今回まで、インド人は理科系に関して強く、算数も九九ではなく、30x30を5歳で習い始めている。英語でも絶対に勝てない。そのため日本人としてどこで戦うのか?という問いかけをしました。


私の意見の前に、今回はオススメの 『フラット化する世界(上・下)』 (トーマス・フリードマン著 伏見威蕃訳 日本経済新聞社)から抜粋・要約してお話します。



この本では下記の8つの定義でフラット化する世界で個人が生き残るために何をするべきか記載しています。



【フラット化する世界で個人が生き残るために担うべき役割】
・偉大な共同作業者・まとめ役
・偉大なシンセサイザー(合成役)
・偉大な説明役
・偉大な梃入れ役
・偉大なアダプター(適応者)
・グリーン・ピープル
・熱心なパーソナライザー
・偉大なローカライザー



日本語訳のせいで、分かりにくくなっている部分を考慮して、さらに、とっても分かりやすくするために、1つにまとめてみると、



日本より安くて、多岐に渡るスキルを持ったインド人や中国人などを活用することで、コストパフォーマンスという観点で梃入れし(レバレッジをきかし)、まとめ役、合成役としてその人たちをとりまとめて、日本国内の消費者、お客様に対して日本化して(ローカライズして)、その内容を分かりやすく魅力的に説明できる人



と言うことができます。

これだけで8つのすべてを網羅出来ているわけではないですが、このようなスキルが問われているわけです。

これを私の解釈によるスキルで列記していみると、



【フラット化する世界で日本人として生き残るために必要なスキル】
・異文化コミュニケーション能力(英語ではなく、異文化そのもも)
・マネジメント能力(プロジェクト的管理、人材管理)
・英語力(やはり英語はビジネスの基礎として必要)
・日本を知っていること(日本のマーケット、日本人の習慣など)



と、日本人を想定しても、このように言えるでしょう。


この本はアメリカ人が書いたため、アメリカでは、この定義はすべて正しいと思います。


しかし、日本人の強みを生かそうと思うと、これだけでは足りません。

日本のらしさを生かして、日本人としてどこで戦うのか??



最終回の次回にお話したいと思います。


続く。

インド人の英語(インド出張で感じたこと6)

インドシリーズ6回目です。

こんなにたくさん書く予定はなかったのですが、それくらい衝撃が強かったのでしょうか。。(笑)

今日は、コールセンターで働くインド人がどんな英語を話すか、です。


※インドシリーズ

・1回目「フラット化する世界」はこちら

・2回目「世界標準の言葉とは?」はこちら

・3回目「世界標準の土俵とは?」はこちら

・4回目「競争社会のインド vs. ゆとり教育の日本 」はこちら

・5回目「世界の本場のコールセンターの雰囲気 」はこちら



インド人の英語と聞いて、あのなまった聞き取りにくい英語を想像するのではないでしょうか?


結論から言うと世界のコールセンター(BPO)の世界ではそれは間違いです。


彼らが受ける電話は、英語が母国語のアメリカからだったり、カナダ、イギリス、オーストラリアなものです。日本でも、もしコールセンターに電話して、地方の訛った、聞き取りにくい言葉で対応されたら、イマイチだなー、と思うと思います。


同じようにアメリカ人でもイギリス人でも訛った英語で対応されたらイマイチに思うため、お客様様満足度を下げる、という結果になってしまうので、そのような人に電話対応はさせられません。


インドでは、コールセンターの仕事をやることになったら、発音を矯正するために発音トレーニングを受けるそうです。ここでアクセントを取るのですが、英語でもインドアクセントだけではなく、アメリカアクセント、イギリスアクセント、オーストラリアアクセントなどあります。びっくりしたのが、すべてのアクセントを取る、すなわち、どの国の人か分からないようにするそうです。


私が訪れたいくつものコールセンターで、英語で対応しているインド人のアクセントを聞いていたのですが、本当にどこの国の人かわかりませんでした。なんとも気着心地のいい、とても分かりやすい英語でした。あえて言うなら、カナダに移住して何年も経つイギリス人、という感じでしょうか?


ちなみに私がこの発音を矯正する発音トレーニングを受けても、あのインド人レベルにはなれないなーと思って聞いていました。発音の悪さだけではなく、そもそも小学校から英語で授業を受けているインド人と比べると、言い回しもイマイチですし、実は私は仕事でイギリスに仕事で3年間住んでいたときに1年以上、発音のトレーニングを受けました。結果として発音はあまり良くならなかったという実績があるからです・・・。かなし。


英語は話せますが、あそこで見たインド人には英語では絶対に勝てない、ということだけはわかりました。英語では勝負にならないなー、ということです。



彼らと同じ土俵では戦えません。



ではどこでどうやって戦うのか?


続く。


続きはこちら


「先読み力」の鍛え方21 ~リーダーの仕事でリーダーの視点に立つ~

 □質問□

 「メンバーが自分の仕事しか見ておらず、他のメンバーが
  何をやっているか全然把握してくれません。
  そのため、隙間の仕事を誰もやらなかったり、逆に2人の
  人が同じ仕事をしたりして、チームとして効率的ではありません。

  もちろんそれをうまくコントロールするのがリーダーの
  私の仕事でしょうが、何かいい方法はありませんか?」


 □アドバイス□

 「確かにありますよね。
  それぞれのメンバーの人たちは、自分の仕事にしか集中せず、
  その結果、無駄が発生するということ。

  たまにはメンバー間で調整してよ、と思うこと。

  そこでオススメしたいのは、

  リーダーの仕事をメンバーにお願いしてみる、ことです。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  具体的には、前回、前々回使ったスケジュールを実際に作って
  もらうことでもいいでしょう。

  スケジュールのように全体を俯瞰(ふかん)する資料を
  作ることによって、メンバーがリーダーの視点に立つことが
  出来ます。

  メンバーには、そんなこと高度で複雑なことは出来ない、
  と思うかもしれませんが作ることが目的ではなく、リーダーの
  視点に立つことが目的なので、一緒に作ればいいでしょう。


  ただし、お願いする時のポイントは、目的を伝えることです。
  つまり、「この仕事でリーダーの視点を学んでほしい」と
  ちゃんと伝えることです。

  多くの人は学び、成長したいと思っているので、
  伝えることでモチベーションがあがります。

  また、優秀な人ほど喜んでチャレンジしてくれるでしょう。

  さらにそんなメンバーは以外に難しいことも出来てしまうものです。
  今までやってもらってなかっただけかもしれません。


  これを仕組みに落とし込んだものが拙著「先読み力で人を動かす」
  で紹介したチームで行う3週間スケジュールです。

  これは、3週間先の主要な仕事、締め切り、などを調べて
  メンバーが発表する、というものです。
  (これはとてもパワフルです)


  メンバーに依頼する内容はスケジュール作成でなくてもいいです。
  チームのミーティングのアレンジでもいいでしょう。

  私のチームの定例ミーティングはメンバー持ち回りで、
  その人がすべてを決める権限と共にアレンジしてもらっています。
  ミーティングでは何をやってもいい、ということになっています。

  メンバーもすべてを任されることで、やる気になり
  私もその仕事から解放される、という好循環を作っています。

  まずは、リーダーの仕事を任せて、俯瞰する機会を作って
  みませんか?
 
  そうすることで、メンバーの人もリーダーの視点を持って
  他のメンバーの仕事が見えてくるでしょう。」
  
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世界の本場のコールセンターの雰囲気(インド出張で感じたこと5)

インドシリーズ5回目です。


今回は、せっかくなので、私が見たBPOのコールセンターに関してどんな雰囲気だったのかお話します。


※インドシリーズ

・1回目「フラット化する世界」はこちら

・2回目「世界標準の言葉とは?」はこちら

・3回目「世界標準の土俵とは?」はこちら

・4回目「競争社会のインド vs. ゆとり教育の日本 」はこちら




いくつか見たコールセンターの1つにアメリカの最大手の銀行がありました。


中に入ると、そこはまるでアメリカでした。
アメリカの国旗が掲げられていたり、ちょうどその日、新しいサービスが開始されたらしく、その周辺には風船がたくさん掲げられ、いわゆるアメリカっぽい雰囲気でした。


その部屋には300人が席を並べて、全員電話で会話していて、活気があります。
その部屋には300人ほどでしたが、インドでは停電が多いため、1つの場所で業務が出来なくなっても継続できるようにするために、1つの銀行でも複数拠点にオフィスを持っています。


この銀行も同じで、私が行ったデリーだけでも、3ヶ所にあります。
その合計の人数はなんと1000人を超えるそうです。


そこでの業務は、クレジットカードで支払いが遅れている人に対する督促を電話でするというものなのですが、壁にはより多くの督促を成功させた人がランク付けされたものが張り出されていたり、刻一刻と督促の成功状況が表示されていました。


ちなみにインド人がアメリカ人でクレジットカードで支払いできていない人に対して督促しているわけです。冷静に考えてみるとちょっと不思議な光景です。


多くのインド人がアメリカ人と英語で会話している訳ですが、インド人の英語と聞いて、あのなまった聞き取りにくい英語を想像するのではないでしょうか?


結論から言うと世界のコールセンターの世界ではそれは間違いです。



では、どんな英語を話すのでしょうか?

これは想像できないと思います。



続きは次回。


続きはこちら



「先読み力」で人を動かす、8刷(増刷7回目)しました!

インドシリーズ中でしたが、ちょっとブレークです。


久しぶりの拙著に関するご報告です。

「先読み力」で人を動かす 』、が8刷(増刷7回目)しました!


もう出版して半年経ち、書店でもさすがに平積みしてくれるところも少なくなってきていたので、さすがにびっくりしました・・。


半年も経ってまだ増刷するということは、本当に多くの方に購入していただいているということだと思います。

本当にありがとうございます。


韓国版、台湾版の発売が決まり、そして8月末にはムックにまでなってくれて本当に感謝以外の何ものでもありません。。(涙)


これがきっかけで「プロアクティブ」という言葉がビジネスの世界で普通に使われる言葉になればなーと思っています。


感謝を込めて。