■池江泰寿厩舎
 東京11R 
  △ワールドエース
 京都10R
  △ルナフォンターナ


■角居勝彦厩舎
 東京11R
  ×エアソミュール


■藤原英昭厩舎
 京都4R
  △エイシンライアン



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印は各調教師のメモを参考に設定

◎:単勝に妙味があって買える馬
○:条件はいいが、買えるまではいかない
△:いい条件に該当していないが、悪い条件にも該当していない
×:悪い条件に該当している
■Ⅰ.芝

◯福永騎手への乗り替わりが勝負◯

★理由★
不明。繋がりもわからなかったし、開業当初から優秀だったわけではない。
ということでいつ途切れるかわからないが、ここ2年は無条件で買うだけでも単勝回収率が100円をこえている。

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◯外人騎手の使いどころが特殊◯
・上位人気になると勝率が低い
・買いたくなくなる要素がある馬で強い

★理由★
外人騎手を重視しておらず、勝つ時は人気が落ちたわけアリ馬が多い。
重視しない理由は分からないが、1つ可能性としてあるのは、馬術部出身であるということ。
他の馬術部あがりの戸田調教師や久保田調教師らも、外人騎手での勝率はかなり低かった。
馬術はオリンピック競技でもあり、日本が世界と戦う場なので、日本人としての誇りがあるのかもしれない。

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◯適性を確認した上で最高の仕上げをする◯
・未勝利戦
・優先出走権あり
・中1週
※ダートも該当

★理由★
藤原厩舎は勝率を重視している厩舎。負けないことがモットーなので、無謀な挑戦はせず慎重に行くタイプなのだろう。
未勝利勝ち25回のうち、中1週での勝利が11回。そのうち10回が、優先出走権ありのレースだった。

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◯500万以上は好走後の休み明け◯
・500万下以上のレース
・前走と同じクラス
・前走5着以内
・6週以上の休み明け
・乗り替わりだとさらに◯

★理由★
500万クラス以上の馬は、すでに1勝以上している馬。どこに適正があるかは分かっているはず。
それが同クラスで好走したのだから、次は得意条件で必ず勝つ!は自然の流れ。
得意条件を狙うために休ませているに違いない。

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◯新馬デビューは勝てるところを確実に◯
・夏冬の成績がいい
・ダート血統の馬は勝てていない
・セレクトセール出身は6戦4勝

★理由★
まず考えるべきは勝率を重視する厩舎ということ。秋の新馬戦が一番高レベルなのは明白で、そこを少しズラして勝ちにきているのだろう。
ダート血統の馬は芝では負けてダートで勝利を収めている。馬主の意向で使っただけだろう。
セレクトセール出身馬はそこそこ高額で期待されている馬が多いので、新馬戦を勝ちにいっている。


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■Ⅱ.ダート

◯夏競馬の成績がガクッと落ちている◯
・2012年:39戦9勝
・2013年:29戦0勝

★理由★
勝てなくなったと見るより、力を入れなくなったという見方が妥当。
2012年に比べてダート出走数自体が減少しており、その代わりに芝レースの勝利数が増えている。
2013年から芝馬の委託が増えたと考えられ、その影響でダートでの成績が落ちるようになった。

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◯中距離から短距離へ◯
・2012年:ダ1700m~ダ1800m->19勝中17勝
・2013年:ダ1200m~ダ1400m->10勝中7勝

★理由★
馬質の変化による。
2012年はディープインパクトやスペシャルウィーク産駒でダートに勝っていたので、長い距離に適正があった。2013年はスウェプトオーヴァーボードやSmartStrikeなど、生粋のダート血統の馬にシフトされていて、短い距離での勝利が増えていた。


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■Ⅲ.馬主

◯金子真人ホールディングス◯
・人気にならないと勝てない

★理由★
池江厩舎の時と同じ理屈。
有名な馬主に優秀な調教師。これで人気にならないのは何か不利益な問題があるからにほかならない。


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■Ⅳ.全体として

◯現4歳世代(2010年産)が転機◯

現4歳世代から、ダート出走率がガクっと落ちている。
これは、彼らが入厩する直前の2011年、日本ダービーを勝ったからである。

それより芝の期待馬の入厩が増えるようになった。
昨年はクラシックこそ出走できなかったが、秋華賞3着など厩舎の意地を見せていた。

今後も注目していきたい厩舎である。


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■Ⅰ.芝

◯身元を預かる外人への乗り替わりが勝負◯

★理由★
積極的に身元引取調教師を名乗り出ており、自らが身元を預かる騎手には手厚くサポートをしている。一方、身元を引き取っていない外人騎手への勝負は少ない。
例外は2012年1月のルメール騎手。

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◯短距離は苦手◯

★理由★
クラシックを目指す馬を依頼されることが多いから。
2012年以降、1600m以下のレースは計7勝、うち4勝が新馬戦。
エキストラエンドの京都金杯は、およそ1年ぶりの芝1600mの勝利だった!

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◯10倍を超える単勝オッズでの勝利はわずか◯

★理由★
誰もが知っている一流厩舎であり、ブログを開設するなど情報もオープンにする厩舎。
ゆえに気配が人気に反映されやすい。

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◯期待の新馬は秋にデビュー◯

★理由★
秋の新馬戦が一番注目される。期待されている競走馬が多いのだから、注目される時期を狙うのは必然。

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◯特別戦で破格の成績◯
Ⅰ.前走が平場
Ⅱ.前走で0.3秒以上つけて勝利
Ⅲ.前走から距離短縮で、今回が非根幹距離(継続騎乗を除く)
どれか1つに当てはまると好成績

★理由★
特別戦に強いのは、人気厩舎だから。目立つレースで勝ってアピールすることは使命でもある。

Ⅱは憶測だが、状態を維持する調整が得意なのではないか。
休まず続けて連勝パターンが多い。

Ⅲの理由は分からないが、距離短縮の仕上げノウハウがあることは確か。
前走中団のままで負けた馬が多いので、長い距離で道中我慢させる競馬をし、距離を短縮して突き抜けるという考え方?

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■Ⅱ.ダート

◯ダート替わりの未勝利戦が優秀◯
・牡馬
・2歳でデビューした馬

★理由★
クラシックを狙える時期にデビューしているので、ダート適正があっても最初は芝。「やっぱりダート馬だよね」でダートに使って快勝。
3歳デビュー馬はクラシックを狙うわけではないので、適性を見て使っている。そのため、ダート替わりでは勝てていない。

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◯裏開催の特別レースが優秀◯
・前走表開催に出走していた馬
・前走ある程度人気していた馬
・前走ある程度の上り順位を記録していた馬
・500万下~1000万下

★理由★
表開催では特別レースが少ない条件。裏開催特別の方が賞金が高いし、メンバーも弱くなるので、お金稼ぎに遠征している。
1000万条件は8着以下がないという徹底ぶり。


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■Ⅲ.馬主

◯ラッキーフィールド◯
・3月に強い

★理由★
不明。なぜか3月には3頭で4勝していた。
理由が分からないので信憑性は低いが、今年も注目?

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◯山本オーナー系はダート◯

★理由★
こちらも不明。
だが、東京HR・山本英俊氏の馬共に、ダートで勝ち鞍を重ねていた。

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■Ⅳ.全体として

◯個人馬主に夢のある競馬ライフを◯

2歳には芝を使い、ダメならダートで勝ちあがらせる。
中央開催でそこそこ走って、裏開催でしっかり稼ぐ。
注目されやすい特別戦で力を出し切る。

夢を追いかけつつ、稼ぐポイントは抑える。
馬が集まるのも納得の厩舎だった。

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東京芝1600mで行われる1000万下条件
今開催唯一の条件でもある

★1.唯一の条件

東京芝1600mと、最もオーソドックスな条件なのに、今開催では1レースのみ。
1400mや1800m、2000mのレースは開催終盤にあるので、予想される構図はこんな感じ。

・1600mで勝負する馬VS東京得意でもう1レース使いたい馬

ちなみに昨年の同じレースの上位馬は・・・

■1着馬(8人)
 前走距離:中山ダ1200m
 前走着順:13人15着
 当該実績:1-1-1-1

■2着馬(3人)
 前走距離:中山芝1600m
 前走着順:2人2着
 当該実績:1-0-0-1

■3着馬(4人)
 前走距離:新潟芝1600m
 前走着順: 1人1着
 当該実績:0-1-0-1

■8着馬(1人)
 前走距離:東京芝1600m
 前走着順: 5人2着
 当該実績:1-1-0-0

■10着馬(2人)
 前走距離:東京芝1600m
 前走着順: 4人4着
 当該実績:0-0-0-1

勝利実績のある馬のワンツー。
しかし、人気馬2頭も距離実績があったが、惨敗。
芝1600mを得意とする馬を買うだけでいいわけではないようだ。

調べてみると、この2頭と上位馬の違いは、「間隔」だった。

上位馬は中山を2回叩いて叩き3戦目。
人気馬は秋の東京を使った後の休み明け初戦。

1人の馬は次走も東京コースを使っていたので、もう1回東京で走らせることを念頭においた軽い仕上げだったということだろう。

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★2.今年の注目馬は?

■A.バシレウス
 前走距離:中山芝1800m
 前走着順: 9人13着
 当該実績:1-0-1-1

■B.ショウナンラムジ
 前走距離:京都芝1600m
 前走着順: 9人13着
 当該実績:1-1-0-3

東京芝1600mの勝ち馬は4頭いたが、昨年の惨敗パターンが2頭いたので、残りの2頭をピックアップ。

Aは前走3年ぶりで叩き2戦目。戦績を見ても、前走が叩き台だったのは明らか。
Bは休み明けだが、東京が久しぶり。相性のいいコースに久しぶりに出てくるので。

■Ⅰ.芝

◯京都・小倉・新潟が優秀◯

★理由★
共通するのは坂のないコース。
厩舎の方針として、スピードを活かす調教を行っているのかも。
※京都と阪神で出走数はほぼ同じだった

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◯平坦コースの新馬戦が優秀◯

★理由★
調教が一番影響するのは新馬戦。
スピードを活かす調教が最も機能しているレース。

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◯京都の芝は休み明け初戦が優秀◯
・前走別場所
・前走人気で着外or前走条件があわなかった

★理由★
京都以外で適性が合わずに負けていた馬。
得意の京都コースで立て直してきている。


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◯阪神の場合、継続騎乗が優秀◯

★理由★
騎手の進言によるところが大きい。
平坦向きの調教をしていても、騎手が「阪神でやれます」と言ったら阪神使うし、騎手も不甲斐ない成績は残せない。

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■Ⅱ.ダート

◯明け3戦目以降の成績が優秀◯

★理由★
ダート戦線は上級条件になるほどレースが少なく、お金を稼ぎづらい。
すぐに勝ち上がると出せるレースがなくなるので、使いながら仕上げている。


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■Ⅲ.馬主

◯島川隆哉氏◯
・京都の成績が優秀
・秋冬の成績が優秀

★理由★
不明。
出身は青森県だし、職場は宮城県。
京都や秋冬に力を入れている理由は見つけられなかった。

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◯金子真人ホールディングス◯
・日本人騎手
・自身のダービー馬の子供
・ノーザンファーム
・人気が見込まれる馬

★理由★
金子真人氏は義理堅いことで有名らしく、その影響か外国人騎手の成績が悪かった。
他では、思い入れのある血統の方が成績がいいのも納得。
厩舎・馬主とも有名な分、強い馬はすぐバレるから、人気にならない馬は力が足りない模様。

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■Ⅳ.全体として

◯高額馬を預けるならココ!◯

とにかく芝、そして牡馬。
王道路線を進む馬の仕上げなら、右に出るものはいない。

高い賞金を稼ぐための厩舎で、活躍馬にも高額落札馬がずらり。
セレブご用達の厩舎といえる。


そんな中、藤田孟司氏をはじめとする藤田姓の馬主の方のみ、ダートの成績が良い。
調べたがなぜなのかは分からず・・・。
理由を知っている方がいましたら、どなたか教えてください。



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