たか坊のブログ -21ページ目

たか坊のブログ

スクリーン印刷の資材・機械を販売している商社を経営しています。

日々の日報を兼ねた記事をUPしています。

今年は日本ハムファイターズが早くもシーズンを終えてしまったので、気兼ねなく残業していますガーン

あぁ・・・さびしい。



ブログのネタが無いと嘆いているあなた・・・あ、私だガーン


ふと気付いたのですが、毎日寄せられる質問や相談の内容をここに書けばいいぢゃん、ってガーン
1人がお悩みになられている事は、他にも同じお悩みを抱えられている方がいるかもですし。


と言う訳で、本日寄せられた御相談の中から1つ。

「○○のインクを使っているのですが、プラスチゾルインクはメーカーによって良し悪しって有るんでかはてなマーク


そんな風にお聞きになられると言う事はと思ってガーンこうお応えしました。

「まがいなりにも商品ですから、劣化したものでない限り、このインクはダメで、こっちのインクは良い、という事は有りませんよ」


ついでに「販売店の中には、自社が扱っていない物を悪く言う事もあるのかもしれませんし、自社が扱っているインクが一番良いなどと言う方がいらっしゃるかもしれませんが、それは売りたいがための言葉です(笑)」

プラスチゾルインクはメーカーや、同じメーカの中でもインクの種類によって様々な特性の違いが在ります。

単純にインクの粘度だけ見ても、A社のものは非常に柔らかいけどB社のものは硬めだという風に違いが在りますが、
単純に柔らかければ良いというものでもないです。

インクが柔らかければ、比較的スクリーンメッシュを透過しやすいので、比較的腕力のない女性の方が刷っても楽です。逆に硬いインクを女性が扱うと結構大変な場合があったりします。
この1面だけをみると、柔らかいインクはとても良いインクに思われますが、別の観点からも見てみましょう。

鹿の子織りのポロシャツに、とっても細かい柄の印刷をしようとすると、今度は硬いインクの方が良い事が解ります。
インクが柔らかいと、インクが透過しやすいという事は、逆に言えば「透過しすぎる」こともある訳で、細かい柄のエッジがぼやけたりします。

わが社では3種類のメーカーのプラスチゾルインクを扱っていますが、それぞれ代表的なインクの粘度は様々に違います。なんで複数種類扱っているのかというと、どのインクメーカーにも良い点が在るからで、プリントなさる方の特性に合わせて選定できるようにしています。

けっして悪いインクなんか無いので安心してお使い下さい。


スタンスのホームページ
事務所のストーブを稼働し始めました。
つい最近まで「暑いあつい」とのたまわっていたのに、やっぱり北海道は寒いガーン

プラスチゾルインクの極少量の試験販売を開始しましたニコニコ

従来水性バインダーは最小単位として「MINIシリーズ 」(400・500g)を御用意
していましたが、プラスチゾルインク は最小が1クゥオート(約900cc)でした。

水性バインダーからプラスチゾルインクに切り替えてみたいという方、他のメーカーのプ
ラスチゾルインクと使い比べてみたいという方には少し、量が多かったのかもしれません。

そこで今回は150g入り で、あくまで試験的に販売する事にしました。試験的ですので、
全ての色をご用意している訳ではありません。


たか坊のブログ-150gプラスチゾル


ショッピングカート に「在庫あり」の物しかご用意していません。
「次回入荷をお待ち下さい」となっている商品に関しまして「いつ入りますか?」という
ご質問はご容赦下さいねガーン



で、商品の宣伝だけでは面白くないでしょ?ガーン

と言う訳で、良くあるご質問を

「インク(の量)はどのくらい必要ですか?」
とかお聞きになられる方が多いのですが、せめて大きさを教えてねガーン

ちなみに
「A4位の柄を20枚位印刷したいんですけど、どの量のインクを買ったら良いでしょう
か?」
という御質問。

こちらとしては
「A4って言ってもベタなの?」とか
「どんな版を使うの?」とか
「どんな乾燥方法をするの?」とか色々解らない訳ですガーン

スクリーンのメッシュによって、糸の径が違いますので、当然1度プリントした時の透過
体積が違います。そして、感光乳剤をコーティングして直接法で版を作った場合には、ス
クリーンの厚み+感光剤の厚みになるので、塗り方によって透過体積が変わります。

#120メッシュでA4サイズのベタを印刷すると、普通一度のスキージングで2gほど
のインクが透過する計算になりますでしょうかね。

でも、スキージングを1度の訳はないと思うので、そこは何倍かかかりますね。

あと、忘れてはいけないのは、シルクスクリーンプリントは、ぎりぎりのインク量では、
最後の数枚がプリントできなくなってしまうという事です。
印刷柄の最大幅によって変わりますが。

昨日夕方、突然インターネットの回線が切れましたガーン

私の事務椅子で長年にわたって踏みつけ続けたため、実際にちょん切れたようですガーン


と言う訳で、休日でしたが出社して、業者の方に来て頂いたら1時間もかからないうちにつながりましてガーン




先日、初めての方からお問い合わせ頂いて、改めて思ったのですが。

ネットの威力ってすごいなガーン


お問い合わせ頂くのは、もともとプリントを生業とされている方が多いのですが、趣味でプリントされている方からもお電話を頂きます。そして、最近とっても多いのは、初めてこれからお仕事したいと言う方。

で、そう言う方に聞いてみると、多かれ少なかれ

「ネットで動画を見たら簡単そうだった(俺にもできそう、みたいな)」

というのがとっても多いのですガーン

私も時々見るんですが、確かに簡単そうに見えるガーン


特に、シルクスクリーンの材料や機械を販売する会社の動画はガーン


まず、シルクスクリーン印刷は他の印刷業に比べると、機械の値段が格段に安いので、初期投資はあまりかからない方なのです。
でもね「あまり」ですからガーン


そして、昨日まで何もやった事のない方が、今日、版とスキージとインクを用意して「ハイできました!」とはなりません。

商売に関わらず、何事もそうでしょうが、少なくとも「頑張って続けよう!」みたいな気持がなくちゃだめでガーン
少しやってみたら全然できなかった。全然ボロイ商売じゃないじゃん!
って思う位なら最初から無理ガーン


確かに、シルクスクリーン人口が増えた方が、弊社の様な資材屋には良い事なんですがガーン
世の中そんなに甘くないって事は解った方が良いと思う。

但し、頑張っている方々はいつまでも応援し続けたいよね。と言うか、「一緒に」勉強して頑張っていたきいよね。


なんか、青春っぽくなってまいりましたがガーン


まずはご覧になった動画が

「(機械とかインクとかを)売りたいが為に作った動画」

なのか

または

「この人は(動画をupした方)ほんとうにどこまでシルクスクリーン印刷の事を解っているのか」

を見極めましょうねガーン
って、とっても難しいけどガーン


スタンスのホームページ
電話やeメールでお問い合わせが在る中で、結構多いご質問がある。

「バインダーってなんですか?」とか

「赤いインクどれですか?」とか


弊社はシルクスクリーン印刷の資材・機材を販売する会社ですので、シルクスクリーン印刷に関するものでしたら、なんでも扱っていますニコニコ
ホームページや、ブログ等ではほとんど繊維製品の事に関してしか書いていないですがガーン

繊維以外に刷るインクは、ほとんどが「白・黒・赤~(色名はメーカーによって違います)」という様に、既に「そのまま印刷可能な状態」のインクに出来上がっています。
そして、市販されている「○○くん」のインクも、同じようになっています。

なので、一般の個人の方にはとっても解りずらいのだと思うのですが「バインダーに顔料を入れてインクを作って下さい」という仕組みでできているのが、弊社で販売している形態なのですガーン

「なんでそんな面倒くさい仕組みにしてるの?」と聞かれる方が時々いらっしゃいます。


ズバリ言うと

「水性バインダー、いわゆるこれは接着する為の糊の部分ですが、これに顔料を加えるとその時点から、接着力が落ちていく速度が速まってしまうのです」

という事なのです。
でも、決して「そもそも」接着力が弱い糊ではありませんガーン

普通、物はほうっておいても劣化しますガーン微かにかすかに。

そこに顔料、すなわち性質の異なる物を入れると、その物質にくっつこうとします。当然ですガーン
物質がくっつくのは、物理的接着・化学的接着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ながながなりそうになるので要点だけにしとこガーン


という訳でガーンなるべくインクの接着力を良く、そして乾燥した後に仕上がりが柔らかくなるように、糊の部分(バインダー)と色の部分(顔料)を分けて販売しております。


で、ここからが今日の本題(ここからかい!ビックリマーク


でもねぇ・・・・・・
色を調整するってとっても難しくないはてなマーク
私には無理ですガーン

「水性バインダーのどれに、顔料の名色と何色を混ぜれば黒いTシャツにこの色でできあがるのはてなマーク

と悩まれる事でしょうガーン


そこで「パントーンカラー」のうち100種(厳密には100種以上)を作るための、水性バインダーと顔料の調合表(PDF)をご用意いたしました。音譜


たか坊のブログ-色が作れる

本当は、100種だけでなくほとんどの色を作る事が出来るのですが、インク1Kgを作るのに0.01gの顔料を入れなくちゃならないって言う場合がガーンなので100種にしてあります。

ショッピングカートで会員登録をしていただくと、この調合表をダウンロードして頂けるような仕組みにしました。
あ・・・・・・・ダウンロードの仕方の説明が不親切な事に今頃気づきましたガーン


ちなみに、既に弊社からオールマイティーバインダー、顔料をお求めいただいている方も、ダウンロードパスワードを発行させて頂きますニコニコ


オールマイティーバインダーのページ
水性顔料Pシリーズのページ

お客様のご要望により特注で作ったエマルジョンコーターですニコニコ


たか坊のブログ-ステンレスバケット


今日はいきなり本題から入ってみました。

エマルジョンコーター。別名ステンレスバケットですが、何故ステンレス製かと言うと、エマルジョン(感光乳剤)による腐食が少ないから。
そして、硬い材質なので変形が少ないからですニコニコ


ただし、このエマルジョンコーターを既製品で探すと当然の事の様に5cm刻みでしか無かったりします。
小さいのは3cmとか5cmとか6cmなど有るんですが。


で、問題は次の写真です。



たか坊のブログ-ステンレスバケット2


これは、メーカー既製品の上に、弊社特注のコーターを裏返ししてかぶせたものですが、拡大して見てみると良く解りますが、僅かに見えている下のコーターのステンレスが、僅かに湾曲していますガーン

この部分、感光乳剤を塗布する際に、直接スクリーンメッシュに接する部分です。

まんなかが膨らんでいるという事は、その部分はより強くスクリーンメッシュが押される。

はい。

スクリーンメッシュの中央付近になれななるほど、塗布されている量、すなわち乳剤膜厚が薄くなってしまうガーン
結果、インクの膜厚も薄くなる。そして色の濃淡ができるショック!

これは、粘度の低いインクを使って、よりべた面積が大きい柄を印刷した際には影響が出てきますねショック!


これはお客様から、特注で作ってほしいと言われてから気づいた事ですガーン
また一つ勉強になりました。