わたし物語 バックナンバーはこちらから。

 

わたし物語①〜生まれてから〜

 

 

わたし物語②〜幼少期〜

 

 

わたし物語③〜小学生時代〜

 

 

わたし物語④〜中学時代・部活編〜

 

 

わたし物語⑤〜中学時代・勉強編〜

 

 

わたし物語⑥〜高校時代〜

 

 

わたし物語⑦〜大学時代〜

 

 

わたし物語⑧〜新卒教師時代〜

 

 

 

わたし物語⑨〜旦那さんとの出会い・結婚〜

 

 

わたし物語⑩〜旦那さんの影を知る

 

 

久しぶりのわたし物語。

 

 

今日は、わたしの影の部分について書いてみようと思い立ちました。

 

 

きっかけはこちらの漫画。

 

 

 

 

 

4巻までは2年前くらいに読んだことがありました。

 

数ヶ月前に、中二の娘がこの漫画にハマり、8巻まで買ったものの、

 

わたしはまだ5巻以降を読んでいませんでした。

 

 

最近、この漫画を読んでいたら、

 

わたしが中絶した時のことが、

 

今までとは違う感覚で思い出されたことに驚いて、

 

この記事を書いています。

 

 

わたしは、旦那さんと付き合って約半年の間に2回、中絶手術を経験しました。

 

わたしは、付き合って初めてのその時に


妊娠となり、

 

めちゃくちゃびっくりしました。

 

 

 

 

生理が来なくて、検査薬で陽性が出た時、

 

もう、本当にショックでした。

 

 

当時は教師になってまだ半年。

 

 

教師としての夢もあったし、

 

付き合いたての旦那さんと、

 

結婚は決断できないと思っていたので、

 

産まないことを選択をしました。

 

 

初めての経験に、


中絶って犯罪なのかな?とかドキドキしながら

 

近くの産婦人科を受診し、

 

相談すると

 

「うちでは中絶手術はできません」

 

ときっぱり断られてしまいました。

 

 

途方に暮れそうになった時に、

 

ある知り合いの女性が、

 

中絶した話をしてくれたことを思い出しました。

 

 

彼女に連絡をして事情を説明し、病院を紹介してもらったのでした。

 

 

病院へ行ってみると、

 

老夫婦2人だけで運営している様子でした。

 

料金は、実費で10万円くらいだったと思います。

 

 

費用は旦那さんに払ってもらいました。

 

 

病院へ行くと、その日のうちに手術をしてくれたような記憶があります。

 

 

処置台に乗って、横になると

 

全身麻酔を打たれました。

 

 

眠りから覚めると、手術は終わっていて、

 

多少、フラフラしながらも、歩くことはできました。

 

 

お礼を伝えて、罪悪感を抱えながら病院を後にしました。

 

 

2回目の中絶はこの約半年後でした。

 

 

わたしが、旦那さんに避妊してほしい!


とビシッと言えないことが

 

自分でもダメなことだとはわかりつつ、

 

やっぱりどこかで、


旦那さんのせいにしていました。

 

 

罪悪感はさらに募るばかり…

 

 

 

でも、仕事のためには、仕方がないんだ!


と忘れようとしていました。

 

 

そして、その半年後にまた、


3回目の妊娠をしました。

 

 

もう、3度目の正直というか、なんというか、

 

教師も2年目の後半だったので、

 

「これ以上中絶は嫌だ。産むしかない。」

 

と腹が決まりました。

 

 

旦那さんが心の支えにもなっていたし、

 

色々あるけれど、結婚しようと


決めることがてきました。

 

 


出産、子育ての素晴らしさと大変さを知り、

 

数年後、次男の育児休業中にこの本を読みました。

 

 

 

 

この本の中には、死産とは違い、中絶が魂を傷つけることについて説明が書かれていました。

 

 

わたしは、この本を読んで改めて、中絶がわたしにとってとても深い傷になっていることを自覚しました。

 

 

中絶をなかったことにするのではなく、ちゃんと向き合おうと思い、

 

本に書かれているワークをしたり、

 

2人の身代わりになる置き物を買って、

 

話しかけたりしました。

 

 

 

このことによって、少し傷は癒されたものの、

 

中絶をしたことは、


わたしの罪悪感の根っこに


深く刻まれたままでした。

 

 

 

 

 

それから数年後の今。


透明なゆりかごを読むことで、

 

この中絶の傷がだいぶ癒されていたことに


気がつきました。

 

 

この漫画の中では、

 

(実際に産婦人科でバイトをしていた作者が見た事実をもとに描かれています)

 

一般的な幸せなお産とはかけ離れた、

 

様々な事情のあるお産が取り上げられています。

 

 

中絶や、


産んでも育てることができず養子に出すケース、

 

産んですぐに病気になってしまう赤ちゃん、


産後ハイ、産後鬱、

 

夫婦の問題、父性の問題などなど、

 

なかなか知ることのできない


ハードなお産について描かれています。

 

 

そんなハードなお産の中にも、

 

マイナスばかりではなく

 

プラスもあることや

 

命に対して向き合う際に

 

大切にしたいことを

 

学ぶことができる漫画です。

 

 

 

 

わたしは、この漫画を読み、

 

これまで自分が中絶を選んだことが、

 

本当に間違ったことだと悔いていましたが…

 

 

 

 


 

でも、実は、

 

 

その選択のおかげで

 

 

今の4人の子どもと一緒に暮らすことができていることや、

 

 

長女を産む決断ができたこと、

 

 

命と魂のつながりを学ぶことができたことに

 

 

気づくことができました。

 

 

 

 

この感覚は、


今まで持つことができない感覚だったので、

 

何だか嬉しくて、安心しました。

 

 

 

中絶から得たものもあったということ。

 

 

 

きっと、中絶を経験した人は、

 

その経験を語ることを嫌がる人が多いと思います。

 

 

 

それくらい、自分の魂が傷つくことだから。

 

 

 

だけど、こうやって言葉にしていくことで、

 

何か、また、自分にとって前に進めるかもしれない

 

と思い、書いてみています。

 


読みにくかったら、すみません。

 

 

まだ、完全に傷が癒えた訳ではないけれど、

 

そんな自分もいいなーと思うのです。

 

 

中二の長女はこの漫画を読み、

 

助産師になることを決めたようでした。

 

 

それもまた、嬉しい出来事です。

 

 

長文を読んでくださり、ありがとうございます。

 

 



 中絶のおかげで、今の大切な家族があること、


忘れずにいたいです。

 

 

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